20年も前の事である。東京にいた娘のお産の手伝いに行き、帰る前日、江ノ電に乗って秋の鎌倉一人旅と洒落こんだ。「花の寺」として親しまれている、長谷寺へ。お寺の庭園が、ピンク、白の秋明菊でうめつくされていた。名前は知っていたが、実際にはどんな花か知らなかった。秋の優しい風に、なびくその花は,男性なら思わず手を、さしのべたいと思わせるような、か弱く美しい花だと感激した。
しかし、花言葉を調べると「忍耐」・・・どこからみても納得いかない。さらに詳しく調べると、多年草で地中根は太く長く伸びて、いたるところから不定芽を出して増えるそうだ。我が庭の秋明菊もとっぴょうしもない所から茎が出ている。なんとなく納得‼
この時生まれた孫も、先日20歳の誕生日を迎えた。この花のように、誰からも愛され、人間味のある人そし て、忍耐強く生きて欲しい。
又、近場でいいから、一人旅がしたくなった。(^_-)-☆
花言葉<忍耐・薄れゆく愛> 撮影地:近所のお庭