遠州のかめの『山へ行かざぁ』

山の景色・花の写真、山歩きの記録。

天神山(北遠) 2012-02-26

2012年02月28日 | ・天竜・竜頭山

 天神山(てんじんやま 1260m) 天気:曇り

 名古尾から竜頭山へのルートは登り口が判りにくい。又、帰りに奥の院へ下ると大回りの林道歩きで大萩まで行かされてしまう。なので、今日は名古尾からの登山ルートで一番わかり易い路と、以前に権兵衛さんに教えて頂いた、奥の院から名古尾沢の小屋を右手に登って朝のルートに戻る道を探すことを目的に名古尾から登った。 結局、いろいろ有って時間切れになってしまい、天神山までしかたどり着けなかったが、当初の目的は達成できたので良しとしよう。

 今日は先週に比べればずいぶんと暖かい。雨も降ったので竜頭山の雪はほとんど消えているはずだ。大輪橋で右へR152を外れ、名古尾へ登って行くと名古尾橋の先の路肩に駐車できるスペースが有る。車を降りて来た道を少し戻り、右手山側に秋葉古道の標識を見て、コンクリートの細い道に入る。

  ↓左、駐車スペース 右、秋葉古道入り口

 

 名古尾の集落を抜ける道は、休憩舎の東屋の先の火の見やぐらの分岐で右へ登る山道に入る。 家屋の軒先をかすめて先へ進めば、少し先に鳥居が見え、立派な諏訪神社が建っている。ここからなんやかんやが有って2時間半のムダ時間を過ごし、、あらためて諏訪神社出発は11:40。えっと、かめさ~ん、、今から登るんですか~??。

 ↓火の見やぐらの分岐。

 

 諏訪神社の前は四辻になっており、下る道は火の見やぐら分岐の左の道の続きに出る。直進はどこまでも巻き道の作業道、右上に登る道が天神山へのルートだ。杉の枝葉に埋もれた道は10分も登ればステンレス標識の分岐に出る。標識はステンレスの板に釘で穴を開けて文字を書いて有るが、マジックでも追加情報が書かれている。左の道は×の穴文字、真っ直ぐは奥の院の穴文字にマジックで行き止まりと書いて有る。ここは前回も来ているので、左へ行けば天神山へ行かれる事はわかっている。

 ↓左、諏訪神社  右、ステン標識の分岐

 

 直進ルートの先が気になるが調べている時間は無い。左へ進んで天神山へ向かう。植林帯をジグザグに登ると、暗い尾根を乗り越したら尾根の東側を巻いて登る。その先で尾根に戻るが、再び尾根の東側を巻いた道は、ガレに行き当たったらところで左へ折れて急斜面の巻き道になる。

 ↓左、尾根手前  右、斜面の巻き道

 道は尾根に乗ったり尾根を巻いたりして進んでいく。但し、巻き道の部分は道が崩れてザレており、そこに落ち葉が積もってチョット歩きにくく、あんまり良い道とは言えない。まぁ、この先で道が無くなる事は判っているけんどが、、

 ↓左、あせびのトンネルの尾根道  右、この先で山頂下の斜面に出る

 さぁて、山頂手前の斜面に出た。ここからは道が有りません。左へ細い道が見えるが、直ぐ先で消えるし、その先へは行く気になりません。天神山へ向けて目の前の急斜面をとにかく上へ登ります。ここを下る場合は進む方向がわかりにくいので要注意です。ってか、下りたくないです。

 ↓さぁ登るぞ。

  ぜぇぜぇ言いながら30分ほどの登りで天神山に到着。なんとか14時前には着いたが、竜頭山まで行く時間は到底ない(一瞬、行けるかなぁというより、行っちゃおうかなぁ思ったが、行ってたら当然日没サスペンデッドでしたね)。昼飯を急いで喰ったら10分で出発する。

  ↓天神山

 天神山の山頂にもステンレスの標識が有る。登ってきた方向には、「ベテラン向き・迷」と書いて有る。帰りは尾根を南下してラクダ山から奥の院に下る。

 ↓左、尾根の先にほっとけ森の門  右、所々に有る秋葉古道の標識

 直ぐ先に、ほっとけ森、と書かれた鳥居の様な門が有る。コルから登り返せばすぐにラクダ山。ここにもステンレスの標識で、直進が奥の院・名古尾。左へ行けばスーパー林道に下るはずだ。

