吸って～吐いて～

　
こっちも例に漏れず乗れてないんで、ちょっと前に施したライトチューンについて書く。

DUKE2はシングルエンジンだけど、4バルブ故エキパイは2本。それが一度集合した後、再度分岐して2本のサイレンサーに導かれている。

同じLC4エンジン搭載の他車種は（新登場の690SMを除くと）、集合したエキパイがそのまま1本のサイレンサーを通して排気されるんだけど、これはDUKE2がよりオンンロード寄りの性格を持つため、高回転域でのヌケを重視してるんじゃないかと思う。

そんなDUKE2なんだけど、サイレンサーへの分岐部分の造作は、お世辞にも丁寧とは言えず、ノーマルのそれはＹ字ならぬＴ字形状。どう見ても効率は悪いし、左右のサイレンサーに同じ排圧が掛かるとは思えない仕様だ。コスト重視というか生産性重視というか……。

で、このメーカーの抜け目のないところは、その部分をそっくりリプレイスする純正オプションをリリースしていることだ。その名も「Ｙパイプ」。
ノーマルのは「Ｙ」じゃないよ～と自らカミングアウトしているかのようで、なんとも悪びれない姿勢がスゴイ(^^;)。

で、うちのDUKE2にもそれをおごってやりたかったんだけど、カタログ落ちしてるモデルだけに、こんなパーツも既に欠品。

ところが捨てる神あればなんとやらで、都内のKTMショップ「KTMリベルタ」ではこのパーツを模したオリジナルパーツを売ってるのであった。仕上げもキレイなポリッシュで「ホンモノより仕上げは上」なんだそうな。

というわけで装着してみましたよ。ええ。


じ、地味～(^^;)

コストの割に地味すぎるこのパーツ。それでも効果は確かに実感できる。
近場の試走のみだけど、中高回転のフケが確かによくなってるみたいだ。
改めて見比べるとこのパーツ、純正のＹパイプとまったく同じ形状ってわけじゃなくて、ちょっとばかり開き角がキツイんだけどね。気にしない気にしない～（笑）

排気のヌケがよくなったのに合わせて、キャブレターのジェット類も変更（今回はお店任せ～）。さらに入り口も辻褄あわせなくっちゃてわけで、トップ絵左の郵便ポストみたいな純正エアクリーナーボックス蓋を、これまた純正オプションのメッシュパネルに変更だ。

大きく吸って～
ドバッと吐いて～

てなわけで、DUKE2はますます元気（なハズ）。

燃費はどうなるのかな～
てかその前に走りの真価は？

妄想ばかりがふくらむ仕事漬けの春……(T-T)