遠州のかめの『山へ行かまい』

山の景色・花の写真、山歩きの記録。

大川入山(南信) 2010-04-25

2010年04月29日 | ・大川入山・恩田大川入山

大川入山(おおかわいりやま)1908m 天気:晴れ

 今週は、1・残雪が少しは残っていて、2・そろそろ花が咲いていそうで、3・天気が良さそうなので展望の有る山、、という事で、大川入山に決定。したけど、南信とわ言えほとんど三河領の山なんで暖かいだろうし、今年はイワウチワにはまだ早い様な気がするし、今日は気温が上がりそうで展望もイマイチかも知れない、と、それぞれに不安を抱きつつ、まぁ全部ハズレという事は無いだろうと、三兎を追う事に致しました。
 というわけで、残雪期待のあららぎからイワウチワの治部坂へ縦走し、治部坂からは自転車を使ってあららぎへ戻ってくる、という計画とした。小さな折り畳み自転車を積んで5時過ぎに自宅を出発したら、まずは治部坂の登山口に寄って自転車をデポする。登山者の車はまだいなかった。すぐにあららぎ高原スキー場に向かう。こちらの駐車場には一台だけ停まっていた。

 ↓あららぎ高原スキー場。上天気で暑そうだけど実はチョット寒い。


 レストハウスの横を通り抜け、草が刈られたスキー場のゲレンデを登る。今日はチョット涼しくて肌寒い位いだ。草が無ければ第二リフトの左に登山口が見えるので、迷わずそこから山道に入る。白樺の道を少し進めば「水資源」の標識が有り、すぐ先を右折してヒノキの植林帯の急斜面をジグザグに登る。ヒノキは以前より木が伸びて南アルプス南部の展望がきかなくなってしまった。やがて植林帯からカラマツ林に変われば尾根に乗っかる。尾根道も最初は急登だが、やがて小さな上下を繰り返して登っていく。

 ↓尾根道


 あららぎコースにもイワウチワの群生地は有るが2~3輪しか咲いていない。あきらかに花の季節には早すぎた様だ。治部坂口の群生地も期待薄かなぁ。登山道はしっかり刈り払いがされており、歩きやすい。やがて左手に目指す大川入山が見えて来た。谷筋の斜面に少しばかりの残雪が見えるが、登山路には残っていない様だ。

 ↓大川入山


 もう少し登れば恵那山からの稜線に着いた。恩田大川入山への標識が有るが、藪に埋もれて道は見えない。大川入山へは左へ90度曲がって、一旦下りになる。コルまで随分下ってしまえば最後のきつい登り返しだ。ここで登山道に残雪が現れるが、、3歩で通り抜ける・・。1・少しの残雪、は一応クリアーなの、か・・

 ↓残雪は2ヶ所、トータル4歩で残雪終了。


 コルからの登りがきつい。今日はいつも以上に足が重く、前回より大幅に時間が掛かっている。気温は低い様で、霜柱をザクザクと踏みながら登る。振り返れば恵那山が見えてきた。

 ↓恵那山


 次のピークから小さく下れば、風衝木帯の登りになる。ここからは左手に中央アルプスと南アルプスが望まれる。やはり少し霞んでいてはっきりとは見えない。3・アルプスの展望、はそこそこのクリアーか・・

 ↓山頂直下の風衝木帯


 風衝木帯を登れば道は水平になって山頂に到着する。山頂からも中央アルプス、伊那谷、南アルプスの展望が有る。山頂に着けばやはり、吹き抜ける風が冷たい。

 ↓山頂


 山頂には数名の登山者が先着して休んでいる。やっぱりイワウチワには少し早いので、こんなもんかなぁ、、と思っていたら、すぐに団体さんが到着して、その後からも続々と登山者が上がってきた。やっぱり人気の山なんだなぁ。
 今日は遠望はイマイチで、山頂から富士山やアクトタワーは見えない。竜頭山を確認しようと思ったが、どれだろう、はっきりとは断定できない。
 昼を食べたら、賑わう山頂を下りて治部坂へ向かう。

 ↓山頂を振り返る


 笹原の中の刈り払われた道を下る。空は青く、風が冷たくて気持ちがよい。チョット寒いので下り始めはヤッケを着た。まだまだ大勢の人が登ってくる。
 舞鶴のコルに下れば 小さな登り下りが続き だんだんと登り返しがきつくなってくる。少し登ったピークでアルプスが見えるが、このすぐ先がベンチの有る展望ピークだ。

 ↓落葉松林の道


 展望ピークで、山頂でお会いした愛知県のご夫婦ペアに追いつかれた。ここはすばらしい展望で中央アルプスから南アルプスが一望できる。ご夫婦とお話しながら、時間オーバーで休憩してしまった。

 ↓展望ピーク  南アルプス


 展望ピークから少し進んで横岳を通過。その先から急な下りになる。ナギの渕の滑り安い道を注意して下る。掘れてしまった所は段差が高くて下りるのにやっかいだ。しかし、この辺りからイワウチワがチラホラ現れる。

 ↓イワウチワの群生地


 やがて、例の木の根っこの登山道の辺りに来れば、イワウチワが群生している。花はやはりチョット早い様で3分咲き位いだろうか。愛知県のご夫婦は去年の4月に訪れてその時は素晴らしい満開だったそうだ。ここまで来れば治部坂の登山口は近い。2・そろそろ花、は、まぁまぁでクリアーか。

 ↓イワウチワ


 冶部坂に降り着いた。デポした自転車であららぎに戻る。最初の下りはスピードが出過ぎて折り畳み自転車では恐ろしい。トンネルを越えれば登り坂となり、漕ぐのがキツイ。一昨年は歩いて1時間35分だった所を55分であららぎスキー場に帰り着いた。今日は三兎を追って結果はまぁまぁだっただ、自転車効果の方は、、チョット不満、、かな。

 残雪はほんのちょっと、イワウチワはまぁまぁ、展望はそこそこ、天気は上々でした。が、満開のイワウチワ、、見てみた~いなぁぁ。。

  TIME カシミール
あららぎスキー場駐車場(7:35)→登山口(7:50)→尾根(8:40)→恩田大川入山分岐(10:00)→(10:50)大川入山(11:40)→舞鶴のコル(12:10)→(13:05)展望ピーク(13:20)→治部坂登山口(14:35)→自転車→(15:30)あららぎスキー場駐車場

110km 2.5h


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