毛無山(けなしやま 1945m) 天気:晴れ
有料駐車場の奥の一角は、切り出した材木が積まれていて駐車スペースが狭くなっている。積み出しのトラックも出入りするので、駐車場所にも注意が必要だ。青い走りやさんの車の横に停めたら、ほぼ満車になってしまった。10台位いでいっぱいかなぁ。
↓朝の有料駐車場(一日500円)
今日は天気予報通り、随分と暖かい。最初からヤッケはリュックの中で歩き出すが、すぐに暑くなって長袖シャツを脱ぎ、アンダー一枚で登る。地蔵峠コースを分ければ直ぐに一合目が有り、ここから九合目まではずっと急登だ。二合目の上の滝見台でもう汗だくになる。尾根上の道を歩けば、左の谷からも右の谷からもカラカラと落石の音が聞こえてくる。樹林越しに見る南側の谷筋には残雪がべったり残っている。これでは地蔵峠のルートは降りられまい。四合目の上の、頭上だけが開けたレスキューポイントで、喰いそびれた朝飯のパンを飲み込む。
↓レスキューポイント。
レスキューポイントに少し雪が残っていたが、七合目の上辺りから道に雪が残っていて歩きにくい所が出てくる。八合目の上の富士山展望台の直下は、普通でもチョッと登りにくい急斜面なのだが、今日は雪が残っていて雪に乗るとすべるし、土を踏むとどろどろでやっぱりすべる。それではとロープを持つと、、手が泥だらけになったよ。富士山展望台からは見事な富士山が正面に見える。チョット空が白いですね。右奥には天子岳までの長~い尾根が見渡せる。あんな長い尾根を良く歩いたなぁ。九合目の上で主稜線に乗ると地蔵峠への分岐だ。ここからやっと雪道になるが、雪自体は深くは無さそうだ。
↓地蔵峠と麓への分岐
分岐の直ぐ先にアルプス展望台。岩の上に乗れば南アルプスから八ヶ岳が一望。南は近いのでスッキリ見えるが、八ヶ岳はチョッと白く霞んでいる。展望台を降りて、一面に雪の残る稜線を進む。気温が高くてざら目雪になっている。トレースが出来ているが、時々踏み抜いた跡が有る。ゆっくり歩いて展望台から10分で毛無山の山頂に到着した。先着は4~5組、10人位いか。やはり人気の山ですね。山頂からの富士山を撮ったら、大見岳へ向かおう。
↓毛無山山頂
雪の斜面を降りると毛無山高原地帯には雪が残っていたり土が出ていたりの状態。土の露出した場所ではぬかるみになっている。東には富士山。頭上にはパラグラーダーが飛んで来て旋回している。
↓富士山
大見岳の周辺は一面に残雪が残っており、トレースは有るが踏み抜くと膝まで埋まる。大見岳の分岐は踏み跡が無かったが、10m先の岩の上に標識が見えているので、雪を踏み抜きながら大見岳山頂を往復する。雪が有るので簡単に山頂の岩に登れた。
↓ついに大見岳の山頂に立つ
大見岳の近くの草原に移り、岩の上に座って昼飯にする。気温が高く、アンダーシャツ一枚のままで全然寒くない。さらに太陽の陽が強くて顔がジンジンするくらいの熱さを感じる。
昼を喰っていたら、山行の下見にこられたという山梨県在住の「八ヶ岳のくまさん」のペアと色々なお話をさせていただきました。黒戸尾根を日帰りピストンされたとの事、、そんな事、クマさんかカモシカさんしか出来ないですよ。ぜひ、また、どこかの(県界尾根や瑞垣山など)でお会いしたいですね。
↓天子岳へ続く尾根
地蔵峠のルートはやっぱり止めといた方が良いだろう。急な下りはいやだが、来た道を戻る。九合目から下は雪が溶けて道がドロドロだ。道が泥濘でねぇ!?って・・・・・・・・・・・
↓アルプス展望台の八ヶ岳のくまさんペア
駐車場で地蔵峠経由で降りて来たというおじさんペアの話を聞いた。やはり、地蔵峠からの降り口に雪がべったりと残っており、大変だったとの事。そこは沢の源頭を急激に下る場所なので、雪が深かったらとても降りられないと思います。
TIME
麓(7:40)-(9:05)レスキューポイント(9:17)-富士山展望台(11:00)-山頂(11:30)-大見岳-昼食(13:05)-(16:00)麓 140km 2h15m