房小山(ふさこやま) 1868m 天気:晴れ
白ヤシオは蕎麦粒山より三ツ合山の前後が良いらしい。五樽から上がれば三ツ合山は近いし、早めに起きて「良い山」との評判の高い房小山までピストンしたいと思う。
あれっヤバイ、寝坊して出発が遅れた。山犬の段の駐車場にはすでに30台以上の車が駐車している。白ヤシオのシーズンだが、こんなに多いとは思わなかった。8時15分スタートはチョットまずいなぁ。
↓山犬の段。きれいな無人小屋が有る。トイレは有るが水は天水で飲用不可。
蕎麦粒山はカットして林道を進む。予定通り五樽のコルへ上がるか、時間が無いので千石沢の登山口から上がるか迷いながら歩いていたら、ふと、「房小山を諦めた場合には最初から三ツ合山の白ヤシオを見に来た事にしよう」とふらちなアイデアが浮かんでしまった。
五樽登山口の標識から12分かかって五樽のコルに上がる。三ツ合山までの尾根は白ヤシオが満開だった。想像以上にすんごい満開の白ヤシオに、五樽コース選択は素晴らしいアイデアだったと、すでに房小山は諦めムードになっていた。
↓白ヤシオ
天気は上々。花は満開。写真を撮りながらのんびりと三ツ合山へ歩く。とてつもなく時間がかかって三ツ合山に到着すれば、山頂には団体さんが休憩中だ。一服したらとりあえず千石平まで行ってみよう。
↓三ツ合山の直下
三ツ合山直下で白ヤシオを撮っていたら、先ほどの団体さんに追い越された。道草の食い過ぎでしょう。千石平への尾根も満開の白ヤシオが素晴らしい。小さなアップダウンの後、道間違いもせずに約1時間で千石沢下降点に到着。
↓こんな満開、見たこと無いです。
一服後、千石平に向かう。千石平到着はなんと11時40分か。先ほどの団体さんが山頂で談笑中。すみっこでコンビニむすびで昼食にする。この時間では房小山は諦めでしょうネ。
↓千石平。
前回は千石平まででこの先は行ったことが無いので、せめて鋸山まででも行ってのんびりしよかと、カメラと水だけ持って出発した。
↓千石平の白ヤシオ。
倒木をくぐって鋸山への道へ入る。少し下った後は水平の道をわずかで鋸山の山頂に着く。誰も居ないと思っていた鋸山でも10名程が休憩中だ。ここでもそうだが、単独者が1人だけで後は団体さんばかりだととても居づらい。
↓鋸山
千石平から10分ばかりだが、ココまで良い道が通じていた。次回挑戦の為、もう少し先まで偵察してみようとそのまま進んだ。鋸山から急坂を下りると途中で房小山が見えた。房小山までは千石平から150分位いと読んでいたが、もう少し近いだろうか。空身だし、14時までとして行ける所まで行ってみようか。
↓鋸山の先から房小山が見えた。なんだか今日行けそうな気がする~~。
急激に下って細いコルを過ぎ、次の小さいピークから北上する尾根にはバイケイソウが群生している。濃い群生で登山道の真ん中にも生えてきている。夏には薮こぎならぬバイケイソウこぎが出来そうだ。しかし、鹿君も好き嫌いを言わずにバイケイソウも食べてください(ダメだ。死んじゃう!)。
↓バイケイソウ尾根。
1572mの小広いコルの先では尾根の北東を巻く(帰りは巻き道に入る所の左折が見えにくい。黄色い標識有り)。小さく登って下りて小さいコルを過ぎると今度は尾根の西側を巻く。その先で気持ちの良い低い笹原の斜面に出た。笹の稜線は右上に高く見える。
↓笹は足首程度。ピンクはミツバツツジ。
この先の道は低い笹原の中に続く踏み後を拾う。尾根に乗るとその先で小さな二重山稜になり、踏みあとは左の尾根筋へ続く。さぁて、14時が近くなってきた。足もキツイがここまで来たら山頂まで行くっきゃないでしょう!!
