毛無山(けなしやま)1945m 天気:曇り/晴れ
今日は晴れの予報なのに、東名から富士山が全く見えない。富士ICを降りると小雨がパラついている。今日もやられたか、と思いながら有料駐車場に車を入れると、先客は5~6台位い。曇りだが空は明るい。大雨にならない様に願うだけだが、うまくいけば山頂は雲の上かもしれない。
↓登山口から。上はガスっている。
地蔵峠コースの分岐で右へ直登コースに進めばすぐに急登が始まる。杉の植林帯の中を急激に登れば、はさみ石を過ぎ、最初の休憩は不動の滝展望台。滝は見えるが、滝のすぐ上から雲の中だ。
↓地蔵峠コース分岐 ↓不動の滝
急登はさらに続き、四合目の上のレスキューポイントで2回目の休憩。周りは真っ白で何も見えないがガスは薄い。レスキューポイントのすぐ上がマツダランプの五合目。
↓五合目の看板
やっと半分、きつぃぞ~「六合目の標識は見落としていて次ぎに七合目の標識が来ないかなぁ」なぞとくだらない事を考えながらよたよたと歩くが、次はちゃんと六号目の標識が来る。しかし、六合目の上で登山路は雲の上に抜けた。前方には毛無山から大見岳への稜線が見える。振り返れば木の間ごしに富士山が現れた。これは富士山展望台が楽しみだ。がぜん気持ちは元気になるが足は上がらない。七合目でチョット休憩。
ここは草が茂り花が咲く綺麗な場所なんだが、まだ春は来ていない模様。
↓七合目
↓去年6月の七合目
八合目を過ぎると上から歓声が聞こえる。すぐそこの大岩の上が富士山展望台だ。展望台に上がれば素晴らしい雲海と富士山。歓声も上がろうという景観。若いご夫婦ペアが出発したので、頂上はすぐ先だが少しばかり休憩する。
↓富士山展望台から。青空なら最高なんだが。
素晴らしい展望を次に来た単独者に譲り、山頂を目指す。さすがの急登もやっと緩やかになり、ほどなく地蔵峠コースへの分岐に登りつく。
↓地蔵峠コース分岐
その5m先の岩がアルプス展望台。南アルプスから八ヶ岳が一望だが、北は見えない様だ。
↓アルプス展望台から。こちらは合成パノラマ
アルプス展望台からは水平な道になり、5分で山頂に到着する。
↓山頂
山頂で、富士山展望台で会ったご夫婦ペアに大見岳への縦走路をお勧めする。リュックを置いて散策に向かう。夏にはお花畑になる縦走路だが、今は荒野といった感じ。お勧め失敗かな。
縦走路では、本栖湖から竜ヶ岳を越えてここまで4時間半で来たという年配の単独者に会った。スタスタと良いペースで歩いていく。たいしたじいさんだわ~。
↓大見岳への縦走路
↓去年6月の縦走路
山頂に戻ると人が大分増えている。やがて20人規模の団体さんも到着。一瞬で山頂の雰囲気ががらりと変わるが、そのまま大見岳への縦走路へ入って行った。さてと、昼を喰ったら、帰りは地蔵峠コースを回る事にして出発だ。
アルプス展望台から最後の展望を楽しみ、地蔵峠コースへの分岐を右に進む。最初は平坦な気持ちの良い尾根道で、木の間越しに南アルプスが見える。やがて急な下りになると、下部への道が分岐する上の地蔵峠に出る。ここからの富士山も良い。
↓地蔵峠へ向かう ↓下部への分岐から富士山
小さく登って下ると、本物の地蔵峠。西へ下部への標識が有るが道はトラロープで進入禁止になっている。天子ヶ岳方面への縦走路は以前よりしっかりした道になっているが、どこまでしっかりしているだろうか。東へは麓への道が急激に下っている。
↓地蔵峠
地蔵峠からはまずガラガラな沢の源頭部を下る。そして斜面をトラバースして枝沢を渡り、枝尾根を越えて下って本流に降りれば、谷に沿って何回か沢を渡り返しながら下っていく。立派な比丘尼(びくに)の滝を見れば朝見送った地蔵峠コース分岐に帰りつく。
↓下山路 ↓比丘尼(びくに)ノ滝
ふぅ~。時間はかかったがきっちり歩けたので今日は満足です。下山すれば駐車場はほぼ満車状態。さぁ~て、麻生割引で東名代往復6,400円が2,000円で済んだので、久しぶりにミルクランドに寄ってお土産をしこたま買って帰るか。
ん~、かめさん麻生君の思惑にしっかりハマッている模様。
直登コースは素晴らしい急登3時間耐久コースです。夏場の登りはヘロヘロになって超気持ちい~っす。地蔵峠コースは渡渉、急登、プチ岩登りにガラ場、最後に気持ちよい尾根道と変化に富んだコースです。但し登りにとるとチョット長いでしょうか。
TIME
麓駐車場(7:45)→不動の滝展望台(8:30)→レスキューポイント(9:10)→七合目(9:55)→富士山展望台(10:35)→(11:05)山頂→最高点→山頂(12:30)→地蔵峠(13:30)→(15:15)麓駐車場
カシミール。コースは概念図です。GPSの軌跡では有りません。
★花
↓ムラサキケマン ↓キケマン
↓なんだっけ・・ ↓ん~、すみれ!