夏空にリボーン。

　
というわけで、スカラベオがついにリボーン。
あぼーん、ではない。念のため。

もろもろ手は尽くしたけれども、ついぞ解消できなかった旧200の冷却系トラブル。
やっぱり一度水蒸気モクモクになってしまったことが、後々まで祟る形になってしまったようだ。無念。しかしこれも天寿というものか。

そしてこの夏。
ついにリボーン。

上程度の中古250GTを探してもらい、その外装をお気に入りの旧200のものと総替え。
結果、見た目にはこれまでの愛車・スカラベオ200と寸分違わぬ、スカラベオ250GT改（カミさんは250GT-Rと名付けたようだけど）が完成。それがついに、やっと、とうとう手元にやってきたのだ。

外装総替えと一口に言うけれど、それがいかに大変な作業だったかは想像に余りある。キー回りの辻褄を合わせるために、一部キーシリンダーを交換したりリセットしたりといった作業を含め、実に細やかな仕事でそれを成し遂げてくれたのは、毎度おなじみパナモータースの大将。まったくもって熱烈感謝！なのだ。
ドナーとなった250GTのデビルレッドという濃色のカラーリングや、GTならではのミニカウル、そして上質な仕上げのシートもかなり魅力的だったんだけど、やっぱりウチのスカラベオはこの姿でなくちゃネ。

その登場時にも試乗をしているスカラベオ250だけど、改めて走らせてみると200との「別物」感をヒシヒシと感じる。
50ccという排気量差以上のゆとりあるフィーリングのエンジンにまず好感。ゼロ発進の初期には、駆動系をチューンした旧200の方がシャープな加速感を味わえたけれど、こちらは中間加速からスルスル車速が伸びていくフィーリングが気持ちイイ。常時全開！みたいな心理状態になりがちだった200より、精神的にもゆったりとした気分で乗れるのが何よりだ。
これも分かっていたことだけれど、フロントが２ポッド→３ポッドと強化され、さらに前後連動システムが加えられたブレーキも200とは別物。もちろんスポーツバイクのように強力な制動力があるわけではないものの、しっかり、しっとり車速をコントロールできる。さらに、これは今回気付いたことだけど、フロントフォークもこのブレーキフィールと連動するかのように自然なストローク感が印象的。加減速によるゆったりとしたピッチングが、むしろ車体のコントロールに生かしやすく感じられた。これに比べると200のフロントサスは、常につっぱり感が先に立ち、効かないブレーキと相まって、制動時には丸太に乗って突進するような感触だったナァとすでに回想モードに。

一口に言うと「やっぱズルイよ、250」って感じ。
みんな（←多くのスカ友の皆さん）こんなに楽してたのか～！（爆）

帰ってきたスカラベオ。
これで夏だって、ガンガン行けるさ。


そうそう。完成予想図、かなりイイ線いってました。(^^)
極秘入手しておいたパニアケースも想像以上の格好良さで、う～ん満足♪