泥から咲いた蓮の花

現在、リハビリ中なブログです。長い目で見守ってくだせ~

くぅ、忙しかった…

2005-04-29 22:49:28 | どろな話
この10日間、なにかと所用に負われて休まるヒマなし。これが一年続くとバーンアウトすることは容易に想像がつく。さてさて、明日から3日間、もえつき防止策に出かけるとする。アメリカ・カリフォルニア州の依存症回復施設ベティ・フォード・センターで、「子どもプログラム」ディレクターを務めるジェリー・モウ氏のワークショップへの参加する予定。定期的にこの手のものに参加していないと、やはり煮詰まるのね。スーパービジョンをもらってくるとする。

話は変わるが、注文していた綿矢りさ著『インストール』が届く。数日遅れて、映画の方も届く。芥川賞受賞作の『蹴りたい背中』を読んで思ったのは、言葉と言葉の間を、言葉にできる力だろうか。わかりにくい言い方だが、この人の文章はかゆいところに手が届く孫の手のようだった。私が使う言葉(その概念)がボーリングの球だとしたら、ボーリングの球が埋められない空間をすり抜けるパチンコの玉のような表現。私が抜けられない穴を、綿矢りさの言葉はすり抜けるのだ。映画から観ようかな…原作から読もうかな。そんな選択もたまには楽しい。

で、三つ目の話題。部屋が散らかったよ…。いつぞや、そんな話題を書いて、すっかり綺麗に片付けたのだが、現在、またもや散乱。足の踏み場もない状態がとうとうやってきた。根の深い散らかりではないのがわかるだけに手を付けない。まあ、いいや。その気になったら片付けよう。部屋が散らかっていても、地球は砕けないさ!はっはっは

今年一番のうれしい出来事

2005-04-18 19:59:04 | どろな話
うちの息子は外で遊ばない。正確に言うと友達とでかけない。理由は、自転車に乗ることができなかったからだ。友達たちはみな自転車で移動する。息子は、自転車に乗れないことを恥ずかしく思っている。その事実を友達たちに知られたくなかったのだ。しかも、妹にそうそうに先を越されてしまい、動くに動けなくなってしまっていた。

昨日、日曜の夕に時間ができたので「自転車の練習を一緒にしよう」と誘った。そう、自転車は持っているのだ。広い駐車場で最初は直線から。バランスを取ることと、ペダルをこぐことを一緒にやろうとせず、まずは私が後ろから押してあげて、1m、2m、5mと転がることを覚える。20mいけばしめたもの。今度は直線を自分でこいでみる。焦らずに焦らずに。下をみずに前をみて。

30mの直線が自走できれば、今度は私が先導して直線からゆったりと曲がって止まる。右にまがる。左に曲がる。何度も繰り返す。それができるようになったら、こんどは8の字を走ってみる。なんとかできるようになったら、その8の字を逆に走ってみる。ここまで1時間。ほら、乗れるようになったね。よく頑張ったな。また、時間みつけて一緒に走ろう。

ぬいぐるみ

2005-04-18 19:35:08 | どろな話
久しぶりにぬいぐるみを買う。リロ&スティッチのぬいぐるみのぬいぐるみって感じ。口元がナイトメア・ビフォー・クリスマスのジャックじゃんね。これがかわいくてねぇ、まさに「買ってちょうだい」と私を待っていたので、その通りに買いました。そしてPCの横に座っている。

「デジモンのきつね(キュウビモンという名であることが判明)」無くした娘の要望に応え、土曜日にわざわざ新幹線にのって銀座の博品館を目指した。しかし、デジモン関係はまったくといっていいほど陳列されておらず、なにぶん数年前の玩具なので、見つけることはできなかった。しかしながら、娘はスターウォーズのダースベーダーとポケモンのフィギュアをゲットして満足。私もこのへんてこなぬいぐるみを買う。何歳になっても玩具屋は楽しいねぇ。楽しむ心を忘れずに忘れずに。

まさか玩具屋だけのために静岡と東京を往復するのもなんなので、ヴェレダのバスミルク、財布(アタシの)、絵の具(娘お絵かきグッズ)、お世話になった人へのご進物、スタバのコーヒー600g、デメルの猫ラベルのチョコレートなど、買いあさって手一杯。東京駅まで歩き、大丸の地下でお寿司とカツサンドを買って新幹線に乗り込んだ。いやぁ、よく歩いた。新しい財布を買うのは何年ぶりだろう。今まで使っていたものは、東京に住んでいた頃のものだから、もう6年以上は使っている。さすがに疲れてぼろぼろだったのだ。しばし節約生活になるが、それもまたご一興。読書でもしながら気安く暮らしましょう。

