FLAIR CLOSSOVER/Tenere700/XLR250R/TRICITY125の11輪生活と雑感たれ流し。
迂回亭新館



 
しつこく昨日の続きです。
バカげて長いので、パソオタ以外は読まない方がいいかも。(^^;)

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EeePC、もといGPノートで久々に燃えたモバイラー魂。
そんな私のノートPC遍歴なぞ思い出すままに。

【オレ的モバイル黎明期】
Macintosh PowerBook180
自分にとってはじめてのノートパソコン。モノクロながら明瞭美麗なTFT液晶と33MHz 68030プロセッサが自慢の1台。Nifty-Serveでパソコン通信を始めた頃のメインマシンだ。発売当初は70~80万円もした機種だが、購入時には確か20万円そこそこに。PC価格破壊の時代が、私をモバイルへと誘ったのだ。

Macintosh PowerBook Duo280c
自分にとってはじめてのカラー液晶ノート。Duo Dockと呼ばれる拡張ステーションとドッキングするというコンセプトは当時最先端だったもの。思えばインターネット時代と最初に向き合ったのはこのマシンでのことだった。VGA画面でシコシコとHTMLファイルを制作していたのを思い出す。

【PowerBook暗黒時代=DOS/V浮気時代】
型番にして500番台、5000番台のPowerBookは自分にとって悪夢と言えるほどに魅力薄で、まったく触手が動かなかった。事実売れ行きも低迷し、アップルの経営も混迷を極めていたのがこの時代。公私とも出歩くことの非常に多かったこの時期、DOS/VノートでWindows95を駆り、全国各地に出没することになる。

ThinkPad 701c
これまた発売当初はとんでもない値札の付いていたマシン。「バタフライ」と呼ばれる可動展開キーボード機構(正式名はTrackWrite)で、コンパクトなボディに操作性の優れたフルサイズキーボードの搭載を可能にした伝説の名機。PB180同様、価格暴落によって購入が叶う。DX4/75MHzのCPUにWin95は少々荷が重く、設計時期とOSの世代交代がかみ合わなかった点が不幸だった。自分にとっては「モノとしての魅力」でWinへの道を開いてくれた思い出深いマシン。後に「超漢字」と呼ばれた国産OS・BTRONをインストールして遊んだりもしたなぁ。

Pronote Jet mini

701cと同じDX4/75搭載機ながら、小型軽量(1.3kg)でモバイル向きだったため、会社の同僚から譲ってもらったマシン。トラックボールを使っていた点もPowerBook育ちの自分向きだった。今をときめくLet's noteは、この機種をルーツにしている。

FMV-BIBLO 5100NC/S
(トップ絵の黒っぽい方)
富士通が突如発表した、いわゆる「サブノートPC」のはしり。100MHzのPentiumを搭載して重量は約1.1kg。本体にはモデムポートとPCカードスロット程度しかなく、その他の拡張ポートは、添付のポートリプリケーターを介して提供するというPB Duoにも似た構成を採るマシンだった。富士通自身が売れ行きに確信を持っていなかったようで発売当初は極度の品薄状態となり、ネットショッピングも発達してなかった当時、いくつもの店をかけずり回って購入した覚えがある。この頃には内蔵モデム以外にもPHSを使ったデータ通信を利用するようになっていて、プライベートなオフ行脚に一番多く帯同したのがコイツだった。改めてEeePCと並べてみるとサイズもほぼ同じ。比較的小さな液晶、遅めのCPUをうまく使ってコンパクトかつ廉価なモバイルマシンを作るという手法がすごく似通っていることに気づく。

【Macモバイル復権時代】
ThinkPadで知られるIBMが共同開発したと言われるPowerBook 2400cの登場で、久々に「使える」ノートが復活したMacへ回帰(この間もデスクトップマシンはMacを使い続けていたんだけど)。転職、出向、出張の繰り返しだったこの時期、どこにいても自分がフルに働ける環境を持ち歩く必要性があったことから、フル装備のPowerBookを公私にわたるメインマシンとして使い続けることになった。

