遠州のかめの『山へ行かまい』

山の景色・花の写真、山歩きの記録。

竜ヶ岳(山梨) 2009-10-31

2009年11月05日 | ・御坂・竜ヶ岳

竜ヶ岳(りゅうがたけ)1485m 天気:晴れ

 先週、山に行けなかったのでふらふらと山道具屋へ寄ってみたら、知らぬ間に3万円もする新しい山靴が増えていた。そんな高級品がかめの足に合うはずが無い。自分の足を靴に合わせるため、竜ヶ岳へ行く事にした(わけがかわりません)。
 今日は良い天気で上空は青空だが、かすんでいて富士山が見えない。秋じゃ無い様な感じだ。なんか暑くなりそうだなぁ。本栖湖に着くとここだけ濃い朝霧がかかっている。朝の内はさすがにチョット涼しい。湖畔でトイレに寄って、その先のダートの登山者用駐車場に車を入れる。
 ↓本栖湖キャンプ場入口の登山者用駐車場


 出発しようと準備をしていたら山梨交通の大型バスが2台も駐車場に入ってきた。これは団体登山かと思ったら空だ。なんだろうと思ったが、まぁ、バス2台の団体さんと同じコースじゃ無くて良かった。駐車場からは標識に従ってキャンプ場内の道を奥に進むと、やがて竜ヶ岳登山口に着く。
 ↓登山口


 登山口からはしばらく植林帯の道を登る。初夏にはチゴユリが咲く道だが、秋には何の花も咲いていない。やがて林越しに本栖湖が見える。朝霧は晴れてきた様で青い湖面が見える。登山口から一登りで小さなピークの富士山展望台に到着する。
 ↓本栖湖


 ここからは富士山が真正面だが朝の内は逆光だし、今日は水気が多いのか空が白くて写真に撮れない。一旦小さく下ると登山路は陽あたりの良い笹の道になる。陽が出るとやっぱり暑いぞ。結局Tシャツ1枚で登る事になった。道ばたにはリンドウが見られる。下の方はつぼみだったが登るにつれて開いてきた。
 ↓リンドウ


 富士山展望台から少しで石仏と東屋の有る尾根に登りつく。この辺りから笹原の上に飛ぶ小さな虫がうるさくまとわりついてくる。めがねにとまったり鼻に入ってきたりしてうるさいことこの上ない。
 ↓石仏・反対側に東屋


 石仏からも陽のあたる笹の道を登る。富士山は相変わらず逆光で写真が撮れない。北方には御坂の峰も霞んで見えている。
 ↓御坂


 道の傾斜が緩くなると右から直登コースを合わせる。本栖湖とパノラマ台が綺麗だ。
 ↓直登コース分岐から本栖湖


 駐車場から2時間ばかりで山頂に到着した。先着は4~5パーティの様だ。山頂は大きく刈り払われており、笹藪から離れれば虫は来ない様だ。早いけどベンチに座って昼飯にする。
 ↓山頂


 山頂でのんびりしていると端足峠の道から「六根清浄」と合唱しながら大勢の人が登って来て、なんじゃこりゃ~の70人の団体さんが到着。皆さん、頭に甲州百名山のはちまきが・・。やはりあの山梨交通のバスだったか。先頭の山伏装束の数人は山頂でホラ貝なんか吹いちゃって、ここは御嶽山ですか~?、七面山ですか~?。でもほとんどの人が普通の格好をしている様だ。ごく普通の格好の家族連れの人の方に聞いてみれば、山梨のお寺さんの青年部の主催で年に2回ほど甲州百山を登っていて、毎回楽しみにしていらっしゃるとの事。小学生くらいの小さい子供もいて、皆さんなかなか楽しそうですね。いわゆるツアー登山じゃ無い様です。見ていると、自分も子供の頃に連れて行ってもらった親の職場サークルのハイキングを思い出して、チョット懐かしい感じがしました(昔はサークルじゃ無くてクラブ活動と言っていた様な記憶が・・)。
 ↓やっぱ富士山にはホラ貝っすね。


 山頂からは西に南アルプスが並んで見えているが、霞んでいて良く見えないのは残念だ。前回来たときも天気は良かったのに南アルプスは霞んでよく見えなかった。団体さんは端足峠から登って石仏コースを下る様だ。「11時15分に出発~」と号令を掛けている。それでは、自分は端足峠に向けて下るか。
 ↓下り道の紅葉


 さぁそろそろ名物の急階段かと思ったら、巻き道ができていた。急斜面をジグザグに下りていくが、階段もまだ通れる様だ。
 ↓竜に登る階段の隣りに巻き道が出来た


 端足峠に下り着くと静岡県側から単独者が登って来た。自分は今日は本栖湖側へ下る事にする。
 ↓端足(はした)峠


 こちら側は自然林の中のしっかりした道で紅葉が素晴らしい。陽があたらないので、登りに使った方が良かったと思われる。
 ↓紅葉


 ↓紅葉


 本栖湖畔に下りる手前で遊歩道への標識に従い、山道の巻き道へ進む。結構な急斜面をへつる山道で、思ったより登り下りが付いている。しっかりした遊歩道かとなめていたら、途中で台風の影響か倒木が道を塞いでいる場所が有り、くぐるにも乗り越すにもチョット難儀した。小一時間も掛かって舗装路へ下りた場所は、直登コースの登山口の様だ。
 ↓直登コースの登山口に下りた


 後は、湖畔の舗装路を朝停めた駐車場に戻る。山梨交通のバスはまだお客を待っている。もう下りてきても良い時間なのになぁ、と帰り支度をしていたら、「六根清浄」と唱えながら無事到着。大勢の山行も楽しそうで良いなぁ、と横目で眺めながら、自分は次も一人でどこへ行こうかな。
 ↓本栖湖。パノラマ台と烏帽子岳。


 新調した靴は、やっぱり右足の親指に小さな豆を作ってしまった。ここがいつもあたるんだよな~。家に帰ったらかんなで親指を削ろうっと(ウソです)。

  Time
本栖湖登山口駐車場(7:55)→登山口(8:10)→石仏・東屋(9:10)→(10:00)山頂(10:45)→端足峠(11:15)→遊歩道分岐(12:15)→(13:20)駐車場

  カシミール


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