『ありがち日記』

文楽12月公演('12)

さて、チョコレート展で、時間をけっこう使ってしまい、あたふたと国立劇場へ。
(ちなみに、チョコレート展の前に、銀座のホビットショップを覘いたのでした…てへへ

初めてお写真UPいたします。

入り口でございます(笑)
冬は暗くなるのも早いし、雰囲気もいいですね~、わくわく

苅萱桑門筑紫いえづと(かるかやどうしんつくしのいえづと)から
守宮酒の段、高野山の段

傾城恋飛脚(けいせいこいびきゃく)から
新口村の段

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ちなみにですが、この日は前から5列目でした!(ドキュン!)しかも廻し床の近くで…きゃー♪
「苅萱~」のほうは、太夫さんと三味線さんが気になって気になって仕方がなく…(笑)
だってあまりの近さで、息づかいとか、細かい動作とかが目に入ってきて、
無駄に貪欲に見てしまうというかね~。変なオーラ発してなかったか心配。

守宮酒の段は、加藤家の家宝「夜明珠」をめぐるお話。
加藤家の執権、監物は、この家宝を受け渡さなければならなくなった状況で、どうしたものかと悩む。
この夜明珠は、20歳を過ぎた処女が持たないと光を失ってしまうんだよね~という難題を出すと、
それに当てはまってしまう娘(ゆうしで)がいて、その娘が使者としてやってくる。
でもそこには色男の女之助が…
監物夫婦の企でにより、徳利に入ったお酒を飲んだ2人は、何だかいい感じになってしまうのです。
何と、その徳利の中には番のイモリ(お腹が赤かったからアカハライモリ!?)が入っていて、
お酒に浸して飲むと、どうやら媚薬になっちゃうようで…
男の人の肌にすら触れたことのない、ゆうしでさんは、ついに…っ!!

まあ、何とすごい展開なんでしょう。
ゆうしでさんは、結局自害するのですが、息絶えるまでがすごいんだー。
女之助をかばってるし…すでに夫婦だからって…。(んなバカなって思うでしょうが、そういう話だから)
いやはや、ゆうしでさんの父親、新洞左衛門の嘆きも見所。

加藤繁氏の御台所・牧の方と幼い子どもの石童丸が、最後は本物の夜明珠を持って、立ち去る。
女之助がお供について行くのだけど、イモリの血を腕に塗ることで(またイモリ…)、不義はないっ!と。
高野山を目指して行くわけです。
(かなり端折りましたが(笑)、ストーリーは全部書ききれないので許して)

ふい~っ、何だかすごい話だなぁっていうところで30分の休憩。
ゆうしでさんを桐竹勘十郎さんが遣ってらして、自害してしまったら人形遣いはどうなるんだろう?
って思っていたら、すぅ~っとしゃがんで(?)舞台からはけて行きました…。なるほどね
それにしても素敵オーラ半端ないわ…

高野山の段は、石童丸が、父親の繁氏(今は苅萱道心)と会い、そして別れるところが描かれます。
お互い最初は親子だって気付かないんだけど、苅萱は気付いちゃうんだな。
で、名乗れないんだな。そこが切ないポイントでしょうかね、たぶん。

呂勢大夫さん、守宮酒の段も代役で出てらして、高野山でも。しかも汗をふきふき。
素人から見るとすごい大変そうに思えるのですけど、どうなんでしょう。
そして一押し(?)芳穂大夫さん!素敵なお声!きりっとした眼差し!感動だわ~
初めてお近くで拝見させていただいて、ますます応援していこうと思いました。
鶴澤燕三さんも素敵でした。

長くなっちゃいそうなので、つづく。


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