 ↓ラクダ山

 ラクダ山の直ぐ下に秋葉山八尺坊が有る。ここは元の秋葉山奥の院だそうです。随分山奥ですが、なるほど山伏の修験の地だったんですね。

 ↓八尺坊

 ここからザレた急斜面を下る。トラロープが張ってあるが、滑りやすい急斜面なので注意。

 ↓道です

 斜面を降りると尾根を左へ巻き、再び右へ尾根を乗っ越す。道はここから、今度は右の枝尾根へ下って行く。

 ↓右下の枝尾根へ降りる

 枝尾根ははっきりした尾根道にはならず、左の急斜面をジグザグに下って行く。ここもやっぱりザレた道に落ち葉が積もって滑りやすい。急下りの道をどんどん下る。

 ↓斜面をジグザグに下る下山路

 最後は植林帯に入るが、道とわ言えないぐずぐずのただの斜面を斜めに下っていく。振り返れば、「竜頭山→」の標識が見えるので、間違いなく下山路だろうが・・・。沢に下りついたが、丸太橋は落ちている。飛び石で沢を渡って奥の院に入る。

 ↓左、もう少しで奥の院  右、奥の院手前の落ちた木の橋

 奥の院は去年の台風で沢が氾濫してかなりのダメージを受けたそうで、現在修理中です。作業をされておられたた方から、興味深いお話をいくつか聴きせて頂きました。その中で、「竜頭山のカタクリが盗掘でほとんど見られなくなってしまった」、という話には情報発信の難しさを考えさせられました。

 ↓秋葉山奥の院

 奥の院からの沢沿いに下るが、この道も結構荒れていて、何回か橋の無い部分を渡渉しながら下る。15分も下れば対岸に大きな小屋が有る。奥の院に居た方に、小屋のフェンスの中から上に登る道が有るとお聴きしたんだが、やっぱり敷地内に入るのはチョット躊躇するなぁ。

 ↓林道に上がる手前に有る、大きな小屋。ネットに囲まれた中に道が見える。

 登山路は左上の林道に登っているが、林道に上がらずに沢に沿って進み、沢を渡って小屋の裏に回ったら、道の無い斜面に取り付く。斜面の上には尾根の乗っ越し部分が樹林を透かして見えるので、さほどの距離ではないはずだ。今日の最後に急斜面の登りはキツイが、少し登れば小屋から上がってくる作業道に出会った。後はその道を登れば朝通った道に合流した。合流した分岐の目の前が、午前中に通った暗い尾根の乗っ越しだった。暗くなり始めた植林帯の山道をとぼとぼと戻る。諏訪神社を通過し、名古尾橋に帰りついたら、結局大萩を回るのとたいして時間は変わらなかった。

 ↓左、斜面を登る  右、山道に合流した

 帰りの車で、名古尾の集落の真ん中くらいのところでふと道脇を見ると、「奥の院→」の標識が有る。朝通る時は表示が反対になっていて見えなかった様だ。車を停めて確認すると、ここから少し登れば火の見やぐらの分岐に出る事がわかった。ここから登るのが名古尾コースの一番わかり易くて一番近いルートには違いないな。しかし、この場所の駐車スペースはチョット狭いし一日停めておくのは迷惑かな。次に来たら、やっぱり名古尾橋の先に停めるだろう。

 TIME   カシミ~ル

名古尾橋(8:50)→(9:10)諏訪神社→ウロウロ→諏訪神社(11:40)→(13:55)天神山(14:10)→(15:25)奥の院(15:40)→諏訪神社(16:40)→(16:55)名古尾橋

☆それで、なんだかんだでウロウロした2時間半なんですけど、、朝、諏訪神社の前まで来て、右上へ向かう道を第一候補としてキープしたら、「そうだっ、諏訪神社から真っ直ぐ先へどんつきまで行って、地図上の破線路を確認しよう」、と、(まぁ、後でよ~く考えてみれば前回すでに無い事を確認しているんだけどなぁ)、かなり先まで進んでやはり破線路は無い事を確認したら、諏訪神社あたりまで戻ってきて、さぁ竜頭山へいかざぁ、と思ったら地図が無い事に 気がついて、、それでどこへ落としたのか探しに戻ったら結構直ぐに見つかったんだけど、そこで今度はコンパスを落とした事に気がついて、「コンパスは地図より高いんだから探さなきゃオカシイよな」、という事で今日歩いた道をもう一度最初から歩きなおしてやっとこさコンパスを見つけたら、11時40分だったという、、まぁ、なんともお粗末な次第でございました・・・!!


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