三ッ瀬明神山(みつせみょうじんやま 1016m) 天気:晴れ
今週も三ッ瀬明神山へやって来ました。今日は山頂の西に有る「馬ノ背尾根」から登ります。
鳳来湖(ほうらいこ)沿いの道を栃木沢(とちのきざわ? or とちぎざわ?)登山口へ向かう途中で、砥沢(といしざわ? or とざわ?)沿いのダート林道に入る。
↓この林道に入る
これが狭くて道が悪い。林道の分岐から駐車スペースまで約800mばかりだが6~7分はかかった。すれ違う場所も無いしUターンもできない。ジムニーでもなければ林道に入る手前の路肩のスペースに停めたほうが良さそうだ。駐車できそうな場所はここのスペースしかない。この場所の直ぐ先が橋でその先にチェーンのゲートが有る。ゲート前にも1台位いの空地があるが、停めてしまうとUターンできなくなってしまうので、そこには停めないほうが良いと思う。
↓駐車スペース。2~3台。
支度をして出発。ゲートのチェーンをくぐって林道を進む。少し先に4号橋(橋のガードレールに銘板が有る)を渡る。帰りはこの右側辺りに下りてくるはずだが、入口には標識も目印も何も無い。林道には所々に「遊歩道」と書かれた標識が有るが、登山路の標識では無さそうだ。駐車場所から20分程歩くと6号橋の手前に登山口が有る。ここもネットで調べてきたので判ったけど、登り口に標識などの類は無い。
↓取り付き。登山口等の標識は無い。
看板の横から尾根に取り付く。登り始めれば予想通りの急登一直線。足元は柔らかいが割りとはっきりした道が有る。
↓「取り付きはいつも急登」ってチャゲアスの曲だっけ・・・(「はじまりはいつも雨」の事ですか・・)
この辺りの山らしく、周囲にシダが出てくるとしだいに岩も現れてくる。岩は巻いたり登ったりして問題無く通過できる。道は細いが割りとはっきりしている。
↓この岩は直登
危険な場所もとくになく、急登も1時間ほどで道が水平になるとピークを越える。ピークの先を下り始めると逆光の三ッ瀬明神山が目の前に現れた。
↓左が山頂、右が西峰
少し下った先が馬ノ背尾根だ。ここがほぼ今日の目的地。馬ノ背岩は山頂の東にも有るが、ここはもっと大きくて長い。しかし、南側は断崖絶壁だが北側はそうでもない。岩の上は幅も有るし岩も滑らないので、歩いてもさほど怖くは無い。段差が有ってチョッと通り難いところは岩の北側を巻けば楽に通過できる。
↓馬ノ背尾根、の一部です。大きすぎて全貌が撮れない。
「あの岩をぉ、越えるのは、あなぁ~~たぁ~」、ってか、、、(あの鐘を・・鳴らす・・)
↓ステレオ写真(交叉法=寄り目法です) もう少し大きな画像 上の場所のステレオ写真
馬ノ背を過ぎて少し登ると林道に出る。林道のすぐ右にはチェーンのゲートが有る。登山路の続きの尾根は崖になっていて登れない。あとで聞いたが、ここはチェーンをくぐって右へ行ってしまうと、山側は延々と崖が続いているとの事。
↓岩の上から振り返れば宇連山が立派だ。
ネットで見た通り、林道を左に少し進むと尾根への登り口が有った。が、ガレた斜面を登ると、その先に道が無い。ともかく、斜面を右上の尾根へ登れば尾根上には道が通っている。
↓ここを登ってさらに右上へ尾根を目指して登る
尾根上はしばらく緩い登りの良い道が続くが、やがて尾根筋が消えてすごい急斜面の登りになる。しかも、足場が悪くて足元が滑りやすい。ハシゴは短いしロープは古くて心もとない。景色に見とれていると危ないですよ。
↓しっかり足元を見て登りましょう。「下を向いて登ろう」って歌の・・・(そんな歌無いよ)
この登りはヤバいっすね。甲斐駒の直登ルートなんてこれに比べたら階段みたいなものだ。まじで、この急登を下るのは止めた方が良いと思います。緊張する登りも主尾根に乗ると、真新しくて立派な「明神ノ肩」の標識が有る。登って来たこちら側には「北西尾根」と書いて有る。右へ下る尾根通しには「西尾根」と書いてある。
↓明神ノ肩
標識の左側がチョッと開けていて南側の展望が見渡せる。一服したら左の尾根道を進み、一度下って少し登ればアンテナの有る西峰に到着した。ここは陽があって暖かい。のんびり出来る良い場所だ。
↓「せいほー、せいほー、仕事が好き・・・」・・・(めちゃくちゃだなこの人)
今日もピーカン。西峰からも中央アルプスから南アルプスの峰々が望める。腹が減ったがとりあえず山頂まで行こう。
↓南アルプス
そういえば朝飯を食べていなかった。シャリバテにならないのは(脂肪の)たくわえがたくさんあるからだろうか。。3時間半で山頂に到着した。まぁ、予定通りかな!!
