少し前の話になりますが「ふらりと立ち寄った画廊で、素敵な絵に出会い、思わず買ってしまったわ」と、友達からメールが届きました。
メールには、水彩画の写真が添付されていて、それを観ていると、染み染みとした風情が郷愁を呼び起こし、胸が熱くなるようでした。
(写真の絵は、同じ作家さんですが、友達が購入した物とは違います)
「こんな絵をリビングに掛けて、毎日眺めて暮らしたら、きっと、心穏やかに暮らせるだろうなぁ・・・」
でも、夫が健在の時ならまだしも、いまの私に新しい絵を買う力はありません。
それでも、夫が遺してくれた絵を何枚か持っています。
夫は、絵を買うときは私の意見を尊重してくれたので、どれも好きな絵ばかりです。
それらを、時々入れ替えて飾り、夫を偲び、故郷を偲び、遠く過ぎ去った昔に思いを馳せている私です。
そして、絵に対する感性が似ている友達がいることを、とても幸せに思っています。
それは、他のこと(価値観など)にも通じる事ですから。