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天狗岳(てんぐだけ 2646m)天気:晴れ
唐沢鉱泉の登山者駐車場は水平ではなく、左右方向に傾いているので横向きに寝るしかない。寝にくいので夜中に何度も目が覚めた。4時半過ぎに起きだして支度をするが、まだ眠いしなんか腰が痛いしぃでもたもたしていたら、出発は6時前になってしまった。
↓朝の唐沢鉱泉登山者駐車場。奥に停めるとトイレに行くだけで一仕事だ。
唐沢鉱泉の前に標識が有り、西天狗岳への登山道は橋を渡って対岸の斜面に続いている。
↓登山口。登山届は唐沢鉱泉の玄関にある。昨日出しておいた。
地図で見ると結構急斜面だが、道はジグザグに付いており、なかなか登っていかない。個人的にはもっと急登にしてほしいです。
↓朝の山道
稜線が見えてくると、最後チョット急な登りになって、登山口から1時間で尾根に乗る。
↓尾根に乗ったところ。ここで5分休憩。
ここから尾根道かと思ったがそうでもない。相変わらず樹林の中をずんずんと登っていく。
↓急登になってきた。なかなかキツイぞ。
ふぅふぅ言いながら登れば、小一時間でポンッと開けた岩場に飛び出す。ふぅ、ここが第一展望台だろう、と景色を眺めながらリュックを下して一休みにする。
↓展望台
展望を堪能したら出発。3分登ると「第一展望台」の標識を見つける。わ~ぉ。仕方がないので、ここでも展望を楽しんでもう一度一服する。
↓第一展望台
↓南アルプス、北アルプス、中央アルプス
出発すると、なかなかの急登が続く。大変なのは岩々根っこの足元の悪さだ。
↓急登だわぁ。個人的にはジグザグにして欲しい。(なんですとぉ!)
唐突に第二展望台に出る。持ってきた山と高原地図には載っていないじゃん。(新しい地図を買ってください!)
↓第二展望台
↓ここから西天狗岳が見える。まだまだ遠いなあ。
↓イブキジャコウソウじゃそうじゃ
さーて、この先も岩々の歩きにくい急登が続く。
↓歩きにくい
ここを抜けるといよいよ岩場の登りになる。一応ヘルメットを被るが、そんなもの持ってきたのは自分だけだった。
↓岩場の登り。ハシゴとか鎖場とかは無い。
ペンキはべたべた有るのでルートははっきりしているし、危険な箇所も特には無い。岩場を登りきると、山頂が見えてくる。
↓あと少しだ。
4時間弱かかってようやく西天狗岳山頂に到着した。山頂には10人ほどの先着者がいる。雲が多くなってきた。風は涼しいが、陽が差せばじりじりと暑い。しかしすごい数のとんぼが飛んでいる。
↓西天狗岳山頂。向こうは東天狗岳。
↓山頂から南側には硫黄岳・赤岳・阿弥陀岳。根石岳山荘は割と近くに見える。
↓蓼科山ととんぼたち
人が入れ代わり立ち代わりで落ち着かないので、休憩もそこそこにして東天狗に向かう。コルまでの最初の下降は、岩や小石まじりのザレた道で、滑らないように足元に注意しながら慎重に下る。
↓東天狗岳。巻き道が有るように見えるが、あれはフェイク。
コルから登り返す。足元はやはり、滑りやすい砂と岩や小石混じりの道。登りだが足元に注意して進む。それでも20分ほどで東天狗岳の山頂に着いた。
↓山頂直下
山頂は広くはないが、腰かける岩がいっぱいある。背もたれのある岩に座って昼飯代わりのパンをかじる。自分はグルメとは縁のないただの色男なので、山でも里でも飯にはこだわりはありません。喰えりゃええねん。
↓東天狗岳から見る西天狗岳。あの白いところを下った。わーーお。
東天狗岳でまったりしている間に、雲が多くなってきた。大パーティが登って来たので、まだちょっと早いけど下山しましょう。
↓東天狗岳山頂
東天狗岳からの下りも結構険しい岩混じりの道だ。足元の土も滑りやすいので注意して下る。道脇にはウメバチソウやトウヤクリンドウが咲いている。もぉ秋やなぁ。
↓下山路は左の斜面へ。足元注意。
とんぼ:ウメバチソウ:トウヤクリンドウ:コバノコゴメグサ:シナノオトギリ
すりばち池ルートの分岐がある。天狗の路地を通る道が魅力的に見えるが、自分は愚直に中山峠を目指す。
↓擂鉢池への分岐。眼下に擂鉢池と黒百合ヒュッテ。
↓中山峠へ下る道も、大岩ごろごろで足元が悪いなかやまやっかいな道だ。(なかなか厄介な道か)
上の写真のチョットだけ岩稜を抜けるとチョットだけ木道がありチョットだけ水平な土の道を歩くとチョットした広場が有りチョットだけ休憩。そこから10分、東天狗岳から1時間ほどで中山峠に下りた。これで昨日の道とつながった。
↓中山峠
中山峠でもチョットだけ休憩。峠から木道3分で黒百合ヒュッテが有る。休憩したばかりなので、ここは素通り。ヒュッテのすぐ先に天狗の路地から東天狗岳へのルートと唐沢鉱泉に下るルートが分岐している。
↓黒百合ヒュッテ
さぁ、名残惜しいが唐沢鉱泉へ岩ごろの道を下る。またまた岩ごろの歩きにくい道なんだが、この道がチョットくせ者で、木道や鉄のグレーチングが敷いてあって楽勝の区間が有ると思えば、岩だらけで道とは思えない涸れた沢身を歩かされて「あれっ?」と思える場所が有ったりするから、気を抜かずに歩かないといけない。
↓天狗の路地分岐~
途中、巻き道の分岐がありどっちに進むか迷うが、まぁ、巻道だから結局同じだろうけんど。それでも渋の湯への分岐を過ぎれば1本道になり、最後に大きな橋を渡って林道に出たらやっと唐沢鉱泉に戻って来た。
↓唐沢鉱泉。お疲れ様、よく頑張りました。
結構キツかったが、岩有り花有りで展望も素晴らしい、たっぷり楽しめる良いコースでした。
↓唐沢鉱泉源泉。たまにチョットだけ硫黄臭。
唐沢鉱泉の登山者駐車場は20台位いは駐車可能。トイレはバイオトイレで使用可能だった。手洗い水は出なかった。トイレ付近5台分位いはチョット臭う。路面は傾いていてとっても寝にくい。水場は無い。が、唐沢鉱泉の先に、鉱泉とは別の湧き水が有る。まわりは白くなってないし硫黄臭もしないので飲用できるかなぁとも思うが、自分は女乃神氷水で汲んできた水が有ったので使うのはやめておいた。
TIME
唐沢鉱泉(5:50)-(7:50)第一展望台(8:00)-(9:45)西天狗岳(10:00)-(10:25)東天狗岳(10:50)-中山峠(12:00)-黒百合平-(14:20)唐沢鉱泉