楽しい遠足

　
というわけで、楽しかった久しぶりの遠足（笑）について。

去年からずーっとお預けになってた、かの"チウネンゲキソウダン"による、「お泊まり・呑み」がテーマの寄り合いに出かけてきた。
知る人ぞ知る、というかアド街のおかげでやけに有名になってしまった感のある東名足柄ＳＡ内の宿泊施設、レストイン足柄で「高速上宴会」をぶちかまそうというのが今回の悪だくみだ。

例によって現地集合・現地解散の気楽な会なので、現地入りまでのルートは、各人思い思いにバラバラ。
わが家は当日未明まで仕事に励んでいたので、当日は珍しくのんびり（と言っても相変わらず他のみんなよりは気が早かったみたいだけど(^^;)）。
すっかり日が高くなってから、おもむろにTDMにまたがって家を出た。

穏やかな春の日。しかも各地から花の便りが届くこの時期。その上時間が時間だから、渋滞は覚悟しての出発。いつも使う横浜青葉ＩＣは、R246に面したインターなので、直前で状況判断して上道か下道を決めよう、と思っていたんだけど、なにしろ周辺に道路状況を示す案内板とかがないもんだから、「え～い、ままよ」とＩＣに突入したものの、案の定本線上は車が数珠つなぎ状態。ま、仕方ないよね。

毎度気が進まないけど、車列の間をぬうようにすり抜けて、厚木までの渋滞を無事突破。ここから先は快適な走りが楽しめそうだ。

カミさんと、もろもろの荷物を積んだTDMの走りは、固めにセットしたオーリンズのお陰もあって快調そのもの。ゴキゲンで大井松田～御殿場間のコーナー区間に入っていく。……と、バックミラーを見ると、地べたを這うように真っ赤な影が。
あっという間にこちらを交わしていく4台の群れは、3台のフェラーリとポルシェという激走お大尽の方々。ポルシェはよく分からなかったけど、フェラーリは348tb、F40、そしてなんとエンツォ・フェラーリという脅威の布陣。いったい全部でいくらするんだ～(^^;)

そんな皆さんを見送って（笑）、さらに西へ。
まず下り線の足柄ＳＡに入る。果たしてＳＡ内でアルコールが手に入るものかどうかの下見が主目的だったんだけど、どうやらやっぱり無理そう。下界で調達の方針決定だ。

この時点で時間はお昼少し前。
せっかく久しぶりの遠足なんだから（笑）と、さらに足を伸ばすことにした。
春らしい日差し受けながら富士川ＳＡに到着。いつもの富士宮焼きそばを食す。街中のお店ならもっとおいしいんだろうなぁと思いつつ、それでも十分満足。

バイク用ETCで乗った高速だけど、現時点では厚木までの利用しか認められていない窮屈なモニター身分。ホントならこのＳＡから直に高速を降りられるのに……とブツブツ言いつつ清水インターから下道へ。１号線を少しだけとって返して、R52で北を目指した。

静岡と甲府を結ぶこの道沿いは、今回、梅や桜、木蓮などの花々でいっぱい。
ここで天気が少し曇ってきたものの、花を愛でながら春らしさ満点のツーリングが楽しめた。
トップ絵はそんな道すがら撮った、しだれ桜とTDM。
どちらも美しいですな～（おなじみ親バカモード）

旧下部町からR52をそれて本栖を目指す。一気に高度を稼ぐワインディングは、天気のいい日なら後ろに南アルプスの山々を望めるお気に入りのルート。この日は雲の性で残念ながら景色は楽しめなかったけど、その分走りはウキウキペース（笑）、あおってもいないのに、なぜか前走車のみなさんが道を空けてくださるので、ありがたくお受けして先を急ぐ。うりゃりゃ～♪

そんな気分のいい走りのさなか、どうも背中がもぞもぞする。
どしたん？　とインカムで尋ねるとカミさん、「寒い～！　歯の根が合わない～！」ときたもんだ。おおう！
海辺の東名から、一気に海抜900m超まで上ってきたんだから、そりゃ寒いわ。
つーか気がつくと俺も寒いよ（爆）

「うわ～スマン。下界に降りるまで死ぬなよ～」と思い出したように震えながらさらに走る。
さぶいさぶいと言いつつも、本栖湖畔ではこの日初めての富士山（そこまでの道中は雲で見えず）とご対面。
いくら寒くてもこれはスルーできんので、バイクを停めてパシャリ。


キレイでしょ？

その場にいたさびしんぼ（笑）らしきムルティストラーダのお兄さんに会釈して再スタート。
山中湖経由で御殿場へ抜ける計画を寒さゆえ放棄(^^;)して、そのまま南下して下界を目指す。
ようやっと震えの止まった富士市内のディスカウントショップでビール1ケースを調達。トップケースにぶち込むと、西富士道路＞富士ＩＣと経由して再度東名へ。
一路この日の目的地・足柄ＳＡへ直行だ。

現着は16時ちょいと過ぎ。ＳＡ内のパーキングにはまだ他のみんなの姿はない。
んじゃまぁチェックインしちまうかとフロントへ。
するとまったく緊張感のないくつろぎの表情でタオルを持ったくにさんとＫ氏にバッタリ遭遇。どこまで縁が深いんだウチらは。
おまけに後ろを振り向くと、そこには初対面の太陽神・はっしぃさんが。
あわわわ～(^^;)　この人ももう運命の渦の中に……（笑）
ちなみにこのお三方と、この後到着したくにさん同僚こと「ハヤブサあやや」嬢は、ＳＡ外の従業員駐車場からの来訪。裏から表から（爆）入れるのが、このホテルの面白いところ。

この後は、ゆるめの服装に着替えてくつろいだり、パーキングあたりをうろうろしながら後続組をまったり……もとい待ったり。

日の落ちるころに、久々のあきさん、そして初参加のナカムラさんが到着。
みんなの好意（つーかやる気）・持ち込み品の充実ぶりにニンマリしつつ、いよいよ宴会に突入だ～い！

５人部屋ってことになってるホテルの和室がこの夜のパラダイス。
ビールだポン酒だチーズだ鳥だとかっくらいながら、カミングアウト連発の自己紹介、そしてレアと不人気、驚喜と狂気がキーワードのダベりタイムへ。
そうこうしている間に、夜組のちょーさん、そして悪役の（爆）怪さんも無事到着。かけつけ○杯のお約束もそこそこに、今度はみんなで深夜の寒空盆栽談義だ。

「いや～たまらんよねＲＸ」
「つーかZ1000怪し過ぎ」
「もう買っちゃうかもGPZ」
「やっぱりステキTDM」（と言った人はいなかった(T-T)）

とかとかとか、盆地の夜でこの寒いのに何ヒートアップしてんのこの人たちは的な盛り上がりを見せつつ、延々数時間もの野外活動。このあたり実に遠足らしいですな。

再度部屋へとダベりは続き、１人２人と、首がカクンと折れ出す頃、ようやく宴会はお開きとなった。

幸い二日酔いもなく、気持ちよーく目覚めると、朝８時に職場の朝礼に出なくちゃという悲劇の人・ちょーさんの姿は無事（？）、既に無く、残る面々は思い思いに朝食、朝風呂、朝立ち（嘘）にと時間を過ごす。

ＳＡ外駐車組は富士宮焼きそばを求めて西へ。
ＳＡ内駐車組はもろもろの思いを胸に（笑）東へ。

今回も思い出深き時間を過ごすことができました。
素敵な（そしてちょっとおかしい）チウネンのみなさん、ありがとう！
また遊ぼうね～♪