富士見台(ふじみだい 1739m) 天気:晴れ
5時に自宅を出発する。今朝は涼しいを通り越して寒いくらいだ。R153を北上して長野県に入ったあたりでたまらず車のヒーターを入れた。治部坂の道路の温度計表示を見ると6度だって。昨日までクーラーを入れて走っていた様な気がするんだがな。
阿智から昼神温泉を抜け中央高速園原インターの入り口を過ぎたら、橋の前を直ぐに右折して神坂神社に向かう。
↓ここで右折
曲がって直ぐ上のどんつきを右、後は道なりに進む。道は狭くて急だがずっと舗装されている。くねくねと登って行くと、少しで神坂神社の前の広い駐車場に到着。道は先に進んでいるが、一般車通行止めの看板が有る。
↓神坂神社の駐車場。駐車スペースは広い。
神社の左に東山道(とうさんどう・あずまやまみち)の標識があり山道に入るが、直ぐにダートになった林道の続きに出てしまう。左へ行けば東山道の続きで、右へ少し下れば新しい富士見台登山道の登山口が有る。行きは右の新道を行き、帰りに東山道を下る予定だ。新道は樹林帯をジグザグに登っていく。ふと上を見ると猿どもがゆっくりと斜面を登っている。奥三河から南信は人里の近くで良く日本猿を見る。道はやがてこの辺りの定番=「笹原にカラマツの道」になり、水平になってから少し下るとさっき分かれた東山道を左から合流する。
↓東道山分岐。左が新道で奥から来た。右は東山道下り。手前方向が神坂峠。
ここからは緩い登り道が続き、20分も歩けば池の平の標識が有る。その先で周囲が少し開けてくると湿地帯から流れる小川をまたぐ。そのすぐ先の休憩に良い広場に1本立の標識が有る。東山道分岐からちょうど30分だ。
↓ちょっと開けた笹原
この先から道は緩く下りっていく。10分で牛集牧柵と書かれた鉄のフェンスのトンネルが有る。これをくぐるった先に今度は千本立の標識が有る。
↓牛集牧柵
道は左の樹間から恵那山を望みながらどんどん下って行くが、10分も歩けば前方に萬岳荘が見えてくる。小川を越えて萬岳荘の裏に出た。ここの道脇にホースで引いた水場が有る。
↓萬岳荘
ここから神坂山へ登るつもりだったが、登り口が判らなかったので、先に神坂峠へ向かうことにした(後述の通り小川の手前に有ったのを見落としていた)。萬岳荘を通り過ぎて舗装路を神坂峠へ向かうと、道脇には沢山の車が駐車されている。駐車スペースを探す自家用車が邪魔で、萬岳荘へ向かうマイクロバスが立ち往生していた。歩きなら10分もかからずに車道の神坂峠に到着した。
↓神坂峠の恵那山登山口。
神坂峠の前後にも車が沢山路肩に停まっている。峠の直ぐ下から富士見台への山道へ入る。直ぐに神坂峠遺跡が有るが、中を突っ切って進む。道は一旦樹林に入り、左に中津川の町を見おろしながら、右上のピークをぐるっと巻き、見晴らしの良い笹原に出る。やがて鞍部に到着すれば、萬岳荘からの道を右から合流する。
↓笹原に出ると富士見台が見えた
道は木の無い笹原の陽当たりの良い広い斜面を登る。今日は素晴らしい秋晴れ。陽なたの登り道に汗が噴きだすが、風はさわやかだ。
↓鞍部の分岐。左へ萬岳荘、右の山腹の道が神坂峠への巻き道。奥は恵那山。
やがて神坂小屋の前に着く。小さな避難小屋が2つ建っているが、ポンプ故障でトイレは使用不可になっていた。
↓神坂小屋
神坂小屋から一登りで富士見台の山頂に到着する。山頂は笹原の中のピークで正しく360度の展望台だ。今日は御嶽山・乗鞍岳・北アルプス槍穂の展望がすばらしい。中央アルプスは空木・南駒の山頂に雲がかかっている。南アルプスは雲がちですっきり見えない。
↓富士見台山頂 山頂からのパノラマ
山頂の手前で昼食にする。名古屋からの楽しいご家族が「富士山は見えないのか」とおっしゃるので、「見えないのでここは「富士見たい」というのだと」お教えした。冗談ですよ。ん~、もうチョット受けると思ったのになぁ。
↓神坂山へ続く尾根道
岩に寄りかかってうとうととするが、岩肌が冷たく風の涼しくて風を引きそうだ。山頂には観光のお客さんがどんどん登ってくる。最近は定番の中高年ハイカーに加えて、子供達や若者混じりの家族ハイカーも多い様だ。広い山頂も人が多くなってきたので、昼を喰ったら出発しよう。
帰りは、神坂小屋の手前の分岐から神坂山へ向かう。こちらも笹原の中の良い道で、先ほどの混雑がうその様に人っこ一人歩いていない。神坂山との鞍部に着くと標識が有り、右へ萬岳荘への道が下っている。どこに降り着くのかは後のお楽しみだ。道を確認して一安心したら、のんびりと神坂山へ向かう。
↓神坂山
5分も登れば神坂山の山頂に到着。山頂は狭いが北と東の展望が有り、左手には富士見台の山頂が見える。静かで良いピークだ。
鞍部に戻り、「萬岳荘」の標識に従って斜面の道を下る。しっかりした道が続いており、直ぐ下で樹林帯に入るとすぐに萬岳荘水場の手前の登山路に降りついた。
↓鞍部の分岐
ここは道脇に鉄製の脚立の様なはしごが置いてあり、来る時にはその横に道が有る事に気がつかなかった。もちろん標識も何も無い。
↓萬岳荘手前、右の鉄はしごのところに下りた。
萬岳荘のテラスはお客で賑やかな様だ。自分は水場の水をお土産に汲んで帰ることにする。帰りは30分強で東山道分岐、これを右へ折れて東山道を下る。こちらも良い道が続き、さらに30分あまりで林道に下りた。その先に林道ゲートが有り、やはり30分ほどで神坂神社に帰り着いた。
↓東山道分岐を右へ。 ↓林道へ降り立った
帰りのR257で、国道を走るいのししを目撃・・・歩道なき道端を悠々とランニングされておられる・・・あ~、ご近所にお住まいですか? おっと、ガードレールをくぐってお家に帰られました。。
TIME カシミール
神坂神社(8:20)→東山道分岐(9:35)→(10:30)萬岳荘(10:40)→神坂峠(10:50)→萬岳荘分岐→神坂小屋(11:30)→(11:45)富士見台(12:40)→神坂山(13:10)→(13:35)萬岳荘(13:50)→東山道分岐(14:30)→林道ゲート(15:10)→(15:35)神坂神社