蓼科山(たてしなやま 2530m)天気:晴れ・曇り
昨夜はすごい大雨だったが、朝起きたら曇りで薄いガスがただよっている。時間は4時半。気温は涼しくて丁度良い位いだ。朝食は6個入りのレーズンパンを1個食べ、出発の支度をする。昼食はそのパンの残りの5個を持っていく。水は1Lとスポーツ飲料500ML。昨日のハイキングは2時間余りなので疲れは無い。が、久しぶりの本格的な山歩きなので、今日はのんびり行こう。
↓朝の駐車場を出発
登山口は駐車場のすぐ先。「蓼科山登山口」のバス停が有るが、バスが走っているところは見たことが無い。登山道は、最初は緩い樹林に笹原の登りだが、昨日の雨で道はぬかるんでいるし笹はぐっしょりと濡れている。そう思ってスパッツを付けてきたが、笹の丈が高いので雨具のズボンをはいて来た方が良かったようだ。このスパッツは、右足が破れてしまった2足のスパッツの残りの左足用を両足に付けて使っているのだが、もぉだいぶくたびれてしまったので、今日泥除けで働いてもらったら今回でお役御免かな。
↓ガスっているが天気はまずまず
さぁて名物の岩の急登が続く。稽古不足の足は1時間で音を上げた。のんびり行こうどころじゃぁない。なんとか登りきらなきゃ。
↓空が明るくなってきた。
ガスが飛んで青空が見えてきた。晴れそうだ。もう少しで山頂の岩稜地だ、というあたりで、後続の2人組みに抜かれた。岩稜の巻き道に出ると、青空が広がっている。やっぱり暑くなりそうだ。
↓北横岳
山頂部の歩きにくい岩ごろの巻き道を進めば、蓼科山頂ヒュッテが見えてくる。同時に、ここまでの静かな山道がウソのような人人人の波だ。登山道はここで御泉水の七合目から登ってくるルートに合流する。あちらの登山道は中学生の集団登山とジジババのパーティ登山で人が切れ間なく登ってくる。なんだかやぁ。。
↓蓼科山頂ヒュッテが見えてきた
ヒュッテから山頂はすぐ先。山頂の写真を撮ったら広い山頂部の反対側に有る方位盤まで向かう。
↓蓼科山山頂
山頂部は古い火口のあとで、大きな岩がごろごろと重なった広い平原になっている。山頂の反対側にコンクリートで固められた古い方位盤が有る、が、もっぱら上に登ってお山の大将気分を味わうために使われている。(イヤミな奴や)
↓蓼科神社奥宮
(かめさん、方位盤、登ったんでしょ?) 「もっちろん、おいらが大将でさ!」
↓方位番から山頂。
山頂は風が強い。陽が差すと暑いが、さすがに風は冷たい。頭上のガスは取れたが、周りは白くて南も北もアルプスは望めない。眺めは無いが長めの休憩を取る。計画は大河原峠から天祥寺原を通って竜源橋に下りる。足は、登りでほとんど終わってしまった。しかし、この先にはもぅ大した登りは無い。さぁ、覚悟を決めて出発しましょう。
↓将軍平の蓼科山荘
山頂から将軍平への道は、岩ゴロで歩きにくい急登が続く。おまけにやはり、ジジババパーティや集団登山中学生が大挙して登り下って来る。やぃやぃだやぁ。
↓キバナシャクナゲ、ゴゼンタチバナ
キツイ急下りを35分でやっとこさ将軍平に到着。陽が出てやたらと暑くなってきた。ベンチに座って10分休憩。朝にパン1個食べたのは正露丸を飲むため。昨日は昼飯抜きで晩飯もパンと正露丸だったなぁ。もおエネルギーなんて残っているはずがない。なんで先に進んだの、自分。そうか、性分か。。ならば、さらに先に進むしかあるまい。
↓将軍平から蓼科山荘と蓼科山
御泉水へ下る道を分けると、とたんに人が少なくなる。この先は少しだけ緩い登りだが気持ちの良い道が続く。樹間から北横岳、振り返れば蓼科山が見える。道が水平になると木道が現れ、周りは湿原の様になっている。これは良いところだ。
↓今日一番の良い場所だと思う
佐久市最高地点の標識を過ぎると、道は樹林の下りになる。やはり岩ゴロの歩きにくい下りが思いのほか長い。バイクのエンジン音が聞こえてくるが、期待しないこと。そう、聞こえてからが遠いんです。標高が下がって真昼。暑いわ。水の残りが心配になってきた。以前に来た時、大河原峠に自販機が有った覚えがある。高いジュースでも買うしかあるまい。
↓大河原峠
結構フラフラで大河原峠に着いた。自販機を探すが、無いわぁ。おっ、売店が有るじゃん、、休みだわぁ。ここには広い駐車場とトイレが有る。トイレに行くか、、掃除中だわぁ。車はいっぱいあるが人は誰もいない。適当に座って昼飯のパンと正露丸を食べる。林道を佐久側から車が登って来た。中年の夫婦パーティが車を降りて蓼科山に登っていく。自分は今から安全に下らなきゃね。
↓天祥寺原と北横岳
大河原峠から笹原の道を下る。道はぬかるんでいて、所々に水溜りが有る。天祥寺原はついに沼になっており、わからずに踏み出した左足は足首まで水没してしまった。オーマイがぉ。水筒の残りは200cc位い。将軍平への道の分岐で沢を渡ったので、ここの水をもしものときの備えで500cc汲んでおく。でも、これは飲みたくない、本当にもしもの備えだな。もし飲んだら正露丸2倍だな、、
↓将軍平分岐から蓼科山
さて、あとは下るだけだと思ったのだが、ここらで右の足首が痛くなってきた。どこかでひねったわけでは無いので、たぶん、限界越えだな。岩岩の道で酷使した稽古不足の足首はもぉ動きません。まいった。足首を使わずに歩く。やがてビーナスラインを走るバイクの音が聞こえてくる。そうです、聞こえてからが遠いんです。足首が痛い、咽が渇いた、腹が減った、カネが欲しい、美人のお×××。やっと竜源橋の登山口に着いた。
↓ビーナスラインの展望台から南八ヶ岳。
ここから駐車場まで舗装路を登り返す。左の足首も痛くなった。予備の水は飲まずにすんだ。だが、両足首が痛い。普通に歩けないくらいに痛い。やっべぇ、明日は北横岳の予定だが、無理かなぁ。しかし、今日はなんでこんなに歩けなかったんだろう。年だ、とかは言われたくないなぁ。これでは運転して帰れないので、とりあえず計画通りに大河原峠まで行って車中泊にしましょう。それでは、白樺湖のローソンにビール・ビール・ビール買いに行きましょう。(かめさん、シップ薬を買いに行ったほうが良いじゃないかと・・・)
TIME カシミール
登山口駐車場(5:40)-(9:10)蓼科山山頂(9:45)-(11:45)大河原峠(12:30)-竜源橋(14:50)-(15:20)駐車場
今回の計画は、長いブランクのために「プラン・苦」になってしまったようです。(うまいことを言ったつもりですか?。ギャグも長いブランクだったようですね。)「ギャフン!!」