PowerBook 2400c(Comet)→G3化
「彗星」の開発コードネームを持つ快作。180MHzのPowerPC 603eプロセッサを搭載し、フロッピードライブなどは外付けで提供。Macらしい個性あふれる外観とIBMのノートPCテクノロジが融合し、多くのMacユーザーが絶賛した1台。サードパーティー製のPowerPC G3アップグレードカードが発売され、長らく一線級の性能を発揮した。もちろんわが家のコメットも迷わずG3化。

PowerBook G3 233/14(Wallstreet)
アップルがリリースした第2世代のG3パワーブック。最初のG3ノートが5000系の筐体を流用した間に合わせ的なものだったのに対して、本当の意味で新世代に移行したのがこのマシン。同じG3を積んだPB2400cと比較しても、各部が最適化されたこのマシンの性能は圧倒的だった。デカくて重い(3kg超)ノートだったが、それでも持ち歩きたいと思える魅力がコイツにはあったのだ。

PowerBook G3 400(Bronze)
初代iMac以降、ひとつの社会的流行となったスケルトン(半透明)デザイン。それをキーボード部分に採用したG3ノート。上記のWallstreetの基本デザインを踏襲しつつもより薄く、軽量になった。左右の拡張ベイに合計2個のバッテリーを装着すると、出張先での終日作業さえ電源なしで可能になるスゴイ奴。使い込み過ぎて頑丈なはずの筐体にクラックを入れてしまった思い出が。

PowerBook G4 400(Ti)

というわけで、ヒビの入ったG3に代わって急遽導入したマシン。この頃G4プロセッサはまだ未成熟で、消費電力、発熱ともに満足のいくものではなかった。チタン製の筐体は格好良かったんだけど。

PowerBook G4 667(Ti/Gigabit Ethernet)
でもってさらなる成熟を期待して導入した667MHz版。ようやく性能も安定してきたと記憶している。ギガビットイーサネットがウリだったけど、当時はそれを生かせる環境が手元にナシ(苦笑)。

PowerBook G4 1GHz(Ti)
「最後のOS9起動PB」のうたい文句で買わずにいられなかった1台。当然ながら今も手元で動態保存中で、つい先日の危機にも緊急出動してくれた。

PowerBook G4 1.67GHz(Al)
仕事がDTPだのマルチメディアだのに広がるにつれて、より高速なマシンの必要が出てきたことから導入したG4最晩期のマシン。枯れていただけに安定して使いやすかったものの「打ち止め」感はいかんともしがたく、償却を終えて代替。

MacBook Pro 2.16GHz
Macファンにとって長年の宿敵だったインテルCPUがMacに採用されて1年。気持ちの整理(笑)と製品の熟成とがかみ合ったところで、いわゆるIntelMacを導入。現在の公私にわたるメインマシンがこれだ。

そして今、ASUS EeePCへ。

一眼レフを抱えて出掛けることの多い出張に、MacBookはやはりデカすぎ。
メールなどはWILLCOMのPDA(W-ZERO3)を使っていたものの、撮影画像を現場でクライアントと確認しあうなどのために、フォトストレージ(たとえばこんなの)の導入なども考えていた。しかし高いんだよねこれが。
そこに登場したのが50K円を切るEeePC。これならメールの読み書きはもちろん、しっかりしたキーボードがあるから、ちょっとした原稿も車中や機内で書けるし、カードリーダーと組み合わせてフォトストレージ的にも使える。思わず久々に発売日買いしちゃうのもムリないよね(←バカ)。

CPUの種別とかカラー/モノクロの違いとか一切無視してメチャ乱暴にまとめてみると

こんな感じで、CPUは7年前、重さは12年前、画面は10年前くらいのマイノートに逆戻り(?)してるイメージか(笑)。

それにしてもスゴイ数(^^;)。
はたしてこれだけの資力体力をつぎ込んだ分、これで稼げているんでしょーか(頑張ります。許して>カミさん)

ケータイはなくても全然困らないけど、ノートがないと生きていけない。
そんな私です♪

コメント ( 13 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
自己レス。 (単二)
2008-01-27 18:18:48
あ。

「自分の」感が薄いけど、今わが家のリビングPCになってるのはレノボ印のThinkPad R60eだった。(^^;)
 
 
 
Unknown (くに)
2008-01-27 20:17:33
総額いくらかと思っちゃった~。
仕事では、たいして使わないので、私は3台目。
しかしながら、いいかげん2001年に買った今使っているのは辛い。
イマドキの欲しいな~。
 