夢は叶う

2005-04-18 18:40:15 | どろな話
年賀状が届く。いたずらや間違いではなく、しっかり元日の消印がついている。はるか南極の昭和基地より、国立局地研究所の職員として、昭和基地内に勤務している知人から。四ヶ月もかかる長い旅を経て届いた年賀状だ。一応、昭和基地内は日本国なので、ハガキは50円で届く。(小泉さん、民営化しても50円で届くよね?)その知人は「しらせ」に乗って南極に行くことをずっと夢見ていた。昨年、ついに夢を叶えた。何度も選考にもれ、後人に先をこされて「今年もだめだった」を肴に酒を酌み交わしたことを思い出す。

彼と知り合ったのはアマチュア無線の交信からだった。もう10年以上前のこと。同じ頃に始めて、彼はとんとん拍子で一級アマチュア無線技師の資格をとった。私は三級で頓挫。やればできるを地でいく努力家。近在だったこともあって一緒にサークル作りを楽しんだ。その後、私は東京を離れると同時に無線局も廃止してしまい、もう6年が経つ。

彼が南極に赴いた事は、夢は叶う―そんな単純な事実を改めて教えてくれる。努力で叶う夢もあれば、努力ではどうにもならないこともある。そう、願いは願った人にちょうどいいように叶うのだ。叶わないとしたら、それは「夢は叶わない」と念じているか、願っても無駄と損得勘定しているか、「私は夢などもつに値しない」と信じているか、いずれにしも叶えることを拒否している自分があるからだ。

そのことは、ちゃんと自分が歩いてきた道が厳然として教えてくれているはず。自分ってのはよくできたもんで、歩いてきた道がしっかりいろんなことを教えてくれる。その教えに素直に耳を傾ければいい。夢は叶う。「ちょうどいい」ように叶う。南極行き、おめでとうHさん。いろんなことを教えてくれてありがとう。

デジモンのきつね?

2005-04-15 11:43:20 | どろな話
数日前から娘が「デジモンのきつねがなくなった」とやかましい。なんだそりゃ…デジモンの図鑑をわざわざもってきて、「これがどこをさがしてもないんだよ」と訴える。なんでもきつねのようなキャラの小さなフィギュアらしい。そういえば、そんなのを後生大事に娘が抱えていた記憶あり。とにかく、おとーちゃんにはよくわからんのでネットで検索する。ますますわからなくなったが、明日の休みは玩具屋さんにでかけなくてはならないことは判明した…。

まとまった大きさの玩具は少ない。すべて小石のような大きさの人形だかなんだかわからないものが無数にある。何かのおまけみたいなものばかりが。あれが宝石とか金銀財宝だったらすごい。宝物の山だ。きっと子どもの目からはそう見えるに違いない。

これを書きながら、ふと外の風景に目をやる。目の前の川、ずっと遠くに続く町並み。はるか向こうにみえる山。窓をあけてみれば、いろんな音が飛び込んでくる。水の流れる音、車が走る音、風の音や鳥の声。部屋に流れるバッハのピアノ。元気に葉をつけるスペアミントのほのかな香り。エスプレッソの香り。目の前の事務仕事。「この世界は宝物かな」と感じてみる。豊かかどうかは「私が感じる」こと。私次第。

花見と墓参

2005-04-10 09:21:35 | どろな話
9日の土曜日。久方ぶりに仕事が入っていなかったため、子供たちをつれて花見におでかけ。場所は東京都大田区、東急多摩川線「沼部駅」そばの「桜坂」。5年ほど前に福山雅治の歌で有名になったそうで、普段は閑静な住宅街だろうに大勢の人が訪れていた。写真があがったら後でアップしておこう。

いい人だけどいい人どまりのびり氏が花見をしようと企画。ino氏タイキみなっち&ちびみなが参加、40分ほど桜の下をぶらぶら歩いた。葉が出始め、風に花びらをちらす桜。「地面に落ちるまでに花びらを手で受け取ると幸せをつかめる」なんてテキトーなことを言うと、やっぱりこぞってつかまえようとするもんだね。私も一つつかまえた。やってみるとなかなか難しい。

その後、東急池上線「池上駅」近くの中華料理で早めの夕飯をすませて解散。一部は千鳥ヶ淵まで花見夜の部にでかけ、私らは池上本門寺にある父の墓参にでかけた。彼岸に来るべきところだが、いつも遅れての墓参。近くの実家に向かうみなっち親子もつきあってくれた。ありがとさん。父が死んでもう35年。すると弟も35歳か。早いものだ。

