仙丈ケ岳(せんじょうがたけ 3033m) 天気:晴れ
なんだ、結局仙丈も行ったんだ。そうです、三女の婿様を連れ出して2週連続で北沢峠です。今週も深夜0時頃に仙流荘に到着。車の数は先週と同じ位いだった。早めにバス停に並んで、2台目のバスに乗った。
↓北沢峠。6時出発。
北沢峠から樹林の道を登る。最初はわりと緩やかだが、2合目を過ぎると急登になってくる。空気は冷たく、先週みたいな暑さは感じない。次々に登山者に抜かれて面倒くさいが、登山者の人数はやはり甲斐駒ヶ岳より仙丈ケ岳の方が多そうだ。
↓大滝のあたま
大滝の頭からは急な登りになると、少し上でハイマツ帯に飛び出して目の前に小仙丈ケ岳が現れる。濃い緑の山の上に濃い青い空が広がっている。これだぜ夏山!!
↓小仙丈ケ岳。良い天気だ。
振り返れば甲斐駒ヶ岳。左には北岳と遠くに富士山の頭がうっすらと見えている。
↓振り返ると甲斐駒ヶ岳 アップ
陽にあぶられると暑いが、風は涼しくて助かる。大滝の頭から1時間の登りで小仙丈ケ岳に到着した。ここには結構な人数の登山者が休んでいる。北岳、間の岳から遠くに塩見岳が見えているが、富士山は雲に隠れてしまった。
↓小仙丈ケ岳山頂
小仙丈ケ岳からは尾根上を少し進むが、その先でまたまた厳しい登りが待っている。
↓いざ、仙丈ケ岳へ。
↓仙丈小屋への巻き道の分岐
仙丈小屋への分岐から最後の登りをこなしたら、後は展望を満喫しながら尾根沿いに仙丈ケ岳の山頂に向かう。北沢峠から4時間ほどで仙丈ケ岳山頂に到着した。
↓仙丈ケ岳山頂 山頂から甲斐駒
仙丈ケ岳の山頂には大勢の登山者が休んでいる。山頂自体もさほど広くは無いので座る場所もあまり無い。
↓北岳、間の岳、遠くに塩見岳
なので、仙丈小屋まで下って昼飯にしよう。
↓仙丈ケ岳を振り返る
藪沢カールの残雪はほとんど残っていない。この残雪からの雪解け水が貴重な水源だったんだが、今年はすでに水場は涸れている様だ。
↓仙丈小屋へカールを下る
仙丈小屋の前のベンチで昼ごはんにする。自分は前回から軽量化の為に昼ごはんもパンだけにした。今日はザックも小さなデイパック。水が減ったら軽いこと・・
↓仙丈小屋
仙丈小屋は建替えられた新しい立派な山小屋になっている。売店ではビールやジュースの外にスイカも販売している。ランチも食べられるみたい。南アルプスも変わりましたねぇ。。
↓仙丈小屋前から仙丈ケ岳
昼飯を喰ったら下りましょうか。
↓馬の背へ下る
丹渓新道の分岐から馬の背尾根へ少し進んでみる。ここは昔は一面のお花畑だった場所だ。一面にキンポウゲやコイワカガミの咲くお花畑の向こうに仙丈ケ岳が望まれる夢の様な尾根だった。今は見る影も無い。柵の中にハクサンフウロが少し、黄色い花はミヤマキンポウゲでは無い、あれはミヤマニガナかな・・、あっ、柵の中にバイケイソウの葉っぱがたくさん・・・バイケイソウなんか保護するなよぉ~。
↓花の咲く道、ではなく、花の柵に囲まれた道、、ってか・・・
分岐に戻ってダケカンバの道を馬の背ヒュッテへ下る。かつてはこの道の周りもお花畑だったのだが、今は、マルバダケブキしか咲いていない。あっ、トリカブトも咲いているぞ(ってみんな鹿も喰わない毒草でしょ)。
↓マルバダケブキはいっぱい
↓馬の背ヒュッテ
馬の背ヒュッテのすぐ下に藪沢ルートと巻道の分岐が有る。ここは沢沿いで良い水場になっている。反対側には甲斐駒ヶ岳が見えているが、山頂部は雲に覆われてしまった。
↓藪沢の分岐。
分岐から巻き道を大滝の頭に戻り、北沢峠に下山した。バス待ちのベンチは26番と27番。すぐにバスが出て3時過ぎには仙流荘に帰って来た。
↓巻き道から甲斐駒ヶ岳。
なん十年ぶりかの仙丈ケ岳。懐かしさ(やっぱり良いなぁ)や真新しさ(ん~残念)が入り混じった山歩きだった。『花は減り、仙丈ヶ岳に、人は増え』、ってかぁ。。。好きな山だったのになぁ~。。。
古い写真が出てきました。多分1979年だと思います。
↓馬の背尾根から仙丈ヶ岳
↓馬の背のお花畑
思い出は美しすぎる、、かぁ・・
TIME
北沢峠(6:00)-大滝の頭(7:40)-小仙丈ケ岳(8:50)-仙丈ケ岳(10:10)-(10:30)仙丈小屋(11:15)-馬の背(12:00)-大滝の頭(13:05)-(14:20)北沢峠 200km 4h 1,120円 15km/1L