 
 
一体どこまで (はっしぃ)
2008-01-27 23:12:10
歴史は長く深くですね。
MACはまだ使った事がないんですよ~。
OSがスグレモノってのは分かるですけど
やはり仕事ではWin系がメインなもので
プライベートもそいじゃWin系って
なっちゃうんですね。
 
 
 
Unknown (SJ)
2008-01-28 03:22:46
ウチの場合、デスクトップはIBM-Aptivaから始まりSONY-LX93G。
さすがに、AptivaのHDは逝ってしまいました。
ノートはSONY-c1から始まり、現在も愛用してるTR1。
そして一昨年購入しただけ(?)のMacBook素人。
まだまだ10年程度で、5台ってところですか。
店が狭いから、モバイルノートじゃないと広げられません。(^^;;
 
 
 
Unknown (あやや)
2008-01-28 16:01:33
MacのPB180使っていたんですね~
私はPB150でゲームしまくってました(笑)
ニフティのパソコン通信とかなつかし~♪

最近は某オンラインゲームのために、Win系
自作置き型PCばかりいじってます。
ゲームノートPCが欲しいーーー

 
 
 
人の事は言えないかな (とど)
2008-01-28 18:53:09
モバイルPCと言う事だけで、これだけだから、デスクトップとあわせるとすごいと思う。

仕事柄どうしてもMacにシフトできないけれど、したいと思うときもありますよ。

ただ、仕事場がどうしても。
 
 
 
モバイル廃人への道 (単二)
2008-01-28 23:04:25
>くにさん
商売道具だから……と思うと歯止めが効かなくなるんだよー(^^;)
ホントは商売道具だからこそ元を取らなくちゃイケナイのに(自爆)

>はっしぃさん
イマドキのMacならWinを走らせても立派な性能出します。
ぜひ一度お試しを(笑)

>SJさん
要は好きなんですよノート。σ(^_^;
SJさんの食玩みたいなものかも(爆)

>あややん
PB150売れたよねー。でも180のTFT液晶が自慢だったのさー(笑)
ウチのマシンはゲームには不向きなのばっかしです。自室のWinデスクトップでガンダムタクティクスオンラインのベンチ走らせたら全モードで「BAD」って言われたよ(T-T)

>トド兄
デスクトップも合わせたら……それは考えないようにしてます(^^;)
皆さんお変わりありませんかー?
 
 
 
テラ懐かしス (pitts)
2008-01-29 10:46:49
Think Padのバタフライ式キーボードのやつ、昔会社で使ってましたよ。
あれ初めて見たときはすげー感動しました!
なんてゆーか、合体ロボ世代の心をくすぐるようなw
 
 
 
まだむばたふらい。 (単二)
2008-01-30 21:21:58
>pittsさん
ウチに来ればいつでもすげー感動できますよん。
実機ありますゆえ。(^^)
 
 
 
すごい数だ… (ナカムラ)
2008-01-30 23:48:39
例の薄いやつも買う?
 
 
 
勝手なこだわり。 (単二)
2008-01-30 23:53:10
>ナカムラさん
買わない。(^^;)
あれはボク的モバイルには向かないと思ふから。
 
 
 
あれって あれ? (ngk)
2008-02-02 10:00:15
最近封筒に入れてるやつ?(笑)
ありゃ見たとき驚いたが。。

オイラは今のLavieM(PC-LM5505E)が非常に使いやすくて、同時期に同機種を買った先輩から2台目を譲り受けました。2コ1にしようと目論んだけど、うまくいかず(ちょいとめんどくさくなった)、元に戻すも解体時のミスでキーボード破損。。

現在キーボート手配中で復旧待ちです。TT

最新としては (実はPCメーカーとしてあまり好きじゃないけど) SONYのVaio SZ シリーズ狙ってます。
 
 
 
ロケ先より帰着。さぶ~ (単二)
2008-02-02 14:07:22
>ちょーさん
治そうとすると壊れちゃう……なんだか鯨号みたいな(^^;)
VAIOすか。同じWindowsマシンでもちょっとしたユーティリティとか壁紙がソニーらしくイカスんだよね。
ちょーさんにとってのノートって持ち歩き用なのかな。それともあくまで在宅個人用?
 
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