先日の日曜日、お花見をしたくて訪れたブルックリン植物園。
想像以上の人出に入園を諦め、さてどうしようかという状況になりました。
…折角だし、日曜日とはいえ混雑も植物園ほどではないのでは、ということで予定を急遽変更。
隣接するブルックリン美術館(the Brooklyn Museum,https://www.brooklynmuseum.org)に行きました。
館内は広くて展示は5階まであり、3階には広々としたホールがあるのが特徴です。
各階ごとに展示のテーマは異なるので色々楽しめます。
こちらは、MoMAで特別展も行われている
ジョージア・オキーフの作品。
興味深かったのは、4階の「DEATH TO THE LIVING, Long Live Trash」という展示です。
下の写真は「Sailors' Valentines」という、
19世紀に海軍や船員に人気だった、貝殻を使った記念品に着想を得た大型モザイク作品。
カラフルで遠目にはとても美しいです。
しかしモザイクのパーツをよく見ると、貝殻に混じって、
海辺に捨てられていたプラスチックの使い捨てライターや注射器などもあります。
他にも、捨ててあったガラスの酒類の小瓶を集めて作った巨大なシャンデリアなど、
すごい作品がありました。
展示の最後に、作品に登場するゴミを拾い集める実際の映像が流れるコーナーがあります。
日常、分解されないゴミとこんなに真剣に向き合うことはないので、
作品の美しさもあり考えさせられました。
同じ階には「各時代の装飾芸術の部屋(Decorative Arts and Period Rooms)があり、
こちらは↓アールデコで調えられた部屋の展示。
こんな美しいお部屋にすっきりと住めたらいいですね〜。私の夢です。
美術館や博物館は好きなので、臨機応変に予定を変更してくれた友人に感謝です。
ただし展示をじっくり見て回っていると、またも膝から危険信号が聞こえてくるのでした。