2005-04-08 13:24:09 | どろな話
東京から静岡に引っ越してきた記念に植えた桜。とあるご夫婦が寄付してくれて「比翼桜」なんて命名したけれど、そのご夫婦は…ま、それはおいといて、植えてから6年。毎年、濃いピンク色の花をちらほらつけ、年々花の数が増えていく。

この6年間いろんなことがあった。黙ってそれを見守ってくれていた桜。人間は文句いうけれど、桜は文句いわなくていいねぇ!懸命に自分に生きている。さて、明日は父親の墓参りにでかけよう。いつも彼岸は忙しく、その時期に墓参に行けない。死人もまた桜と同じで口なし。黙って見守ってくれている。

『大丈夫。みんな一緒にいるよ -「心の癒し」Web book-』

2005-04-08 10:59:01 | どろな話
私が足繁く通っている悩み相談サイト「心の癒し」のコンテンツがまとめられて上梓される運びとなった。この一年間、サイトに通い続け、人の悩みに私になりに答えてきた。悩むことは弱いことでも、負けでも、間違っていることでも、否定すべきことでもない。むしろ「悩む」という素晴らしい力が自分にあるということだ。

毎日多くの人が悩みを打ち明け、そして多くの人が答える。打ち明けることにたくさんの勇気をつかっただろう。そして誰にもいえずにつらさに耐えてきただろう。100人いれば100の心がある。それぞれの心がいつも鼓動し呼吸し、時には疲れ、時には苦しみ、時には喜びに踊る。その営みは生きていることの証であり、それ自体が尊い。私たちは毎日生まれ変わっている。一瞬一瞬、過去の自分は消え去り、今を積み重ねながら未来に歩く。「癒し」とはその一瞬一瞬の蘇りに気づくことだ。自分をどなり散らすことはない。今のあなたのままでいい。そうすれば必要な成長は必要な時に、自らの中から生まれてくる。

実は…

2005-04-08 10:16:49 | どろな話
年度替わりで忙しい忙しいといいながら、ゲームにはまっていた。XBOXの「FABLE」というRPG。パソコンの横にゲーム用のモニタ置いたので、ついつい仕事と遊びの境界線が崩れてしまう。RPGというと、ドラクエやFF。ゼルダの伝説も楽しかった。この「FABLE」というRPG、行動次第で主人公の性格が変わる。敵ではなく村人を殴ったり、モノを盗んだりするとワルモノ度があがって悪人になる。人助けをして名声をえれば善人になる。剣を振り回す力任せな戦士になるか、弓矢を巧みに使いこなす名手になるか、魔法使いになるかも、行動次第で変わる。

おかしいのは、訪れた村や町で家を購入できる。んで村人をナンパして結婚して、その家に住んでいちゃいちゃができる。お相手が異性か同性かも選べる。それ次第で、ステータスに表示されるセクシャリティが変わる。つまり異性愛者か同性愛者かを選べるってこと。悪者にさらわれた母親を助けるという任務を放り出して、いちゃいちゃしている英雄って…自分でやっていて笑ってしまった。ネット仲間にそれを話したら「まんまじゃん」と言われてしまった。はっはっは。まあ、そんな春の日もあるのだ。

おたまじゃくし

2005-04-08 09:54:35 | どろな話
NHK教育の子ども向けに生き物を紹介する番組で、カエルの生態が取り上げられていた。娘はそれを観てからカエル熱にとりつかれる。学校から帰宅しては「カエル~カエル~」とせっつくわけだ。

いったいどこにカエルがいるというのか。まだ田んぼには水ははられていない。そもそも近くに田んぼはない。近所の人に「どこかにカエルいませんかねぇ」と聞いてみる。裏山の奥に池があるという。というわけで、さっそく娘をバイクの後ろにのせて裏山へ。

ハイキングコースの途中に池のある公園を発見。だーれもいない閑散とした場所。こんなところにカエルがいるのか? と池に近づいてみる。水の中にはカエルの卵がたくさん。そして浅いところでなにやら黒い大群が。無数のおたまじゃくしがうようよといるじゃないか!

さっそく娘と二人で手ですくって7匹持ち帰った。体長1センチ程度の小さな黒いおたまじゃくし。いったいこれはどんなカエルになるのだろうか。楽しみなのだ。娘も毎日のように「ブンチョウ飼いたい。ジュウシマツが飼いたい」と叫んでいたが、しばし忘れているようだ。よかったよかった。どうせ飼っても猫に喰われるのがオチなのだ。