今の季節、木々の間を散策すると、まっ黒な小さな実が枯れ葉の、隙間に散乱している。上を見上げてみると、大きなクスノキだ。他の木の名前は、あまり知らないが、クスノキは樹皮を見ればわかる。暗灰褐色で短冊状に縦に裂け目が入るのが特徴だそうだ。この実を、指先で押してみるとつるんと皮が外れる。ツーンとくる独特の香りが、昔から私は好きだ。ところが、今回潰してみても、昔のように脳をくすぐるような、強い香りがしない。実が落ちて長く経っているからなのか?木に止まっている実を、拝借して匂ってみても同じだ。花粉症?のせいか老化のせいか香りまで・・・悲しい限りである。(-_-;)
緑地帯に、何本のクスノキが あるか歩いてみた。東側に3本、西側に1本。どの木もドンと大地を踏みしめて、たのもしい。日本の巨樹ランキングのトップ10のうち、8本がクスノキだそうだ。諌早公園のクスノキも樹齢約600年、樹高35mで負けては、いないだろう。
強い樟脳の香りに防虫効果があるので、虫もつかず想像もつかない年数生きていられるのかも知れない。翌日又、実を拾ってきて試してみた。昨日よりは、幾分香りがした。が・・・耳鼻科に行ったがいいかな?
クスノキの実 撮影地:緑地帯 R4.1月
クスノキ 撮影地:緑地帯 R4.1月