彼女は幸せなのかしら…

めっきり寒くなって、我が家のペットであるカメも冬眠の準備に入った。
何を準備するかっていうと、エサを食べなくなる。
あんなにガツガツしていた肉食系女子だったのに、すっかり大和撫子ばりのおしとやかさ。
でも夏場にたくさん蓄えておいて、長くて寒い冬を過ごすのだからね。
冬場っていっても家の中にいるわけで、多少水を多めにしておくように気をつけたりしていれば、
だいたいは放っておいて時々様子を見る程度で大丈夫…のはず。

あー、ちなみにある程度大きくなっているカメだから大丈夫なんだと思うけど。
そして、けっこう自然に近い状況の中でタフに育ってきているから。
ほぼ何にもしてあげてないってことか…悪く言えば。しょぼん。
でもあと数年で我が家に来て20年になるので、
自慢じゃないけど本当に大切にしているんですよ。家族だもの。


先日、母が散歩をしている最中に、大きなバイパス道路でカメの轢死体を見たんだそう。
おそらく、うちのカメと同じくクサガメじゃないかなぁ～とのこと。
そりゃもう、書くのもはばかられる状態だったみたいで・・・。

あぁ～もう。
どうしてそんなところにいるのよ。

なーんかね、それ聞いてから頭にその状況がふと思い浮かんじゃって、
しばらくは落ち込んでたねー。
たかがカメと思う人がほとんどだと思うんだけど。

自分でそこまで歩いてきたのかなぁ。それとも飼われていたカメなのかな。
それはわからないけど、人間の世界に放たれるってことは本当に彼らにとっては危険。
そういうことを思い知るよね。

よく池でミドリガメが繁殖して問題だ～って言われているけど、
ミドリガメってミシシッピアカミミガメをそう呼んでるだけで、もともと日本にいなかったやつ。
クサガメだって、日本に本来いたやつとは限らないわけで、
それならそれで、責任があると思うんだよねー、人間には。忘れちゃいけないなー。

飼うならちゃんと最後まで飼うというのは当たり前なんだけども、
自然の中の生き物が人間の生活圏で過ごすことについても考えずにはいられないというか。

うちのカメはここにいて幸せなんだろうかね・・・。
最低、エサには困っていないけどさ。
難しい。。。