↓うわ~、気持ちの良い尾根道
池手前の斜面は左の崖の近くを進む。踏み後や鹿道は沢山ついていて、どれでも歩けそうだが、黄色い標識もがけ付近で見つかる。
↓山頂手前の房小池(房小池はウソです。ただの池)
右下に小さな池が見える。尾根上の一番高い所を歩いていたが、すぐ下に濃い道が見える。帰りにたどって見たが、良い道が尾根を巻いて続いていた。
おっと、14時を過ぎてしまった。しかし、池を見れば山頂は近いはず。走るしかないでしょう。池が見えたら行け~・・てか?!。
↓小池上の尾根道
房小山山頂手前では、たくさんの鹿道が交錯し、登山路が判らなくなるが、笹丈も足首程度なので上を目指して適当に進む。登りは良いが帰りは道の選択に難儀しそうだ。地図とコンパスを置いてきてしまったが、まぁ天気も良いし先が見渡せるので問題無いでしょう。
前方には黒沢山から中ノ尾根山、さらに池口岳から加加森山までが望める。すぐ先が山頂の様だ。
↓山頂直下で振り返る。見えているのは高塚山から竜馬ヶ岳の稜線か。
やがて登山路の先の丸いピークに標識が見え、駆け上がれば誰もいない房小山の山頂に到着した。「やった~、着いたぞ」。まあるい山頂は笹が禿げて土が出ているがそこにはこけが生えている。明るい山頂は針葉樹の疎林になっており、樹間からバラ谷の頭へ踏み後が続いていた。
↓房小山山頂。
この時間だからもう誰も来ないだろうと思っていたら、捕虫網を持ったおじさんが登ってこられた。気持ちの良い山頂だが余り長居は出来ない。明るい内に戻れる様にトンボ帰りだ。
帰りは千石沢を下る。昨日の雨で沢の水は多かったが、靴を濡らす位いで下降できた。
TIME
山犬の段(8:15)→五樽登山口(8:45)→(10:00)三ッ合山(10:15)→(11:10)千石沢下降点(11:15)→(11:40)千石平(12:25)→鋸山(12:35)→(14:12)房小山(14:30)→鋸山(15:50)→(16:00)千石平(16:10)→千石沢下降点(16:20)→千石沢登山口(16:50)→(17:55)山犬の段 千石平-房小山は空身で往復 110km 3h
山犬の段手前の林道脇に水場の表示があり、パイプから水が出ている。山犬の段には水が無いのでここの水場は貴重だ。ただ、去年の秋に来たときには気が着かなかったので、周年水が出ているかは不明。
カシミール
白ヤシオは蕎麦粒山より三ツ合山の前後が良いらしい。五樽から上がれば三ツ合山は近いし、早めに起きて「良い山」との評判の高い房小山までピストンしたいと思う。
あれっヤバイ、寝坊して出発が遅れた。山犬の段の駐車場にはすでに30台以上の車が駐車している。白ヤシオのシーズンだが、こんなに多いとは思わなかった。8時15分スタートはチョットまずいなぁ。
↓山犬の段。きれいな無人小屋が有る。トイレは有るが水は天水で飲用不可。
蕎麦粒山はカットして林道を進む。予定通り五樽のコルへ上がるか、時間が無いので千石沢の登山口から上がるか迷いながら歩いていたら、ふと、「房小山を諦めた場合には最初から三ツ合山の白ヤシオを見に来た事にしよう」とふらちなアイデアが浮かんでしまった。
五樽登山口の標識から12分かかって五樽のコルに上がる。三ツ合山までの尾根は白ヤシオが満開だった。想像以上にすんごい満開の白ヤシオに、五樽コース選択は素晴らしいアイデアだったと、すでに房小山は諦めムードになっていた。
↓白ヤシオ
天気は上々。花は満開。写真を撮りながらのんびりと三ツ合山へ歩く。とてつもなく時間がかかって三ツ合山に到着すれば、山頂には団体さんが休憩中だ。一服したらとりあえず千石平まで行ってみよう。
↓三ツ合山の直下
三ツ合山直下で白ヤシオを撮っていたら、先ほどの団体さんに追い越された。道草の食い過ぎでしょう。千石平への尾根も満開の白ヤシオが素晴らしい。小さなアップダウンの後、道間違いもせずに約1時間で千石沢下降点に到着。
↓こんな満開、見たこと無いです。
一服後、千石平に向かう。千石平到着はなんと11時40分か。先ほどの団体さんが山頂で談笑中。すみっこでコンビニむすびで昼食にする。この時間では房小山は諦めでしょうネ。
