以前にもこのブログで使ったことのあるこの写真。
右はGPZ250R、左はTDM850のエンジンだ。
排気量は大きく違うけど、どちらも並列2気筒エンジンということで、形式的には似通っている。
ただこの両者を並べてみると、TDMのエンジン、特にそのシリンダー部分が大きく前傾していることが分かるだろう。
今でこそスポーツバイクのエンジンデザインとして当たり前になったこの前傾シリンダーだけど、80年代半ばにはまだ少数派であり、当時のヤマハはこうした設計思想を「GENESIS(ジェネシス)」と命名、その優位性を声高に唱え始めた頃だった。
さらにこのエンジンのもう一つの特徴は、気筒あたりの吸排気バルブの数が5つある、いわゆる5バルブエンジンであることだ。上記のジェネシス思想とこの5バルブとを組み合わせたエンジンを最初に搭載したのがヤマハFZ750であり、今日につながる近代ヤマハスポーツモデルの原点、まさにジェネシス(創世記)と呼ぶにふさわしいモデルだった。
わがTDM850は90年代末のモデルで、この頃すでにジェネシスだとか5バルブだとかいうことは謳わない時代になっていたのだけれど、乗り手としてはこうした系譜に連なるマシンに乗ってるんだ、という密かな自負心みたいなものがあったりする。
ゆえにTDMとその同系エンジンを積む兄弟車であるTRX850、XTZ750のオーナーズクラブはその名称を「10valves」(5バルブ2気筒の意)と名乗っているほどだ。
そんな憧れの「ジェネシス」について、実は今日あることに気づいちゃったのである。
このささやかな発見とその顛末について……は、また明日のココロだ~♪
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あれはオイラが高校生~~~♪
ちなみにウチのガッコはこげ茶のブレザーだったなぁ。
学ラン未経験者ナリ。