狂い咲き。

　
向日葵の里へと旅だったGPZ。それはある意味、必然だった。
そうしなければならない理由があったのだ。

……ええ。実はやっちゃってたわけですよ。はい。

そうでなくてもXLRで年に１回行けてるかどうかの、山行き用バイク増車。
国産市販車中、唯一と言ってもいい「21世紀型」（今世紀に入って完全新設計された、という意味）のそれ。
すでにその筋（どの筋だ）には乗ってる人も大勢おられる、ヤマハWR250Rだ。
何度かエントリ画像の片隅（って言うかど真ん中）にも登場してたんだけど、気付いてた人いるかなぁ。

国産クォーターとしては異例のプライスタグ（新車価格は70万円台！）から、もちろん新車なんかに手は出せないので、走行8000km弱、林道での転倒２回（ハンドルはこれで３本目だそうで、前後アクスル回りとかもズザーと削れてます）というシロモノを、半ば衝動的にGET。

おそらくは転倒のためにボロボロだったと思われる外装をワイズギア製のヤマハストロボカラー仕様に変更されたこの車輌。なぜだかビビッときちゃったんだよなぁ。

アンダーガードやフレームガード、前後にミシュランT63なんかも奢られていて、後からゴチャゴチャいじるよりは安上がりかなと思ったのも理由の一つ。納車にあたってはラフ＆ロード製のリアキャリアだけを工賃お店持ちで装着してもらった。これでNinja250を新車で買うよりちょっと安いくらいなんだけど、そこはほら、21世紀型だしね。


21世紀型のゆえんでもある、新開発水冷ツインカムエンジン。
市販車の信頼性とレーシーなパワーフィールの両立が自慢。

トレール車としては異例のアルミフレームはもちろんのこと、XLRのそれとは四半世紀の時を隔てて生まれた前後の足回りには期待しない方が無理ってもんでしょう。……セルも付いてるし（爆）


ま、乗り手のヘタレさは周知の通りなので、コイツをコイツらしく走らせるのは夢のまた夢だけど、せめてもう少し山には出かけたいなぁ。

というわけでWR、以後お見知りおきを。
え？　XLR？　手放しませんよ～　初恋のバイクだもんね(^^)。
そして入れ替わりに嫁いでいったGPZには、どうか幸あれ！