NHK BSにて全10話見終わりました!
録画視聴だったんですが、なるべく2、3日中には見るようにしていました。
というのも、原作の作者である三浦しをんさんはgooブログのユーザーで、このドラマの始まる頃からブログの更新頻度が上がりまして(笑)、オタクな私はドラマとブログとをセットで楽しんでいたからなのです😊
まずはNHKさんのサイトから、あらすじだけ引用します。
【あらすじ】 大人気ファッション誌の編集部員・岸辺みどり。雑誌の廃刊が決まり、突如異動になった先は辞書編集部!そこは、ぼさぼさ頭で超がつくほどの生真面目上司・馬締光也を筆頭に、くせ者ぞろい。みどりは、彼らに翻弄されながらも、一冊の辞書を作るために十数年間に及ぶ時間と手間をかける根気と熱意に触発され、次第に自らも言葉の魅力を発見、辞書編さんの仕事にのめり込んでいく。辞書「大渡海」を完成させるまでの、辞書編集部員たちの奮闘物語。
(以下、お名前の敬称は略させていただいています)
原作では馬締光也が主人公ですが、ドラマでは元ファッション誌の編集部員である岸辺みどり(池田エライザ)が主人公。映画版の馬締は松田龍平でしたが、ドラマでは野田洋次郎。この辺、いろいろ自分の中ではあまりピンと来てませんでしたが、いざ始まって見始めたら自然に受け入れられました。
他の役も皆さん役の中でしっかり生きていらっしゃる!
あ、そうそう、松田龍平が意外な役どころで登場した時には、思わずふぅーーー!って叫んでしまいましたよ。
原作とは異なる視点だし、原作の頃には描かれることのなかったコロナ禍の辞書編さんの様子、電子版の台頭。原作をベースに描きたいテーマを大切にしつつ、時代背景に合わせた脚本を書かれたのだなぁと感動しました。
しをんさんもブログの中で書かれてましたが、しをんさんは脚本をしっかり確認するタイプなのだそうです。質問もガンガンするし。ドラマの脚本と原作との関係では最近の悲しい出来事を思い出してしまうのだけど、むしろ意識して脚本のことに言及した記事を書かれていたのでは?って思います。
原作とドラマの異なるところも予めわかっていたうえで、そしてブログの中でしっかりとご自分の考えも述べられたうえで、我々視聴者へもおススメしてくれるんだもんな、、、見るしかないじゃん😉
結末ももしかしたら賛否両論あるのかもしれないけど、私はこれがこのドラマ作品としてベストだったと思います。かなり悩んだポイントなのでは?と推察されます。まだまだ未知な世界が広がる言葉の海。そこを紆余曲折しながら進み続ける舟。ロマンでもあり、先の見えない苦しさもあり、新たな世界を見つける喜びもあり。辞書作りという世界が私にとっては未知のものであった時に、この本を夢中になって読んだことを思い出しました。
素敵なドラマをありがとうございます。
そしてドラマと並行して原作を読み直してみて、やっぱり面白いなと思うのであります。今度は映画版を久しぶりに見てみようかな。