JINくん~うつ病、自律神経失調症、パニック障害克服お勉強会~ チャレンジその3

2014-04-09 12:00:13 | 勉強会
今日もはりきって勉強しましょう、ゆっくりゆっくり。


なぜ、ストレスがあるとうつになるのか?

うつに関連するストレスが4つあることは理解していただいたと思います。
しかし、なぜストレスがあるとうつになるのでしょうか。この仕組みが分からなければ、うつは治っても再発してしまいます。
なぜなら、根本的な「うつになるプロセス」が分からなければ、今回のうつが治っても今回とは違う状況から再度うつになってしまうからです。


さて、「なぜストレスがあるとうつになるのか」というお話は「1.自律神経の基礎知識」と「2.自律神経のストレス反応」の2つの話をまじえてお伝えいたします。
多くの方はこれを知らないがためにうつが治らなかったり、治っても再発していたりするのです。
おそらくこれをお読みになっている方の中には、自律神経という言葉をすでに聞いたことがあるという方もいるでしょう。
しかし、「なぜ、ストレスがあるとうつになるのか」という視点で自律神経を理解している方は非常に少ないでしょう。
実はここだけの話ですが、これをきちんと説明できる方はお医者さんでさえ少ないのです。


「なぜ、ストレスがあるとうつになるのか」という視点で自律神経を理解しなければ、先ほどお伝えしたように再発してしまうのです。
うつが治っても再発してしまうのであれば、それはうつを克服したことにはなりません。
我々は日々生活しておりますので、その時その時の状況でうつにならないようにしなければなりません。
そのために「なぜ、ストレスがあるとうつになるのか?」を知らなければ、たとえ一時的にうつが治っても、あなたは知らず知らずのうちにうつになる生活を送ってしまうのです。




1.自律神経の基礎知識

では、まず「自律神経の基礎知識」をお伝えします。
基礎が分からなければ、その先を理解することは不可能ですからゆっくりでもいいので理解しながら読み進めて下さい。

自律神経には交感神経と副交感神経の2種類の神経があります。交感神経が働くと脳と体がいい意味でも悪い意味でも緊張します。
この緊張は脳や体を動かしやすくするためであり、主に日中に働きます。
逆に副交感神経が働くと脳も体もリラックスします。究極のリラックスが睡眠ですから副交感神経は夜に働きます。この副交感神経がきちんと働くことでぐっすりと眠れ、疲れも取れ、うつも治り、元気になるのです。
交感神経と副交感神経の働きをグラフにするとこのようになります。



先ほどお伝えした4つのストレスが多いと、交感神経と副交感神経の働きが乱れます。
これを「自律神経の乱れ」といいます。「自律神経の乱れ」とは通常ならば副交感神経が働かなければならない時に交感神経が働いてしまい、交感神経が働かなければいけない時に副交感神経が働いてしまうことをいいます。
例えば、夜はぐっすり眠りたい。そのために副交感神経が働かなければならないのですが、交感神経が働いてしまって眠れない。そして日中は働いたり遊びたい。そのためには交感神経を働かせないとならないのですが、副交感神経が働いてしまい眠たくなる。
あなたはこのような経験をしたことはありませんでしたか。これはストレスが多くなったために自律神経が乱れている証拠なのです。
この自律神経が乱れている状態が続くことを「自律神経失調症」といいます。
そして、この自律神経失調症が悪化することで「うつ」になるのです。
つまり、自律神経の乱れが「うつの入り口」なのです。


「眠れないことなんか結構あるよ。それがうつなんていいすぎだ」と、思う方もいるでしょう。
しかし、不眠は自律神経が乱れている結果であり、うつの入り口であることを認識しなければなりません。
まだうつではないかもしれませんが、頻繁に眠れない夜を過ごしているなら、それは間違いなく自律神経失調症であり、うつへの入り口なのです。
「うつまでの段階」は後で詳しくお伝えいたしますが、自律神経の乱れがうつの入り口だということは絶対に忘れないでください。



もちろん、うつの方はすでに自律神経が乱れています。
ちなみに自律神経は、我々が意識していないところを動かす働きがあります。 
例えば心臓。
あなたは心臓を意識して動かしていないですよね。
また、食事をした時にあなたが「胃を動かそう」と意識しなくてもあなたの胃は自動的に働いてくれています。
これらは自律神経がコントロールしてくれているのです。
自律神経はこのようにあなたが意識しなくても自動的に交感神経を働かせたり副交感神経を働かせたりして、心臓を動かしたり胃を動かせたりしています。具体的に交感神経や副交感神経がどのように働いているかを知りたい方は下記の票をご覧ください。


ゆっくりゆっくり・・・。つづく

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