↓千石平。
前回は千石平まででこの先は行ったことが無いので、せめて鋸山まででも行ってのんびりしよかと、カメラと水だけ持って出発した。
↓千石平の白ヤシオ。
倒木をくぐって鋸山への道へ入る。少し下った後は水平の道をわずかで鋸山の山頂に着く。誰も居ないと思っていた鋸山でも10名程が休憩中だ。ここでもそうだが、単独者が1人だけで後は団体さんばかりだととても居づらい。
↓鋸山
千石平から10分ばかりだが、ココまで良い道が通じていた。次回挑戦の為、もう少し先まで偵察してみようとそのまま進んだ。鋸山から急坂を下りると途中で房小山が見えた。房小山までは千石平から150分位いと読んでいたが、もう少し近いだろうか。空身だし、14時までとして行ける所まで行ってみようか。
↓鋸山の先から房小山が見えた。なんだか今日行けそうな気がする~~。
急激に下って細いコルを過ぎ、次の小さいピークから北上する尾根にはバイケイソウが群生している。濃い群生で登山道の真ん中にも生えてきている。夏には薮こぎならぬバイケイソウこぎが出来そうだ。しかし、鹿君も好き嫌いを言わずにバイケイソウも食べてください(ダメだ。死んじゃう!)。
↓バイケイソウ尾根。
1572mの小広いコルの先では尾根の北東を巻く(帰りは巻き道に入る所の左折が見えにくい。黄色い標識有り)。小さく登って下りて小さいコルを過ぎると今度は尾根の西側を巻く。その先で気持ちの良い低い笹原の斜面に出た。笹の稜線は右上に高く見える。
↓笹は足首程度。ピンクはミツバツツジ。
この先の道は低い笹原の中に続く踏み後を拾う。尾根に乗るとその先で小さな二重山稜になり、踏みあとは左の尾根筋へ続く。さぁて、14時が近くなってきた。足もキツイがここまで来たら山頂まで行くっきゃないでしょう!!
↓うわ~、気持ちの良い尾根道
池手前の斜面は左の崖の近くを進む。踏み後や鹿道は沢山ついていて、どれでも歩けそうだが、黄色い標識もがけ付近で見つかる。
↓山頂手前の房小池(房小池はウソです。ただの池)
右下に小さな池が見える。尾根上の一番高い所を歩いていたが、すぐ下に濃い道が見える。帰りにたどって見たが、良い道が尾根を巻いて続いていた。
おっと、14時を過ぎてしまった。しかし、池を見れば山頂は近いはず。走るしかないでしょう。池が見えたら行け~・・てか?!。
↓小池上の尾根道
房小山山頂手前では、たくさんの鹿道が交錯し、登山路が判らなくなるが、笹丈も足首程度なので上を目指して適当に進む。登りは良いが帰りは道の選択に難儀しそうだ。地図とコンパスを置いてきてしまったが、まぁ天気も良いし先が見渡せるので問題無いでしょう。
前方には黒沢山から中ノ尾根山、さらに池口岳から加加森山までが望める。すぐ先が山頂の様だ。
↓山頂直下で振り返る。見えているのは高塚山から竜馬ヶ岳の稜線か。
やがて登山路の先の丸いピークに標識が見え、駆け上がれば誰もいない房小山の山頂に到着した。「やった~、着いたぞ」。まあるい山頂は笹が禿げて土が出ているがそこにはこけが生えている。明るい山頂は針葉樹の疎林になっており、樹間からバラ谷の頭へ踏み後が続いていた。
↓房小山山頂。
この時間だからもう誰も来ないだろうと思っていたら、捕虫網を持ったおじさんが登ってこられた。気持ちの良い山頂だが余り長居は出来ない。明るい内に戻れる様にトンボ帰りだ。
帰りは千石沢を下る。昨日の雨で沢の水は多かったが、靴を濡らす位いで下降できた。
TIME
山犬の段(8:15)→五樽登山口(8:45)→(10:00)三ッ合山(10:15)→(11:10)千石沢下降点(11:15)→(11:40)千石平(12:25)→鋸山(12:35)→(14:12)房小山(14:30)→鋸山(15:50)→(16:00)千石平(16:10)→千石沢下降点(16:20)→千石沢登山口(16:50)→(17:55)山犬の段 千石平-房小山は空身で往復 110km 3h
山犬の段手前の林道脇に水場の表示があり、パイプから水が出ている。山犬の段には水が無いのでここの水場は貴重だ。ただ、去年の秋に来たときには気が着かなかったので、周年水が出ているかは不明。
カシミール