昨年度は、閉鎖と再開を繰り返しながら、またオンラインも活用しながら
授業を続けていたNY市の公立学校。
大半の学校で今日から新学年の新学期が始まりました。
いろいろ議論があったものの、対面授業全面再開となりました。
再開といっても、当然、パンデミック前のようなノーマスク、ノーディスタンスではありません。
児童生徒は毎朝、自分の健康状態を健康報告書に記入した上でマスクをして登校します。
12歳以上の生徒にはワクチン接種が推奨されています。
この健康報告書(Health Screening)はオンラインで記入ができます。
登校当日の朝、生徒児童の名前でログインして、
新型コロナでよく見られる症状の有無や、直近の行動記録にチェックを入れるという簡単なものです。
スマホでももちろんアクセスできるので大変便利です。
が、今朝はアクセスが集中して、短時間ですがサイトがダウンしていたようです。
NY市の教育局のTwitterにお詫びがありました。
アクセスできない場合は紙ベースや、口頭での報告でも大丈夫だそう。
https://twitter.com/NYCSchools
デルタ株の流行にも関わらず、NY市が全面対面授業再開に踏み切った理由には、
ワクチン接種率の上昇に伴い、入院を伴うような重症化するケースが顕著に抑制されていることが
NY市内ではデータで裏付けられたからだと思います。
Latest Data
https://www1.nyc.gov/site/doh/covid/covid-19-data.page
引き続き、学校ではマスクや手洗い、ソーシャルディスタンスの確保などの基本的な予防策、
また、ランダムのPCR検査も継続されます。
今年度は学校で対面授業を再開するメリットが、デメリットを大きく上回るということでしょう。
特に思春期の中高生では、友人とも自由に会えないオンライン授業が続き、先の見通しも分からず、
精神的に不安定になったり、無気力状態になってしまった子どもも多いと聞きました。
今年度は、子どもたちに楽しく明るい表情がたくさん戻ってくるといいですね。
そのためにも、我々大人も感染防止に引き続き気を付けていきたいです。