「浜岡原子力館」の展望台から望む浜岡原発全景(クリックにて拡大)。
右の方から1号機、2号機……が立ち並ぶ。
1、2号機に隣接する排気塔は支持鉄塔すらない裸の状態で、建設当初の耐震性への考え方がよく分かる。
それゆえ追加の耐震性向上措置すら「経済的に見合わない」との判断がくだされたわけで、現在廃炉措置中とは言え、その間に不即の事態が到来しないことを祈るばかりだ。
そして何より驚かされたのは、これらの施設があまりにも街のすぐ近くにあること。
この展望台から、反対側の窓外を見やれば、そこにはあまりにも日常そのものの街が広がっている。
この日常の風景に、どうしても「そうでない景色」を重ねて見てしまうのは、僕らの目が終わりの見えない危機に「被ばく」しすぎているせいなのだろうか。
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