文春新書『さよなら!僕らのソニー』読了。
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出井前CEOに対する違和感をはじめ、基本的に自分の抱いてたソニー凋落についての所感と同じ方向性で書かれた一冊。
著者自身のエレクトロニクス機器への理解に危うげな部分もあるけれど、概ね首肯できる内容だったと思う。
とは言え、同社の内部抗争がこれほどのものとは思わなかった。
そして同時に、自分が知るソニー関係者がここ数年、一様に目を伏せて寂しげな表情をしている理由が分かった気がした。
グローバル化やグローバル企業というものがもたらす不可逆的な変化。ソニーは確かにもう、かつてのソニーに戻ることはないのかもしれない。
それでもなお、種火のようにソニーの中に残る、情熱ある人たちの仕事を見守り続けたいと思う自分がいる。
まだ、さよならは言えない。
…この数カ月でサイバーショットとハンディカムがまたわが家にやって来たよ。
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ソニー党のワタシとしては、読んでおかねば。
帰りに買って帰ります。
新刊ですからね。ぜひご一読を。
>カズーさん
とても悲しくなる一冊でもあります。(T-T)