久しぶりに本の話題で。
マークース・ズーサックの『本泥棒』、知らなかったけど、世界ではベストセラーになってたらしい。
タイトルも衝撃的よネちなみに原題も“the book thief”なので、そのまんまだねー。
なぜ今さらこの本を取り上げたかというと、この本が原作となった映画をたまたま観たから。
映画の邦題は「やさしい本泥棒」。何のことやらと思いながら観たら、意外と好みだった。
主人公の女の子も何色にも染まっていない感じでありながら、きらきらとした存在感があり、
脇を固めるジェフリー・ラッシュやエミリー・ワトソンと、実力派の俳優さんたち。
他サイトさんから映画のあらすじを。
第2次世界大戦前夜の1938年、リーゼル(ソフィー・ネリッセ)は弟に先立たれ、母親とも別々に生活することに。リーゼルは、ミュンヘン近郊で暮らすハンス(ジェフリー・ラッシュ)とローザ(エミリー・ワトソン)夫妻のもとに里子に出される。リーゼルは「墓掘り人の手引き」という本を大事にしていたが、その内容が少女向けでなかったため、ハンスは彼女が字を読めないとわかり……。
描き方も独特で、どうやら死神目線なのですよ。
最初は不思議な感じがしたけど、いつのまにか映像に引き込まれてしまって。
決して明るいストーリーではないし、結末も最初に予告されているようなものなんだけど、
どこかにふんわりとした希望というか幸せが見える。
何となくモヤモヤとしていて気になっていたこともあり、
原作を読んで何か補完したいな~と思っていたところで、1行目に戻るわけです。
だから読み始めたばっかだし、
700pまではいかないけどかなり分厚いの(笑)
でも、ページを捲るごとに思い浮かぶ風景は神秘的で、
映画だけでは分からなかったことが補われていく感じが、嬉しい。
いままでは原作があって映画を観るということが多かったけれども、
こんなパターンもまた良いものだなと思う。
とか言いつつ、図書館で借りた3週間以内に読まなくては
出張もあって忙しいというのに大丈夫か…
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