出張続きで、このところ頑張ってきた更新が2日も途絶えてしまった…済みません。(^^;)
さて今日は、スカラベオへのオプションパーツ追加のため、いつものお店へ。
パーツ取り付けの時間を利用して、前から「ぜひ一度は…」と思っていたバイクに試乗することができた。
トップ写真でお分かりの通り、ソイツはトライアンフの超弩級クルーザー「ロケット・スリー」。
直列3気筒の心臓は、排気量なんと2300cc。
わが家のR2の3倍にも達しようかという巨大さだ。
脚を前方に投げ出すライポジの経験は少ないので、まず自分の足にステップの位置を覚えさせるのに一苦労する。
とは言えそれさえ掴んでしまえば、野太いトルクで発進はラクラク。
ただしそれも右手をミリ単位で操作しての話。
いつもの愛車のつもりで、少しでもラフに右手を動かそうものなら、それは壮絶な光景が眼前に繰り広げられることになる。
……空間が、歪んでく……
このバイクの力を文章で表現するのは難しい。
トルク、とカタカナで書けばその瞬間にニュアンスがずれてきてしまう。
「捻力」(ひねり-ぢから)とでも書き表したくなるほどに、その力は巨人の腕が何物かを捻り上げる様を思わせる。
不用意にスロットルを開けると、強大なパワーを伝えるドライブシャフトの反作用で、車体は大きく右へとうねる。
頭で理解しているシャフトドライブのクセについての知識をあざ笑うかのように、その挙動は抗いようのない力を感じさせる。
普通に考えればネガとも言えるそんな特性も、このバイクのキャラクターにあっては、むしろ神々しいもののように思わされるから不思議だ。
豪快な加速を「背中を蹴飛ばされるような」と表現する例があるけれども、それもまた、ロケット・スリーには似つかわしくない。
敢えて言うなら「はるか彼方の巨人の腕に「ぐいっ」とたぐり寄せられるような」といったところだろうか。
ともかくこのバイクの「体験」は当分頭を離れそうにない。
試乗途中で燃料残量警告灯が点灯したのでガス屋に立ち寄ったのだが、スタンドの兄ちゃんたちが色めき立って駆け寄ってきた。他のお客さんそっちのけである。
このバイクは、ただそれを目撃しただけの人にも強烈な印象を残していく。
バイクを越えたただただ圧倒的な「存在」。それがロケット・スリーなのだ。
コイツが欲しいかって? 財布もハートも、もっともっとそれに相応しくならないと、ね。(^^;)
※追記※
このバイク、ブログ友達のちゃのうさん風に言うと「神州舟3号」とでも呼ぶべきなんでしょうかねぇ。(^^;)
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物凄く羨ましいです!!
自分が速度3号を買ったショップでは、やっと1号機を納車したばかりで、試乗車なんて入ってくる予定もないのに!
と言うか、'06モデルすら完売状態らしいですからね(笑)、入ってくる訳がないのですが・・・
けど、モーターサイクルショーで展示車に跨った感じでは、上り坂とか、転倒さえさせなければ、意外と取り回しも楽そうな感じでした。
ちなみに昨日・・・
トライアンフ本社からアンケートが・・・
回答してくれた人の中に抽選で「トライアンフ製の好きなバイクをプレゼントします」と書いてありました(笑)。
まあ、当るはずはないですけど、間違って当ってしまったら・・・
ロケット・・・
ああ、書きそうで怖い・・・(笑)
>ちゃのうさん
当たるといいですね~。
そしたら速度3号は……(以下略)
神舟3号はトライアンフ横浜北に試乗車と即納車があるらしいですぞ~♪
あのでかさは魅力ですよね。置き場所と免許があればなあ。後お金も(爆
場所と免許とお金って……全部ないんじゃん!(爆)
ケロ蔵……蔵って「三」の読み替えですか?(^^;)
また、直3っつーのもすごいな~。
これはいっぺん乗ってみたいけど、凶器だね~。理性ある人がのるべし?!
2300。。。
こんのに、どこかで出会ってしまったら、
自分がナンシーになってしまいそう。。
昔はブラヂルのアマゾネスとかがビートルのフラット4積んで1,600ccが凄いってのだったのにね。
一度遭遇しましたがあまりの大きさと路面を叩きつける排気音に圧倒されました。
こいつは昔のトライアンフロケットスリーというネームよりロケットモンスターという方がいいような...
自分は以前ヤマハGX-750乗ってましたがトルキーで回すとシュゴーンと回るエンジンが好きでありました。
シャフトの癖も飲み込めば気にならなかったですね。
こいつはスティタス車という位置でアマゾネスのように輝いていて欲しいですね。
だって、車体本体230万はちょっと・・・。
ケロ蔵は、ケロロ軍曹を見ていたら思いついた(謎