すっかり間が空いてしまいましたが
つづきです。
息子の告白。
それは
子どもができた。
その上、
結婚するつもりだ。
と言うものでした。
【さもありなん】でしたでしょうか?
けれども
お恥ずかしい話ですが、
どなたかとお付き合いしている様子を
彼の生活から窺うことができず、
寝耳に水
な状態でした。
お付き合いしている人を
紹介してもらえない
間柄だということも
否めません。
息子が言うには
二人とも
子どもができたら
結婚すればいいよね。
という考えだったらしい。
私は結婚前に子どもを授かったとしても
別に否定するつもりはありません。
ただしそれは、
自立した家庭を築く能力が
備わっているなら
です。
そうでないなら
ただの無責任な行為だと思っています。
そもそも二人の間では
一年付き合ったら結婚しよう
と話し合ってたらしいのですが
じゃあ、一年の間に
自立できる様に準備はしたのか?
と言えば、答えはノーです。
息子にとって
『結婚する』ことは理解してても
『結婚するということ』は
わからないのです。
『子どもが産まれる』ことは
待ち望んだとしても
『親になる責任』は
わからないのです。
経験したことがないから
想像ができない。
未来を想像しなければならない
ということがわからない。
そもそも
想像するという力が備わってない。
だから結婚する意思はあっても
生活資金を捻出しなければならない
と言う考えには至らないし、
子どもを迎えるには
環境を整えなければならない
とわかっていても
それを自分たちで
賄わなければならない
と言う考えも浮かばない。
息子は
想像する力が欠如しているから
先の見通しを立てることが
できないのです。
それどころか
彼の中で
先を見通す必要性がないので
先のことに対して
調べなければいけないという
思考にもなりません。
息子が中学生のことから
責任を放棄するような言動が目立ってきたので
自由や権利を得たいならば
そこには責任や義務が伴うことを
事あるごとに教えてきました。
体現もしてきました。
全く伝わっていない。
それだけが事実として残りました。
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⑴でも触れましたが、
息子は成人してから
発達障害と診断されました。
健常児として接してきたので
教え方が間違えていたのかもしれません。
(基本、【背中を見せれば伝わる】と思っていたので)
診断を受けた後も
どう接することが有効なのか
全くわからず、
この状況に至ったのは
不勉強だった親にも
責任の一端があると思っています。
とはいえ、
相手は成人した大人です。
わからないなりにも
責任が発生するということを
認識して欲しいところです。
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息子が親になって5年。
家庭を持って2年が過ぎました。
今でも
『見通しを立てて行動しなければならない』
ということはわかっていません。
わかっているのかもしれないけれど、
少なくとも今のところ
優先順位が上がってくることはありません。
さらに酷い状態なのは
彼自身に責任が及ぶことを伝える内容の会話は
拒絶され、
【持論の展開】で自己武装するようになっています。
私は一旦この家を離れる選択をし、
そこに息子家族が住むことになったのですが
それを認めたことを
後悔しています。