つれづれ日記

徒然なるままに日々思うことを書いていきたいと思います

石油危機

2023年10月16日 06時00分00秒 | 日記

放送大学の高橋和夫先生が語っていましたが、1970年代の石油危機時、日本の石油輸入に占める中東依存度は約80%でした。2021年は92.5%!!中東危機は常にあったのに、何も準備していない日本。恐ろしいことです。

詳細は経済産業省資源エネルギー庁のホームページに記載されています。

日本人はパレスチナに友好的な人が多いのですが、中には親米、親イスラエルのため、日本はアメリカに続いてイスラエルの味方をしろ、パレスチナを支援するなと言っている人もいます。まあ、そういう人たちは電気やガソリンのことなんか考えてないんでしょうね…。ロシアに対してでさえ輸入停止できなかったのに、92.5%を依存しているアラブを敵に回すことなどできるわけないです。

それよりなにより、日本は以前からイスラエルのガザ入植を批判しています。

外務省のホームページ「中東和平についての日本の立場」には下記のように記載されています。

我が国は,二国家解決にあたり,(1)その境界は,交渉を通じ,相互に合意された領域の交換を伴いつつ1967年の境界を基礎として,自立可能なパレスチナ国家と,安全かつ承認された国境を有するイスラエルが平和裡に共存を実現する形で,画定されるべきであるとの考えを支持している。このような二国家解決を通じ,パレスチナ人は,独立国家樹立の権利を実現し,イスラエルは大きく改善された安全保障環境を享受し,両者は相互の繁栄のための全面的協力を開始できる。

日本はアメリカに追随するのではなく、現在のようにイスラエル・パレスチナ問題に対して一歩引く姿勢で付き合うのが良いと思います。ハマスのテロ行為を批判しつつ、イスラエルの戦争犯罪も批判し、人道支援は積極的に行う今の政府の姿勢はバランスがとれていていいと思います。