そんな○○に魅せられて

昭和後期の夏休み

単純に記憶が美化されているだけかもしれませんが、子どもの頃の夏休みを振り返ると
本当に私が小学生の頃は幸せだったと、ありがたくしみじみ思うことが最近多いです。

両親がいて、具体的な収入はわかりませんでしたが、勤め人の父の職は安定しており、
一時の勢いはなくなったものの日本の経済は成長し、毎年毎年、経済大国として世界的な重要性が
増していったように思います。
夏休みは、忙しい父が何とか連休を取って国内旅行に連れて行ってくれました。
さすがに海外は1ドル=360円の時代でしたから、まだまだ遠かったですね。

そして自分自身も一人で出かけても安全で、友だちとはアポなしで会って遊ぶのが当たり前。
大人の監視の目もない小学校の運動場で、ボール遊びや鬼ごっこを校門が閉まる時間まで友達としたり。
いじめもありましたが、今ほど深刻さはなかったように思います。
子どもだけで、ちょっと自転車や電車に乗って遠出してみたり。
豊かさを実感しつつ、のびのびと遊べる自由もあった、良い時代だったと思います。

あと天気が、夏の最高気温が30℃ぐらいで、エアコンをつけなくてもなんとかしのげたんですね。
エアコンをつけるのは、父の晩酌の時間と来客があったときだけでした。
そして台風は夏休みではなく9月10月に来るものと決まっていて、夏休みの雨といえば
せいぜい夕立ぐらい。

自分が大人になって、今の子どもたちに「幸せな子ども時代」を過ごさせてあげているだろうか、
といろいろ考えてしまうのです。
なんかもうちょっと、のびのび(といっても放任ではなく)できる環境を作ることはできないか、
と。

しかし最近は日本もそうかもしれませんが、アメリカでは『悪意を持って子どもに近づく大人』
というのが確実に一定数いて、また、その数も増えているので、
どうしても子どもから目を離すことは出来ません。
幼稚園のころから「知らない人には絶対に話しかけない、話しかけられても無視」
を徹底的に教え込まれます。

ジレンマですね。
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