七ツ峰・天狗石山(ななつみね・てんぐいしやま) 1533m・1366m 天気:晴れ/曇り
今日は七ツ峰。富士見峠からのピストンが一般的な様だが、浜松から富士見峠までが遠い。それに富士見峠まで来てしまえば自然と山伏の方へ足が向こうというもの。ネットで調べたら、接阻峡(せっそきょう)から登って天狗石山に縦走したら奥大井湖上駅に下り、接阻峡に戻る周回が出来る様だ。ちょいと長いコースになるが、自分がどれ位い歩けるかチャレンジする事にした。
東名を牧ノ原ICで降り、大井川左岸道路を北上すると千頭(せんず)の手前に少しだけ道幅の狭い区間が有るが、後は全て良い道で信号も少ないので、早朝は良いペースで進める。寸又峡への道を分け、長島ダムを越えると右手に接阻大吊り橋が現れ、その先の左に大きな公園と駐車場が有る。その中の駐車スペースに停めた。ここには綺麗なトイレと水場が有る。
↓接阻大吊り橋と駐車場
接阻大吊り橋の駐車場から車道を先に進み、接阻峡大橋を渡ったら真っ直ぐ細い道を進むと、七ツ峰登山口とこだまいし神社の標識が見つかる。矢印に従って右へ舗装の林道をしばらく進めば神社は有ったが、七ツ峰登山口は無い。標識の所を奥に進めば地形図の破線路のはずで、戻って登り直そうかとも思ったが、林道を進めば破線路の続きが林道にぶつかる場所まで行けそうなので、そのまま林道を歩いた。次の林道の分岐からは左へダートの林道を進み、結構歩かされて林道脇に登山口の標識を見つけた。最初の標識から山の方へ地形図の破線路に入ってしまえば行程を短縮できたものと思われる。ここから山道になり、まずは植林帯を尾根のコルに登る。
↓接阻峡大橋を渡った先の登山口標識 ↓一つ目の鉄塔から
登山路は植林帯の中に中電の巡視路や林業の作業道を登る。駐車場から1時間半で一つ目の鉄塔に着いた。ここからは少しだけ展望がきき、長島ダムと湖上駅へ続く線路が見えた。まだまだ先は長い、今日中にあそこに下りつけるだろうか。
↓植林帯の登山路
さらに植林帯の道を進むと二つ目の鉄塔に出る。二つ目の鉄塔から送電線下の斜面を登ればすぐに三ツ目の鉄塔。どちらからも展望はきかない。道は植林帯に戻り、次の1207mのピークを左に巻くと、その先の1331mピークは大きく左を巻く。この巻き道は足元が若干悪い。少し下って痩せ尾根のコルの着く。
↓やせ尾根のコル ↓分岐手前の斜面
しばらくは尾根を進むが、どこからか尾根を左に巻く道にはいっていて、道がだいぶ悪くなって来た。稜線も右上にかなり高くなってしまったので、これは違うなと感じて藪の無い斜面を尾根まで登り返すとしっかりした道が有った。どこで間違えたか解らないが、考え事をしながら歩いていると時々やってしまう。
登山路は分岐手前では道がはっきりしないところも有るが、上を目指せばやがて三ツ峰からの縦走路に登り着く。
↓主稜線の分岐点
分岐からはやっと気持ち良い尾根道になるが、10分も歩けば七ツ峰の山頂に着いた。山頂からは静岡側の樹木が刈られており、駿河湾から伊豆半島、静岡市から安倍奥の山並、そしてもちろん富士山が望まれる。富士山は先週より雪が多くなっている様だ。川根側は樹林の間から朝日岳あたりが望めるのみ。
↓七ツ峰山頂
朝はすっきりと晴れていたが、山頂に着く頃には雲が多くなって来た。時々陽が射す位いで暗い雲も有り、ひょっとしたら雨がパラつくかもしれない。今日は先も長いし、コンビニむすびを食べたら早めに出発する。七ツ峰からは崖の縁の急な道を下る。黄色い標識も有り、道はしっかりしている。
↓所々にある黄色い標識 ↓益田山
益田山の先で登山路は右の尾根へ入るが、山頂辺りは道が少し不鮮明だ。コンパスを出して方向を確認する。先に進めば標識が有り、道がはっきりする。
↓ちょっと判りにくい所も有る ↓これ位いなら充分
益田山の先の登山路にイワカガミが咲いていた。岩岳山と同じで白くて小さな花だ。道は地形図と違い、尾根上を辿っているが、だんだん怪しくなってきた。
↓イワカガミ ↓路が怪しくなってくる
1179mのコルの先から左へ巻き道を分けるが、尾根通しに行った方が良いだろうと思い、目の前の道らしくない急斜面を登る。上りきると黄色い標識が現れるが、その先で再び道が怪しくなる。落ち葉にも埋もれて、斜面では道も不鮮明になる。最後は道とは思えない斜面を登り切ると1331mピークを越えた様だ。少し下れば奥大井湖上駅への分岐標識が現れた。ここからは良い道が天狗石山まで続いていた。