↓山頂は先週よりも人が多かった。
今日は先週よりもさらに超ピーカン。山頂からは今日は中央アルプスが見えている。南アルプス、富士山も見えている。富士山の雪が少ないなぁ。
↓恵那山~中央アルプス
西峰に戻って陽だまりで昼飯にする。こちらは単独者が一人登って来たのみ。はい、おっしゃる通り、山頂は人が多かったのでこちらで昼飯にしました。
↓西峰の建物の後ろから下山
立派な標識が有った西尾根を下ってみようかとチョッと迷ったが、(標識の立派さと道の良さが逆比例しているような気がするので)、予定通りにP706から破線路を下ることにする。建物の裏から西(南かな)へ下ると、山頂直下はこちらもかなりの急登。少し下れば分岐が有る。右の道には標識が無いので何も考えずに「栃の木沢口」の標識に従って左に向かってしまった。こちらは直登尾根のルートですね。直ぐに気がついて分岐まで戻る。右の道が706mのピークへ続く道だ。
↓直登ルート分岐。P706は右へ。
尾根道は緩く下ってコルにはケルンのように石が積まれている。ケルンに挿して有る境界見出標には天岩と書かれている。ここからは明神山の方向に向かって尾根の左右に巻き道が分岐している。三ッ瀬明神山には判らない道がたくさんある。706mのピークに登り返す。そろそろ足がキツイが最後の登りだろう。P706にも標識が有り、栃木沢への道は左へ下っていく。右の尾根続きには「ほうらい湖」と書かれている。
↓P706。
ピークの脇には露岩があって東北側の展望がある。西峰と馬ノ背岩の尾根が見えている。
↓P706脇の展望岩から
P706からほうらい湖へは道というより尾根の切り開きを進む。下りになると尾根筋は岩壁で降りられない場所に突き当たる。ここは右へ巻き道が降りている。
↓岩場。右に巻き道が有る。
道は細いが尾根通しではっきりとしている。尾根を外れて右へ降りる場所は標識も何も無いので、スマホの地図ロイドで確認する。直進側にも細い踏み跡が有るが、右へ下る道の方が濃い。
↓尾根の降り口。この境界見出標にも「天岩」と書かれている。
砥沢へ下る道は杣道だろうか、はっきりした道が植林帯の中をジグザグに急斜面を下っていく。折り返しもほとんど地図の通りだ。しかし、ここを登っても、面白くはなさそうだなぁ。
↓「この長ーいながーい下りぃ坂を~」、、(その歌は有ります)
木枝や伐採木や崩れた石とか邪魔物も有ったが、分岐から40分ほどで下山終了。降り立ったら枝沢が砥沢に合流する所で、沢を渡らないと林道に乗れない。幸い水は少なく、飛び石で沢を渡って林道に上がる。
↓左の橋が4号橋。写真の右の斜面から降りて来る道が有る様にも見える。
ここから駐車場所までもうすぐのはずだ。スマホのアプリを地図ロイドから音楽プレーヤーに切り替えたが1曲終わったところで駐車場所に到着した。
↓駐車場所に戻ってきた。
「明神の肩」直下の急登がチョッとヤバイ。下りはやめた方が良いと思います。そのほかには危険な箇所は特に無いと思います。標識の類は多くは無い、と言うか、立派な標識が有ってもその先の道は悪かったりするんですが、なんと言うか、どうなってるんでしょうか、この山。「まだまだ三ッ瀬明神山の謎はたくさん残されています」、の模様です。
↓駐車まっぷ
林道の駐車場所まで1kmも無いので、車は林道に入る手前の余地に停めた方が良いんじゃないかと思います。
TIME カシミール
砥沢登山口P(8:00)-尾根取り付き(8:25)-馬ノ背尾根-林道(10:15)-西峰(11:15)-(11:30)三ッ瀬明神山(11:40)-(11:50)西峰(12:45)-P706(13:40)-(14:45)林道4号橋-(14:55)砥沢登山口P