遠州のかめの『山へ行かまい』

山の景色・花の写真、山歩きの記録。

兀岳(南信) 2011-10-02

2011年10月06日 | 3.南信

兀岳・夏焼山(はげだけ・なつやけやま 1636m・1503m) 天気:晴れ

 昼神温泉を通り、清内路の長いトンネルを抜ければ南木曽に入る。道はくねくねと下り、木地師の看板を左右に見ると右へ大平街道への分岐有る。ここから道は細くなるが舗装路が続き、10分も走ればカーブの先に旧大平街道入り口の看板とトイレが見える。この手前の路肩にスペースが有り、駐車場所の表示が有る。車を停めて山道に入るとすぐに水場が有った。

 ↓旧大平街道入り口。手前の左に駐車スペース。

 水場で水筒の水を入れ替えて行く。台風の影響か、水には少しだが小さな不純物が混じる。旧大平街道は、笹原の中のしっかりした道を緩やかに登って行く。沢沿いの道は木の橋の脇を通るが、橋を渡らずに右へ登って行く。

 ↓倒木にも道が付いている

 木の実(栃の実かな?)がいっぱい落ちている。栗が無いかときょろきょろしながら歩くが栗の木はなさそうだ。笹原に樹林の道をゆっくり登れば、あっさりと大平峠に到着する。

 ↓大平峠

 大平峠で再び舗装路に出る。前方にはトンネルが見える。登ってきた側に兀岳への登山路の入り口が有り、最初はちょろちょろと水が流れる笹の急な道を登る。旧大平街道に比べれば道はチョッと狭いが充分立派な登山道だ。尾根道になり前方の稜線へ登れば清内路からの道が右から合流する。

 ↓清内路への分岐

 左の道を兀岳へ向かう。相変わらずの笹の尾根道は、一旦少し下るが再び緩い登りになる。振り返れば恵那山が遠くに見えている。

 ↓振り返れば恵那山

 分岐から一息で笹の中の山頂に到着した。山頂の北方向は切り開かれており、南木曽岳、御嶽山、目の前には摺古木山から安平路山、その右のピラミッドは念丈岳だろうか。 

 ↓山頂     山頂から北の展望

 展望を楽しんだら着た道を大平峠に下りる。舗装路に出れば直ぐ下に駐車スペースと東屋が有り、東屋の先には良く出ている水場が有る。但し、こちらの水場もやはり小さな不純物が混じっている。

 ↓大平峠の駐車場と東屋

 水場の脇に夏焼山の標識が有り、再び山道に入る。こちらは良く整備されたしっかりした道が付いている。少しの急登で尾根に登ると大平峠県民の森の各所へ続く良い道が分岐している。左の尾根へ進めば水平な道が続き、5分も歩けば夏焼山に到着した。

 ↓夏焼山山頂。南木曽岳と御嶽山。

 山頂からは南木曽岳が目の前に見える。その右には御嶽山が高いが、山頂部は雲の中に隠れてしまった。ここからは念丈岳は見られない様だ。今日は風が強く少し寒い。ラーメンを作って昼を食べた。

 山頂の端に木曽見茶屋への標識が有り、良い道が下っている。こちらの道には栗が落ちているので拾ってみるが、どれも小さくて食べられそうも無い。やがて大平街道の舗装路に飛び出し、少し先に木曽見茶屋がある。手間の左に展望台へ上る道が有るので登って見たが、南木曽岳しか見られなかった。

 ↓木曽見茶屋

 木曽見茶屋でお土産を物色していたら、茶屋の方が美味しいお茶を出してくれました。コーヒーも美味しそうですね。茶屋では、そばや五平餅が食べられる様です。席の窓からちょうど南木曽岳が見えていました。

 ↓木曽見茶屋脇の斉藤茂吉の詩碑。奥の山は南木曽岳。

 木曽見茶屋から舗装路を15分も戻れば車を停めた旧大平街道入り口に着いた。車で木曽見茶屋に戻り、お土産に大平街道の手ぬぐいを購入して帰宅した。

 今日はチョット歩き足らないかなぁと思ったが、翌日はしっかり足が痛かった。それじゃダメじゃん。

  TIME     カシミール

旧大平街道入口駐車場(9:00)→大平峠(9:40)→(10:35)兀岳(11:00)→大平峠(11:40)→(12:05)夏焼山(13:05)→(13:55)木曽見茶屋(14:15)→(14:30)旧大平街道入口駐車場   145km 3.5h


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