↓湖上駅分岐 ↓天狗石山山頂
分岐から10分で天狗石山に到着した。ここも展望の無い森の中の山頂だ。後は下るだけなのでゆっくり一服した。今日はよ~く歩きましたが、曇り空で寒くなって来たし、さぁもうひと踏ん張りして帰るか。
天狗石山から湖上駅へはハイキングコースとして整備された道が続く。一ヶ所だけ植林帯の斜面では落ち葉に埋もれて道が不鮮明になるが、他は問題無くしっかりした道を下る。ただ、ほとんど全て植林帯の下りで花も展望も無く、ひたすら下るのみ。
↓一ヶ所だけ展望が有る。長島ダム。
林道に出るとすぐ右に続きの登山路が見つかる。下っていると列車の音が聞こえてきた。奥大井湖上駅に降り立つとさっきの列車で降りた人達が次の列車を待っていた。
↓奥大井湖上駅
湖上駅から線路脇の通路を歩いて帰る。トンネル上の階段を上っていたら列車の音がする。帰りの最終列車だ。列車を見送ったら舗装路を歩いて接阻大吊り橋の駐車場に戻った。
↓終電の到着
帰って来れば大無間がガスをまとって迎えてくれた。最後のおまけで接阻大吊り橋を渡ってみたが、コンクリ製で味気ない橋だった。
↓接阻峡に暮れる大無間山、、かな、、
梅地から七ツ峰への登りは展望の無い植林帯の路で、長くてつらい。七ツ峰から天狗石山への縦走路では所々で路が不鮮明になる。尾根を通せば黄色い標識が見つかるが、地図とコンパスで確認しながら歩いた。湖上駅への路はハイキングコースとして整備している様で、斜面の一箇所だけ落ち葉で路が若干不鮮明だったがそれ以外は良い道だった。
全体的に展望も花も無い植林帯を歩く時間が長く、あまり面白いコースとは言えないでしょう。今日は山中で一人の登山者にも会わなかった。
TIME
接阻大吊り橋駐車場(7:35)→登山口標識(8:20)→一つ目の鉄塔(9:00)→1331m先のコル(10:25)→主稜線分岐(11:30)→(11:40)七ツ峰(12:15)→益田山(13:00)→湖上駅分岐(14:25)→(14:35)天狗石山(14:55)→奥大井湖上駅(16:30)→(17:00)接阻大吊り橋駐車場 120km 2.5h
マップ(軌跡はGPSでは有りません)
今日は七ツ峰。富士見峠からのピストンが一般的な様だが、浜松から富士見峠までが遠い。それに富士見峠まで来てしまえば自然と山伏の方へ足が向こうというもの。ネットで調べたら、接阻峡(せっそきょう)から登って天狗石山に縦走したら奥大井湖上駅に下り、接阻峡に戻る周回が出来る様だ。ちょいと長いコースになるが、自分がどれ位い歩けるかチャレンジする事にした。
東名を牧ノ原ICで降り、大井川左岸道路を北上すると千頭(せんず)の手前に少しだけ道幅の狭い区間が有るが、後は全て良い道で信号も少ないので、早朝は良いペースで進める。寸又峡への道を分け、長島ダムを越えると右手に接阻大吊り橋が現れ、その先の左に大きな公園と駐車場が有る。その中の駐車スペースに停めた。ここには綺麗なトイレと水場が有る。
↓接阻大吊り橋と駐車場
接阻大吊り橋の駐車場から車道を先に進み、接阻峡大橋を渡ったら真っ直ぐ細い道を進むと、七ツ峰登山口とこだまいし神社の標識が見つかる。矢印に従って右へ舗装の林道をしばらく進めば神社は有ったが、七ツ峰登山口は無い。標識の所を奥に進めば地形図の破線路のはずで、戻って登り直そうかとも思ったが、林道を進めば破線路の続きが林道にぶつかる場所まで行けそうなので、そのまま林道を歩いた。次の林道の分岐からは左へダートの林道を進み、結構歩かされて林道脇に登山口の標識を見つけた。最初の標識から山の方へ地形図の破線路に入ってしまえば行程を短縮できたものと思われる。ここから山道になり、まずは植林帯を尾根のコルに登る。
↓接阻峡大橋を渡った先の登山口標識 ↓一つ目の鉄塔から
登山路は植林帯の中に中電の巡視路や林業の作業道を登る。駐車場から1時間半で一つ目の鉄塔に着いた。ここからは少しだけ展望がきき、長島ダムと湖上駅へ続く線路が見えた。まだまだ先は長い、今日中にあそこに下りつけるだろうか。
↓植林帯の登山路
さらに植林帯の道を進むと二つ目の鉄塔に出る。二つ目の鉄塔から送電線下の斜面を登ればすぐに三ツ目の鉄塔。どちらからも展望はきかない。道は植林帯に戻り、次の1207mのピークを左に巻くと、その先の1331mピークは大きく左を巻く。この巻き道は足元が若干悪い。少し下って痩せ尾根のコルの着く。
