しかし、接戦でもなく、派手な見せ場もない、なんとも味気ない試合になってしまいました。
テレビ観戦なので、現場は違っていたのかもしれません。
試合が終わった瞬間、会場にはどっちらけな雰囲気が漂っているように感じました。
関西人なら「なんやこれ、しょーもなっ!」というところでしょうか。
この試合の前に、オランダのルイス・ファン・ハール監督は疑問を呈していたのですよね。
オランダ指揮官、W杯3位決定戦は不要と主張「不当な試合だ」
たしかに、監督がおっしゃるところの
「最悪なのは、2戦連続で敗北する可能性があることだ。」
この視点は私は無かったので、ハッとしました。
せっかく決勝トーナメントまで勝ち上がってきたのに、言われてみれば、4位のチームだけが
決勝トーナメント進出16チームのうちで唯一、グループリーグを除くと最後に連敗して帰るチームになるわけで、
必死で戦ってきた選手も監督もサポーターも、雰囲気悪いことこの上なし。
今大会、最悪なのは、この雰囲気悪いことこの上ないチームが、地元のブラジルになってしまったことでしょう…。
今までブラジルといえば、私、素人にとっても、サッカー界の帝王というか、日本から見ると雲の上に君臨するような存在でした。
「でした」と過去形になってしまうほど、今大会のブラジルには圧倒的な強さは感じなかったです。
地元開催の地の利も活かせなかったようですし、
なんか修羅場をくぐりまくり地獄を生き残ってきたような、経験豊富な老獪なベテランがいたら少し違っていたのかな、
という気もします。
これからどうやって立て直していくのか、ブラジル国内の目もめちゃくちゃ厳しいでしょう。
サッカー人口の裾野が格段に違うブラジル、これをバネにまた君臨するような強いチームになってほしいですね。
オランダチーム、日程のハンディにもめげず、疲れを見せない素晴らしい戦いぶりでした。おめでとうございました!
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