遠州のかめの『山へ行かまい』

山の景色・花の写真、山歩きの記録。

熊伏山(北遠) 2009-04-11

2009年04月16日 | ・水窪・佐久間・熊伏山

熊伏山(くまぶしやま) 1653m 天気:晴れ

 仕事やら用事やらで2ヶ月近くも山歩きをさぼってしまった。ひさしぶりに歩くので、勝手知ったる熊伏山へ行く事にする。
 6時過ぎに出発。水窪から兵越峠(長野県)方面へ進み、草木トンネル手前の池島から青崩峠への道に入ると、足神神社を過ぎて塩の道の登山口に到着する。船明(ふなぎら)では葉桜だったが池島の桜は満開だ。

 ↓登山口。広い駐車スペースが有るが、今日は1台だけ。


 登山口からは復刻され石畳を青崩峠に向かう。ここは日陰で植林帯に入るとぶるっとするほどすずしい。15分ほどで青崩峠に着く。

 ↓青崩峠。朝の内は日陰なので涼しい。


 峠からはいつもの急登。ここから反射板までが一番きついところ。日なたに出れば日差しが強く、暑い。すぐに夏用の半袖シャツ一枚になるが、歩き出せば汗だくだ。少し進めばウグイスの声が近い。最初は聞き入っていたが、次第にウルサイと言ってしまいそうな位い近くで鳴いている。ガレの縁を歩けば、谷底から涼しい風が吹き上がって来る。やっぱり気持ち良いなぁ。反射板に着けば行程の丁度半分で、北方向には聖岳の展望が開ける。

 ↓反射板の展望台から聖岳。


 ↓反射板。                       ↓観音山分岐。


 反射板から再び急登にあえぐが、バイカオーレンを見れば急坂も緩んで主稜線の観音山分岐に登りつく。ここには、観音山への小さな標識が付けられたが、観音山への道は悪路のはずなので気安く進まない方が良いと思われる。熊伏山へ向かえば山頂手前の登山路脇にもバイカオーレンが咲いている。1cmにも満たない小さな花だが、正しく春の妖精の如く可憐でありまするな。

 ↓山頂手前のバイカオーレン。


 いつもよりずいぶん時間が掛かって、やっとこさ山頂に到着。今日は良い天気で、山頂から南アルプスが望まれるが、以前より立木が伸びてきたので、背伸びが必要になってきた。

 ↓山頂。この左には塩見岳から千丈ヶ岳が見える。


 山頂で昼を済ませるとご夫婦の登山者が到着し、入れ替わりで下山する。青崩峠のすぐ下に兵越峠への標識が有り気になっていたが、ネットで兵越峠まで良い遊歩道が繋がっている情報が載っていたので、少し進んでみる事にする。

 ↓兵越峠遊歩道の入り口。


 青崩峠のすぐ下から標識に従って進むと、すぐに林道終点に上がる。そこからアゴを擦る様な急な階段が続いているが、植林帯を抜けると落ち葉の積もった雑木林の道となる。樹間から熊伏山や中央アルプスが見えるが、すっきりした展望は無い。傾斜が緩むと階段は無くなるが道ははっきりしており、分岐から45分でベンチの有る東屋に登りついた。道はもう少し登ってから下りに転じる。なさけない事に足は痛いし、あまり下ってしまうと登り返しが大変なので、この辺りで引き返した。

 ↓ベンチの有る休憩舎。展望はイマイチ。


 TIME
登山口駐車スペース(8:30)→反射板(9:45)→(10:55)山頂(11:35)→兵越峠遊歩道分岐(13:00)→(13:45)東屋→偵察→東屋(14:15)→(15:00)登山口駐車スペース

塩の道登山口に駐車可能(10台程度)。トイレは池島かその手前のはくり屋。水は足神神社。塩の道登山口から先の林道はダートになり普通車ではきつい。林道終点は広くなっているが、転回に必要な為駐車不可になっている。

カシミール


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