ハイブリッドスポーツ、体感!?

　
試乗してきました。CR-Z。

なのですが、残念なことに試乗コースはほぼ全面渋滞中。
よって、まったく全然“スポーツ”できなかったことをお断りしておかなくちゃなりません。ちなみに試乗車は6MTじゃなくてCVTでした。

とは言えもちろん、乗って分かったこともあります。

まず、気になっていた前方視界。あまりにもボリューミーなボンネットフードとダッシュボードから、あまりいい印象を持っていなかったわけですが、走らせてみると、これが全然気にならない。これにはおそらく、レスポンスのいいハンドリングも関係しているような気がします。スッと切ればシュッと回頭するので、意のまま感があるんですね。ワインディングを走ったわけじゃないので、あくまで街中の交差点での話ですけど。

そして後方視界。真後ろの視界の良さは思っていた通りなんですが、斜め後方の視界も、ドアミラーの仕立ての良さと、そもそも真後ろ方向の視界が広いので、十分にカバーできてしまう印象。これも問題は感じませんでした。

スポーツ、ノーマル、エコの３つが用意されたモードセレクターは、エンジン特性だけじゃなくて、ミッションやハンドリング、足回りまでを統合制御するものだという話ですが、渋滞のトロトロ走りの中で切り替えても、それなりの変化を感じるのが面白かったです。

足回りはスポーツカーらしく路面の凹凸も伝えてきますが、不快なほど角の立ったものではなくて、躾のよい印象を受けました。

ともあれ、ハイブリッド車にしてスポーツ（スポーティ？）カーという、ある意味新しい挑戦としては、なかなかよくまとまっているんじゃないでしょうか。

問題はやっぱり物理的なサイズとお値段かなぁ。
個人的には年内登場のFitハイブリッドをベースに、本当の意味でのスモール・スポーツ・ハイブリッドを期待したいです。さもないと若い人たちにもハードル高すぎると思いますしね。

果たしてCR-Zの健闘やいかに！