というわけで、ちょっと前に書いたとおりの逢瀬がやってきた。
桜の花が咲き始めた都心を、轟音と共に駆け抜ける。
そんな道すがら、先週末を共に過ごしたナカムラさん宅へと寄り道。
このパートタイムな相棒を見せに行った積もりが……
ナカムラさん自慢の新兵器で迎撃される。
ちなみにウンチクたれておくと、この新幹線ボディ(笑)に描かれた英文字列は、
「Radial Four Valve Combustion Chamber」略してRFVC。
その意味するところは「放射状4バルブ燃焼室」。
点火プラグを中心に吸排気各2バルブの合計4バルブが放射状に配置された半球形燃焼室は、高い燃焼効率が自慢だった。
こうしたバルブ配置の実現にはDOHC、いわゆるツインカムが必須と思われていた(同じくRFVCを名乗ったCBX250RSやGB250クラブマンはこのタイプ)んだけど、もともとオフロードバイク(つまりわがXLR250Rやね)用に開発されたこのCBX250Sのエンジンは、エンジンの軽量化のため、SOHC(シングルカム)を採用。
その1本のカムシャフトに巧みな弁駆動系を絡みつけて(笑)、SOHCとRFVCを両立させたのだ。
ホンダらしい馬鹿馬鹿しくも理詰めな作りのエンジンだねぇ。
なるほどよくできたエンジンなんだけど、4つのバルブと複雑な動弁系に囲まれた点火プラグは実に手の届きにくいくぼみの底に配されていて、メンテには苦労するんだよな~これが(^^;)
ひとしきり宴会でのできごとや、これら異色のバイク2台についておしゃべりを楽しんだ後、仕事としての試乗に繰り出す。
疾い、剛い、明るい。このバイクがどんどん好きになってきた。
その後、某所で期せずして同じロケットIIIと轡を並べてのワンショット。
端から見ると、たぶんバカにしか見えないのかも。
だけどバイクって楽しい。ホントやめらんないよな。
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部品もXLRの多くが使えたりして(未確認)。
ってことはXL500のエンジンが載ったりして(未確認)。
よかったよかった。
でも、古い車両ゆえの課題がたくさんありそうですよね。
まあ、一つ一つやっていくのもこれまたたのし♪
しかし、ロケットIIIが2台並ぶなんてありえない~!
あ。ホンダに乗ってない自称ホンダ党が来た(W
僕にとってはXLRへの思い入れが尋常じゃないだけに、同系エンジン(違いはセルくらい)のCBX-Sには兄弟みたいな親近感があります。
500のエンジンは全然無理(だってあのフレーム、125前提の設計だし)だと思うけど、XLR用のチューニングパーツはハイカムだろうがハイコンプピストンだろうがボアアップキットだろうが何でも入るハズですね(^^)
>くにさん
ホント、ご本人も書いてるけど課題はありありですね(^^;)
ゆったりのんびり愛情込めて直してやってほしいものです。
ロケット2台……このもう1台の人がすごいらしいんだこれが。。。
その話は今度あったときにまたね(^^;)
いつか自分も参加したいですねー。
しかしこの二台どちらもいい雰囲気です。
カテの全く違う二台が一緒に走るなんて好きです。
このCBX知ってる人がかつて乗ってました。
スムースなシングルエンジンだった印象です。
こーいう時代の単車って少なくなりましたねー。
こんばんは~♪
そうですよ、今度は遠くても来てくださいね!(笑)
CBX-S、なんというか清々しい、若々しいバイクです。
このエンジンは本当にいい出来だと思います。
古いバイクの維持は、人気のない車種ほど難しいですね。
でもまぁ、それがまた楽しいということで。(^^)
夢のようです。
去年のモーターサイクルショーで、試乗しようと
出かけたのですが、開場時間にはすでに長蛇の列。
試乗できる人数の枠はもう一杯になっていて、
諦めました。中には、大阪からわざわざ乗りに
きた人もいるとか・・・。
そこまでの根性はありません。
でも、ロケットⅢの試乗なんて、そう簡単にできる
ものではないですし、いつか乗ってみたいバイク
ではあります。
しかし、こんなバイクを乗りこなす、単二さんの
お仕事って・・・?
今回の足柄オフで分ったような気がしたのですが、
また分らなくなってしまいました。
全然乗りこなしてなんていませんってば!(汗
ま、僕の仕事はさておき(笑)、ロケットの試乗なら、
トライアンフ横浜北さんに行けば、すぐその場で可能ですよ~♪
あ、今はちょっと試乗車不在かも。
でもすぐに新しいのが入るはずです。(^^)
ぜひぜひおいでくださいね。