『ありがち日記』

文楽5月公演('15) 第一部

1週間以上ブログの更新が途絶えてましたが、無事です。
そして、その間に東京での文楽公演⇒名古屋の観光をしてきましたー!

ので、また振り返っていこうかな…^^

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今回の観劇は、次の(名古屋への)行程が控えているので、第一部のみ。
う~ん、本当は第二部も観たかったんだけど!

いつもよりも混みあい、賑わい、どこかお祝いムードなのは、
第一部は二代目吉田玉男襲名披露口上があるため。
もちろん、私も文楽のファン歴は浅いので、初めて観るもの。

中央に玉男さん、そして、脇には師匠の皆さんや同期の皆さん、
そして一門の皆さんがずらりと並び、なかなかに華やかで見ごたえがあります。
千歳大夫さんが進行みたいな感じで(なんて言うのか分からなくて^^;)、
寛治さん、嶋大夫さん、和生さん、勘十郎さんがそれぞれ玉男さんとのエピソードを含めた口上。
肝心の玉男さんは一言もお話せず、あれれ~って(笑)
でも文楽の口上はこういうものみたいですね。
歌舞伎だと襲名する人が口上を述べてるのを見ますがね。

とにかく、初めてなので、きっとこういうものなんだろうという感想。
素晴らしいものを観させていただいたので、これからも応援しなくちゃね~☆

さて。
演目の方も感想を。←こっちがメインのはずだったのに!

まずは「五條橋」。
源義経と武蔵坊弁慶の出会いを描いた舞踊劇。
人形にしかできない動きもあって、舞踊劇だけあり三味線の音が軽快でのりのり。
三味線では龍爾さんが非常に素敵で…けっこう活躍されてました。「ハッ!」みたいなやつ。
(意味不明ですみません)
ついつい床のほうに目が行ってしまい、
人形の動きを追うのが少々おろそかになってしまったのが反省。。。
まっ、いいもん見れたので良しとしましょう!プラス思考!

「新版歌祭文」から、野崎村の段。
これはいつぞやのテレビかDVDで拝見していたので(はっきりしない…)、ストーリーは知ってて。
それじゃなくとも分かりやすいというか見やすい劇だな~と思います。
すぐ心中しようとするのは相変わらず理解できないけどね~だがそれを言ったらおしまいなんだな。
芳穂大夫さんの声の伸びは本当に素敵。
おみつさんの嫉妬が可愛らしくて、鏡の前で髪を整えている仕草もキュート
なのに、、、なのに尼さんに…えぇーーーって思うよな。こんなに健気なのに…久松め。

そして襲名披露狂言「一谷嫩軍記」から熊谷桜の段と熊谷陣屋の段。
実はこの辺りに来て、朝早く起きた影響が出てきてしまい、眠気との闘い…!
せっかくの玉男さんによる熊谷二郎直実、この目に焼き付けなくてはと、
手をつねったり(ベタw)いろいろ頑張って最後まで鑑賞できました。
こちらも母である相模や藤の局に、どうしても女性目線で目が行ってしまう。
男性が悲しんでいないというわけではないのは十分承知の上だけど、
表舞台にいるわけではなくとも、陰で夫(男)を支えている妻(女)というのは
何とも表現が難しいけれども哀しみに耐えそして強い存在であるのだと思う。
今も昔も、その辺りは根本的に変わっていないのか…少しは変わってきているのかな。
ちょっとわからないけど、どうしてもこういう目線になっちゃう自分^^;

直実の立ち姿は堂々としたもので、非常に男らしい魅力にあふれていました。
玉男さん、これからも益々のご活躍を楽しみにしています!

と、こんなものですかね。また何か思い出したら書き足そうかな

この時点で3時半にはなっていないけれども、
名古屋行きの新幹線までに1時間ほどなので、東京駅へ戻ります。
国立劇場からはバスも出ていて便利なので、今回はそちらを利用。初めてかも。
いつも夜の部を観てから、地下鉄でホテルまで移動することが多かったから。

というわけで、東京駅について、少しぶらぶらした後に、
新幹線に乗り、目的地の名古屋へと向かいましたとさ。
ここから何日かにわけて、名古屋の思い出を振り返っていく予定。

実際のところ、密度が濃すぎたので、
ひとつひとつ整理しながら思い出したいというのが本音かなー 


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