遠州のかめの『山へ行かまい』

山の景色・花の写真、山歩きの記録。

越前岳(駿河) 2009-10-10

2009年10月14日 | ・富士山・愛鷹山
 越前岳(えちぜんだけ)1507m 天気:雨-曇り

 台風一過の今日は、天気予報は晴れ。真っ青な空にうっすらと雪化粧した富士山が見られるはずの越前岳へ、、さぁ行こう。
 登山口の山神社に着き、朝飯のむすびを食べて支度をしていたら雨が降り出した。台風の直後でも有るし、沢コースの割石峠経由はあっさりと却下。越前岳行って来いか、場合によっては黒岳のみになるかもしれないが、雨降りじゃぁ仕方がない。カッパの上だけ着て足にはスパッツを付けて出発した。
 ↓登山口


 最初は杉の植林帯を行く。沢沿いに登り、石畳の様な急登を過ぎ、やがて巻き道になると左上に尾根の鞍部が見えてくる。尾根が近くなり、小さな鉄のハシゴを2つ越えれば愛鷹山荘に着く。
 小さな山小屋だが中は綺麗だ。カギは掛かっていなかった。残念な事に、ここの水場は涸れて使えなくなってしまった様だ。
 ↓愛鷹山荘。内部は我が家より綺麗。


 愛鷹山荘から2分で稜線の分岐に出る。左へ越前岳、右は黒岳。まだ雨が振っているが、とりあえず黒岳山頂へ向かう。少し登ると結構な雨になってきた。真っ白な展望台を過ぎると20分で黒岳の山頂に着いた。
 ↓黒岳山頂


 富士演習場からだろうかパンパンときな臭い音がひっきりなしに聞こえてくる。ガスと雨の中では休む気にもなれないのでとっとと黒岳分岐に戻る。
 ↓黒岳分岐


 分岐に戻れば、雨は小やみになったが、まだ降り続いている。まぁそれでもとりあえず越前岳へ向かう。台風の影響だろうか、栗が沢山落ちている。虫に食われていないものを少し拾いながら歩く。30分で真っ白で何も見えない鋸岳展望台が有る。一服して進む。登山路は水が流れて掘れてしまい、赤土が露出した溝の様な所も有る。背丈ほど掘れたところは、さすがに溝を避けて新しい路が出来ている。雨がパラついたり止んだりしているが、ガスは濃く天気は一向に回復しない。やがて富士見台に到着。
 ↓ここも真っ白で何も見えない富士見台。岡田紅陽の説明看板。

 
 富士見台から少し登れば水平な路になり、越前岳の山頂に着いた。雨は止んだ様だが、やっぱり山頂も真っ白で何も見えない。先着は男性コンビ2組のみ。
 ↓越前岳山頂


 コンビの1組は2人ともお若い方。やはり、最近は若い方が多くなっている様です。やがて単独者2名とおばさまコンビ1組が到着。さすがにおばさまが到着すると賑やかになりますね。上空はたまに薄日も射す様になったが、周りはガスで真っ白。今日も、晴れのはず、が大はずれ、してしまった。さぁて、昼飯も喰ったし、ぶつぶつ言いながら来た道を帰るかな。
 ↓リンドウも少しだけ花を開いた。


 下ってみたら箱根上空は晴天の青空なのに富士山は麓から雲の中で全く見えない。気象庁が天気予報を間違えたのでは無く、自分が行く先を間違えたのかな。

  登山口へ
 東名を裾野ICで降りて十里木方面へ向かう。標識に従えば運動公園の前を通って良い道が続き、大野路キャンプ場を過ぎた先でぶつかった旧道を右折すると最後のコンビニが有る。そこからクネクネと登れば直ぐに愛鷹登山口のバス停が有り、左へ舗装の林道を入る。富士方面から来ると林道入り口が見えにくいと思われるが、愛鷹登山口のバス停が目印となる。林道を進めば3分で、20台ほどの大きな駐車スペースと簡易トイレの有る山神社に到着する。駐車場はダートだが整地されている。水場は無し。

  Time
 山神社(8:30)→愛鷹山荘(9:08)→稜線分岐(富士見峠)(9:15)→黒岳(9:35)→稜線分岐(富士見峠)(9:55)→鋸岳展望地(10:30)→富士見台(11:10)→(11:30)越前岳(12:15)→稜線分岐(富士見峠)(13:30)→(14:15)山神社

 カシミール

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