ナショナル・シアター・ライヴ「コリオレイナス」、先週金曜に観たんだけど、
忙しくて感想も何も書けてなかったからね^^;
舞台のことは素人なのでよく分からないし、シェイクスピア作品とは言え知らない話だったし、
正直楽しめるのかなぁ~っていうのは心配していたんだよ。
でも、トムヒが出ているなら、彼を見るだけでもきっと得るものがあるだろう…ということで(笑)
約3時間。
途中で休憩が15分入ってたねー!フランケンシュタインの時にはなかったので、ちょっとびっくり。
まあコーヒー飲んでたから、トイレに行けたのは嬉しかったかな。
最初にキャストによる導入というか解説が入っていて、だいたいのイメージはつかめた。
ので、何の心配もせず、物語に入ることができたんだけど…
なんとまぁ、劇場が元はバナナ倉庫だったとかいう建物で、超シンプルな舞台。
そして舞台セットというものもほとんどなく、演出方法も何だか斬新だったなぁ!
現代劇を観ているかのようなんだけど、話はローマのお話で、不思議な感覚。
衣装も派手なものではなく、とにかくシンプルなのね。
登場人物について。
コリオレイナスという人は、なんと高潔なお人なんだろうね。
そして民衆に媚びるとかしない、むしろ蔑んでる!だから反感を買う!そして奥さんよりお母さん!
もう今の時代に生きる私には、「なんじゃこいつ…」って話ですよ。民主主義とかそういう時代じゃないのね。
英雄ではあるんだけど、どうも政治向きの性格ではなく、
故郷を追い出され、敵国の武将として(なんか戦国時代の話をしてるみたいなw)故郷を攻める。
そしてお母さんに(奥さん、子どももいたけど)説得され、勝手に和議を結び、
裏切ったなってことで殺される…
あの最後の殺され方ね…吊るされて、首を切られて血が…
まさかこんな演出とは思わず、「おいおい大丈夫なの?(逆さまになったトムヒが心配)」と。
トムヒ。
彼はやはり素敵ね。足が長く、顔が小さくて首が長くてきれい。かと思いきや、意外とガシっとしてる。
血まみれになったり、傷まみれになったり、シャワーをじゃぶじゃぶ浴びたり、薄い布切れ一枚になったり。
ファンにはたまらないよ!!!
忘れちゃならないのは、敵将のオーフィディアスの元へ行ったシーンにて。
思わずオーフィディアスはコリオレイナスを抱きしめて唇にキス…(ぎゃん♡)
これがどういう意味なのか。その描き方が驚き。
敵同士でありながら、互いに実力を認め合う仲、結びつきは強いと見た。
たぶんすごく嬉しくて大歓迎だったんだろう。恋愛感情とかいうことではなくてね。
何だかんだで、楽しんでいるのでありました(笑)
今週末はベネさんがフランケンシュタイン博士バージョンの「フランケンシュタイン」。
もちろんこちらも観る予定。
にしても、金曜の上映は片手で数えられるくらいのお客さんなのが本当にもったいなくて。
土日にはもう少し多いみたいだけど、それでもね…仕方ないのかなぁ。。。
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