その人から、頂いた押し花は、10点余りになる。頂いた矢先は、どれも色彩鮮やかで、額より花が飛び出しそうに、眩いくらい輝いていた。いつも、ご主人と二人で、野山へ採集へ出かけ、押し花を作り、教室でレイアウトを勉強されていた。7~8年前足を、骨折され、押し花の道を、閉ざされた。
リハビリ終え退院されても、活動力が落ちてしまい、押し花には、見向きもされず本やテレビでの、生活になった。ここ2年ぐらい前から、台所にもたたず、ご主人が代わりに食事の支度をされ、最近アルツハイマーと診断され残念でならない。私に、何か出来ることは無かったのか、自問自答の日々である。
私と、さほど歳もかわらないのに、好きな押し花を続けていれば、こんなに早くはならなかったのだろうに・・・
ひまわり、アジサイ、蓮華、野菊などなどの押し花・・・あなたが愛した花達が,寂しげに微笑んでいる。それ以上進行しないでと祈っています。そして、私を忘れないで‼
紅葉、野菊などの押し花 撮影地:自宅