すっかり価格は高級品になってしまった卵。
どうなるんだろうと思いながら、ネットで卵の価格を検索していたら、
ニューヨーカーの朝の定番、ベーコン・エッグ・チーズサンドイッチも
価格を維持するのが難しく、
一部のデリでは普通の卵の代わりに、液体の卵の代替品を使いはじめた、
というニュースを目にしました。
Some NYC bodegas switching from fresh eggs to more affordable option
https://www.youtube.com/watch?v=YbxRvH7wPLI
上のリンクはABC New Yorkのニュース動画です。この記事によると
ブロンクスにあるボデガ(デリ)で、卵ではなく、卵が原材料に含まれる「液体卵」を
使い、割安になった分、ベーコン・エッグ・チーズサンドイッチの価格を
6ドルから4.99ドルに下げて提供するということでした。
NY市の卵1ダースの平均小売価格は、2025年3月4日で8.33ドル。
2024年3月4日は2.26ドルだったので、1年前の3倍以上になっています。
デリの朝食サンドイッチの5ドルの壁、というか、サンドイッチだけで5ドル以上となると
コーヒーなど飲み物も一緒に買うなら、ちょっと割高に感じられて
売り上げも落ちているのかもしれません。
代替品の原料を検索してみたら、卵白にグアーガム(増粘剤)や植物油、香料、着色料、
ビタミンなどが添加されています。
リンク先の動画では「栄養的に普通の卵と大した相違はない」とデリの経営者は言っています。
主原料が卵白なら「生の卵とは全くの別物」とまでは言い切れないかもしれませんが
お客さんの声は、やはり新鮮な卵がいいというのが多数派のようです。
数週間前から、1ダースや半ダースパックではなく、卵の小分け売りをしているお店もあるそうです。