そんな○○に魅せられて

祈るヒデキ

先日、ようやく新しいヘッドフォンを買ったので、久々に西城秀樹さん(以下ヒデキ)の
ベスト盤を大音量で聞くことができました。
ヒデキの声はもちろん、バックのインストの音が一つ一つ細かいところまでわかって良いですね~♪

私の買ったベスト盤は、初期の曲は右と左で楽器の音が分かれているような感じに聞こえるので、
(ひょっとして、今、入手可能なCD化されている初期の曲って音源は皆、同じでしょうか?)
70年代の曲、デジタルではない様々な楽器がふんだんに使われている、その贅沢ぶりが堪能できて嬉しいです。

ところでヒデキの曲に限らず、あの当時のアイドル歌謡は
「チャペル」とか「十字架」とか「祈り」とか「誓い」とか、

「君らはクリスチャンか?!」

とききたくなるぐらい、キリスト教を連想させる言葉がちりばめられているものが結構ありますね。
(しかし、ここで宗教について論ずる、あるいはキリスト教を揶揄する意図はありません。)
結婚式の場面がある歌といえば、何故か日本人なのにほぼ100%ロケ地は教会
結婚披露宴の定番ソングだった「てんとう虫のサンバ」も「森の小さな教会で~♪」でした。
友人代表がグループで歌ったりするわけですが、当のカップルの挙式は神前だったり。
…といっても、この曲がヒットした当時、私はまだ幼かったのであくまでも想像ですが。
ヒデキもクリスチャンではないですよね。確か結婚式を神社でなさっていた記憶が。

キリスト教が生活の基本に根付いている欧米では、ポップスの歌詞にもあきらかに聖書の内容を下地にした、
と思われるものがありますし、ゴスペルなどを聞いていても、歌詞の「ジーザス」とか「ロード」を
「あなた(恋の相手)」に変えると即、ラブソングに転用できそうなものがあります。
それらを、前提はすっとばして西洋風味にするため歌詞だけ日本に直輸入しちゃった、というところでしょうか??

話がそれてしまいましたが、ヒデキが「祈り」のある歌を歌うとすごいことになってますね…。
なんというか、壮絶な祈りっぷりというか、そこまでしなくても的な感じに。そこがイイ!のですけど。
洋楽を歌謡曲に応用した場合の日本的変容の好例とも考えられますね(超個人的感想であります)。

そんなヒデキが歌うクリスチャン風の歌詞がある曲「愛の十字架」と「サンタマリアの祈り」
私が好きなバージョンは、2000年のライブで、この2曲を続けて歌っていらっしゃるものです。
おそらく独身最後の公式DVD?でしょうか。ヒデキは当時45歳です。
今見ると、自分がその歳に近いせいか、このDVDはとっても魅力的です。
衣装も長袖のシャツとやや細身のストレートのパンツという極めてシンプルなヒデキが、一人でステージはもちろん、
ホール全体の空間を隅々まで背負い、最初から最後まで、まったくダレた部分がなくまとまっています。
お一人でステージに立つシルエットが非常に綺麗なのです。カッコいいですね~。
さすが、若いころからソロで球場コンサートを毎年やってきた人だけある、とつくづく感心しました。
時折、おっさん、いえ年相応なところが垣間見えるのも、無理がなく素直でとても良いなと。

この2曲は高音が続くので、残念ながら、今はもう歌っていらっしゃらないと思います。
でも、40代半ばのこんな素晴らしいライブを映像に残して下さって、わたくし、カンゲキ!!です。
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