↓やせ尾根のコル ↓分岐手前の斜面
しばらくは尾根を進むが、どこからか尾根を左に巻く道にはいっていて、道がだいぶ悪くなって来た。稜線も右上にかなり高くなってしまったので、これは違うなと感じて藪の無い斜面を尾根まで登り返すとしっかりした道が有った。どこで間違えたか解らないが、考え事をしながら歩いていると時々やってしまう。
登山路は分岐手前では道がはっきりしないところも有るが、上を目指せばやがて三ツ峰からの縦走路に登り着く。
↓主稜線の分岐点
分岐からはやっと気持ち良い尾根道になるが、10分も歩けば七ツ峰の山頂に着いた。山頂からは静岡側の樹木が刈られており、駿河湾から伊豆半島、静岡市から安倍奥の山並、そしてもちろん富士山が望まれる。富士山は先週より雪が多くなっている様だ。川根側は樹林の間から朝日岳あたりが望めるのみ。
↓七ツ峰山頂
朝はすっきりと晴れていたが、山頂に着く頃には雲が多くなって来た。時々陽が射す位いで暗い雲も有り、ひょっとしたら雨がパラつくかもしれない。今日は先も長いし、コンビニむすびを食べたら早めに出発する。七ツ峰からは崖の縁の急な道を下る。黄色い標識も有り、道はしっかりしている。
↓所々にある黄色い標識 ↓益田山
益田山の先で登山路は右の尾根へ入るが、山頂辺りは道が少し不鮮明だ。コンパスを出して方向を確認する。先に進めば標識が有り、道がはっきりする。
↓ちょっと判りにくい所も有る ↓これ位いなら充分
益田山の先の登山路にイワカガミが咲いていた。岩岳山と同じで白くて小さな花だ。道は地形図と違い、尾根上を辿っているが、だんだん怪しくなってきた。
↓イワカガミ ↓路が怪しくなってくる
1179mのコルの先から左へ巻き道を分けるが、尾根通しに行った方が良いだろうと思い、目の前の道らしくない急斜面を登る。上りきると黄色い標識が現れるが、その先で再び道が怪しくなる。落ち葉にも埋もれて、斜面では道も不鮮明になる。最後は道とは思えない斜面を登り切ると1331mピークを越えた様だ。少し下れば奥大井湖上駅への分岐標識が現れた。ここからは良い道が天狗石山まで続いていた。
↓湖上駅分岐 ↓天狗石山山頂
分岐から10分で天狗石山に到着した。ここも展望の無い森の中の山頂だ。後は下るだけなのでゆっくり一服した。今日はよ~く歩きましたが、曇り空で寒くなって来たし、さぁもうひと踏ん張りして帰るか。
天狗石山から湖上駅へはハイキングコースとして整備された道が続く。一ヶ所だけ植林帯の斜面では落ち葉に埋もれて道が不鮮明になるが、他は問題無くしっかりした道を下る。ただ、ほとんど全て植林帯の下りで花も展望も無く、ひたすら下るのみ。
↓一ヶ所だけ展望が有る。長島ダム。
林道に出るとすぐ右に続きの登山路が見つかる。下っていると列車の音が聞こえてきた。奥大井湖上駅に降り立つとさっきの列車で降りた人達が次の列車を待っていた。
↓奥大井湖上駅
湖上駅から線路脇の通路を歩いて帰る。トンネル上の階段を上っていたら列車の音がする。帰りの最終列車だ。列車を見送ったら舗装路を歩いて接阻大吊り橋の駐車場に戻った。
↓終電の到着
帰って来れば大無間がガスをまとって迎えてくれた。最後のおまけで接阻大吊り橋を渡ってみたが、コンクリ製で味気ない橋だった。
↓接阻峡に暮れる大無間山、、かな、、
梅地から七ツ峰への登りは展望の無い植林帯の路で、長くてつらい。七ツ峰から天狗石山への縦走路では所々で路が不鮮明になる。尾根を通せば黄色い標識が見つかるが、地図とコンパスで確認しながら歩いた。湖上駅への路はハイキングコースとして整備している様で、斜面の一箇所だけ落ち葉で路が若干不鮮明だったがそれ以外は良い道だった。
全体的に展望も花も無い植林帯を歩く時間が長く、あまり面白いコースとは言えないでしょう。今日は山中で一人の登山者にも会わなかった。
TIME
接阻大吊り橋駐車場(7:35)→登山口標識(8:20)→一つ目の鉄塔(9:00)→1331m先のコル(10:25)→主稜線分岐(11:30)→(11:40)七ツ峰(12:15)→益田山(13:00)→湖上駅分岐(14:25)→(14:35)天狗石山(14:55)→奥大井湖上駅(16:30)→(17:00)接阻大吊り橋駐車場 120km 2.5h
マップ(軌跡はGPSでは有りません)