「この気持、どうしてもシラフで向き合わなければ」
そう強く感じてお酒を手放して672日目を迎えた。自分の飲酒に問題を感じて15年。禁酒や節酒を繰り返しても酒を断つことができなかったのにね。
断酒当初、とにかくシラフに戻りたいという焦りにも似た強い欲動のおかげで離脱症状の苦しみを感じるヒマもなかった。今はとても落ち着き、酒席で誰かの盃にお酒を注ぎながらも穏やかでいられる。飲酒をしていた自分を懐かしく感じる。
とはいえ、絶対に飲まないという自信はないし、今後もそんな過信は持たぬよう肝に命じている。私らアルコール依存症者は、二度と飲酒をコントロールすることはできない。それだけは不動の事実なんだ。
お酒をやめられなかった15年と今の違いはなんだろう。モトリー・クルーのニッキー・シックスが自伝で書いていた
ゆだねて手放せ
うん、まさにこれだ。