遠州のかめの『山へ行かざぁ』

山の景色・花の写真、山歩きの記録。

南木曽岳(木曽) 2010-11-13

2010年11月16日 | 8.木曽・飛騨

南木曽岳(なぎそだけ)  1676m 天気:晴れ

中津川ICからR19を北上し、妻籠の標識で右折して妻籠宿を抜けると大きな標識で左の林道に入る。最初はこんな大きな標識を見逃してしまい、大平への入口まで進んでからやっと気がつき、急いで戻った。

 ↓林道入口

舗装された林道は狭いが良い道で、右にダムの工事現場を通過すると駐車場に到着する。時間によっては工事車両が通行するので注意が必要(帰りにダンプと鉢合わせした)だ。

↓下の駐車場

駐車場先着は2台のみ。ここに15台、直ぐ下と路肩に7~8台は停められそう。準備して歩き出せば登山口は直ぐ上でここにも10台程度の駐車場が有る。こちらは満車状態だった。

↓登山口

トイレのすぐ上にゲートがあり、手前を右へ遊歩道に入る。東屋を過ぎれば再びダート林道に戻り、そのまま林道を進んで金時の池の先に再び登山口が有る。

↓登山口

ここから山道になるが、最初は落ち葉に埋もれた道を緩やかに登る。

↓木の橋は滑りやすい

駐車場から45分位いで登山路と下山路の分岐に到着した。ご存知の通り、登山路は左へ一方通行で右の下山路に降りてくる。急な山道でのすれ違いを回避する為の方策かなぁと思う。

↓登山路と下山路の分岐

分岐から左へ進むと直ぐに金時の洞窟が有る。小さな岩小屋で脇から水が出ているが直ぐ上が登山道なので汲んでいくのはやめた。道は涸れた沢に入り、ここは少し判りにくくなるが、そのまま進めば少し上でトラロープをくぐって登山道に戻った(あれっ、こんな所でかめは人の道を外れましたか)。

↓巻き道

喉の滝という看板が有るが滝自体は見えない。その先の道脇に金名水の標識が有るが水は出ていない。巻き道を進むとやがて尾根に乗り、植林帯の急登になる。高野槙の標識で休憩中の中高年の団体さんに先行する。しばらくは追い立てられて汗だくになった。

↓尾根に乗ると急登

少し登れば例の鎖場に到着。小生は右へ木の階段を登る。階段は途中から木の廊下になり、展望が開ける。振り返れば恵那山が見えて来た。

↓鎖場の巻き道は空中回廊。

巻き道を抜けると濃い笹の中に、やっぱり急登が続く。少しだけ平らなところに「兜岩」の標識が有り右に四角い大岩が見える。少し先には登山路脇に大岩が有り、これ乗っかれば木の間越しに南アルプスが望まれる。

↓笹の中の急登

大岩の上でやっと急登も終わり、一旦下って少し登れば南木曽岳の山頂に到着した。

↓南木曽岳山頂

山頂標識の裏から少しだけ南側が見えるが、山頂は木立に囲まれており展望は無い。「下山道」の標識に従ってとっとと先に進む。すぐ先に南木曽嶽山大神が有り、その反対側の小さな木のハシゴを登れば展望台に出る。

↓南木曽嶽山大神

展望台は大きな一枚岩で、御嶽山から乗鞍岳、その右に穂高が見える。左の遠くに白く見えるのは白山だろうか。

↓展望台から御嶽山。

登山路に戻り、笹原の中を少しずつ下りながら避難小屋へ向かう。道はピークの左を巻きながら緩やかに下って行く。真黒い土の濃い笹原を進めば、笹の上から左前方に乗鞍~穂高の峰が見える。

↓笹と立ち枯れ

あれっ、思いのほか遠いなぁと思われるころ、前方に赤い屋根とその向こうに中央アルプスの山並が現れる。山頂から10分位いかかるだろうか。小屋はコの字型で真ん中が土間の南アルプス型だ。避難小屋にしては大きいし明るくて綺麗な小屋だ。20人、詰めればもう少し泊まれるだろう。

↓避難小屋の赤い屋根とその向こうに中央アルプス。避難小屋の内部。

小屋の前を通り過ぎて、上の原コースを左に分ければ山名看板とベンチのある展望広場に着いた。岩の上に立てばすばらしい展望だ

御嶽、乗鞍、北アルプス

東側に摩利支天のピークが有って南アルプスが少ししか見えないのが残念だが、山頂部に冠雪した中央アルプスは目の前に広がっている。安平路山から大平へ下る笹の尾根はすぐ近くにある様だ。

中央アルプス

さすがに人気の山で、山頂には次々に登山者が上ってくる。今日はグループの方が多い様でずいぶん賑やかになった。昼食を食べてたっぷり休んだから出発しよう。

↓左の奥が山頂。画面の右に非難小屋と展望台。

 

右手に南木曽岳の山頂部を見ながら、笹原を一旦下って鞍部に下りれば右に「水場」の標識が有る。道は笹に埋もれて定かでは無いが、下れば朽ちた旧避難小屋が有る。水場は確認しなかったが、出ていない方に1バーツ賭けても良い(ケチ)。鞍部から少し登れば木立の向こうに南アルプスが見えてくる。そのすぐ先に摩利支天への分岐が有り、20mも進めば摩利支天の大岩が有る。

↓摩利支天分岐手前から南アルプス

岩に登れば左に南アルプス、正面に恵那山が大きく見える。岩自体は高くは無いのですぐに登れるが、岩の先が真っ逆さまに切れ落ちており高度感は有る。それを見た後、岩から登山路に戻る一歩が・・う~届いた・・。

↓摩利支天の展望岩。御仁は山頂で会ったベテランの方。

摩利支天から下山路に戻る。南アルプスの展望に別れを告げ、笹原を下れば目前の樹林帯に入る。

↓摩利支天分岐から下山路

そこからは登りに増した急斜面の道を下る。

↓下山路から恵那山。左は大川入山と恩田大川入山かな?

少し下ると展望台の標識が有る。はしごを上れば岩の上に出て、今日最後の展望かな。

↓摩利支天の展望岩を見上げる

下山道は「よくもこんなところに道作ったなぁ」と思えるすんごい急下降が続く。樹林帯で展望も無く、ただ下るだけで汗だくになった。

↓くさり付き木のはしご、ってどうよ・・。ロープ付き鉄ハシゴよりは良いかっ。

急激な下りだが長くは無い。1時間も下れば登山路と下山路の分岐に降りたった。ここまでくれば後は歩くだけだ。最後に滝を見物して帰ろう。

↓男滝

2時前には降りて来てチョット物足りないかと思ったが、気がつけばあの手足フル動員の激下りで腕も筋肉痛の様だ。今年は冬が早いのか山頂部の日陰にはわずかに雪が残っていた。さぁて、そろそろ冬の準備でしょうか・・

TIME   カシミール

あららぎ登山道駐車場(7:35)→登山口(7:40)→登山路・下山路分岐(8:20)→鎖場巻き道(9:05)→山頂(9:50)→(10:10)避難小屋展望台(11:20)→(11:40)摩利支天(11:50)→登山路・下山路分岐(13:00)→男滝・女滝→(13:45)あららぎ登山道駐車場

180km 2h45m


この記事についてブログを書く
« 天子ヶ岳・長者ヶ岳(天子) ... | トップ | 小秀山(木曽) 2010-11-20 »