FLAIR CLOSSOVER/Tenere700/XLR250R/TRICITY125の11輪生活と雑感たれ流し。
迂回亭新館



でまかせで表明したETCガッデム党について、某所で盛り上がってたりする今日この頃。(^^;)

いつの間にやら道路公団は姿を消し、すでにいくつかの会社に分割されていることに気付いていない人もきっと多いんじゃないかな。そしてこれが「民営化」の誇るべき成果だってことになってるらしい。

まーるい顔とオタクな言動で知られる経済学者の森永卓郎(あ、この人もタクローなんだ)さんって人がいるけど、先日の彼のコラムが、実に我が意を得たりという感じだったのでご紹介

この人「年収300万円時代」とかいう扇情的なタイトルの著書とかテレビでのコメントで、自分はしっかり年収数千万(推定)って感じなのが鼻についていたんだけど、ここで言ってることは至極まっとうだ。

曰く「ムダな高速道路作りの中止」と「高速道路の通行料金の引き下げ」が期待された、小泉政権下の道路公団改革は、そのいずれもなし得なかったし、その意味で詐欺に近いというお話。これまた前々から露わになっていた猪瀬直樹の欺瞞性もいよいよ確定したっていう感じだな。

ハイカがなくなり、ガッデムなETCが導入されたが、その割引的な側面もなし崩し的に削減されつつあるという分析はまったく正しい。その一方で、先日報道されたとおり、あれほど声高に叫ばれていた不採算路線計画の破棄は結局かけ声だけに終わり、従来計画されてきた高速道路は、そのほぼすべてが建設されることが(昨今のどさくさにまぎれて)決定されているのだ。

「ETC、便利じゃん、いいじゃ~ん?」とか言ってる人(はっ? 僕もか?(爆))、
「小泉サイコー! ざけんな中韓! ホリエモンはハメられたんだ~!」とかほざいてる人、
アンタたち、ちゃんと見るもん見てる?と訊いてみたい。

戦前もそうであったように、世の中が歪んで苦しむ人たちが増えてくると、却って強権的な政治家に人気が集まるものなんだそうだ。それがどういう結果を招くか、高い授業料を払って勉強したハズなのにねぇ。
結末はなにも戦争とは限らない。もっと陰湿で、もっと勘弁ならない事態が起こるかもしれないし、すでにその兆しは社会に充ち満ちているように感じられてならない。
苦しいときの神(お上?)頼み……じゃなくて、苦しいときこそ自分たちで出来ることを考えなくちゃダメなのだ。

あぁそれなのに……思わずETCを使っちゃう自分は相当奴隷化してきてるよなぁ(T-T)

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
。。。。 (ngk)
2006-02-10 12:42:38
あのぉ。。落としてるんだか、非難してるんだか。。。



でも確かにその通り。。
 
 
 
高速道路の件は (はっしぃ)
2006-02-11 02:05:17
やはり作る事になったか。

と思いました。

で、維持費とかかかるからまだまだ

有料になるんですよね。

 
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