天上天下唯我独尊

07年度第6回キャンプ 猪の頭オートキャンプ場(8/5-8/7)その1

8月5日 日曜日

夏休みを3日取得して、静岡県朝霧高原にある「猪の頭オートキャンプ場」に2泊のファミリー・キャンプに出かけてきた。
珍しくAM9:00という早い時間に出発し、午前中のキャンプ場着を目差す。
しかし、中央道の自然渋滞が激しく、昼食とって買い物したら結局キャンプ場着は13:30くらいになってしまった。

しかし、朝早く出たことがひとつ効を奏した。
なんと、空模様が急激に怪しくなってきたのである。
急いでテント&今年初となるスクリーンタープを設営。
霧雨がパラついてきたが、幸い頭上が茂みに覆われているために水滴は一切落ちてこない。
15:00前には、無事全ての設営を完了。
直後に、大粒の雨が落ちてきた。ギリギリ、セーフ。

キャンプ場内の沢にてサワガニ取りが終わると他にすることも無いので、ナビに導かれるまま周辺検索にて「西富士湯ランド」へ向かう。

あまり詳しくは書かないが、とにかく「立ち寄らない」ことをお勧めするしかない。
外観からして「汚い」と思ったのだが、人間というのは哀しいもので過去に経験した「最悪の風呂」までしか想像力が働かない。
この西富士湯ランドは、その私の想像力の遥か外側に存在していた。
とにかく、「抜群の不潔感」なのだ。施設が旧いところは、これまでもたくさんあった。
しかし、これほど管理/清掃が行き届いていないところは見たことがない。

受付を済ますと、そこは待合室。
半裸のおばさんが無造作に寝そべり、その間に虫の死骸が転々と模様をなしている。
逃げるように暖簾をくぐると、脱衣場。
傾いた棚に、無造作に朽ちた籠が並べられ、誰かの使い捨てたハブラシやらタオルやらが無造作に放置してある。
うわああああ。
裸になって、扉を開けるとそこは洗い場。おそらく、人間のためのものの・・・。
あらゆる施設の中で、この洗い場が最も衝撃的だった。
剥がれたままのタイル、剥き出しのコンクリート、そして汚水が逆流してくる排水溝!!

ぎゃああああ・・・・。

おそるおそる身体を流し、一目散で風呂を目差す。
視界に、露天風呂が入る。

「お!」
これはなかなかの風情だ。
心が、急激に和みはじめた。
しかし・・・。

「痛っ!!」
岩風呂に浸かると、なんと底一面に小石が放置されていた。
いや、健康のために散りばめたのかもしれないが、この施設を見ていると意図的な仕掛けなど何一つされていないに違いないというのが確信になってしまうのだ。
とにかく、小石の所為で足裏に激痛が走る。

それでも、せっかくだから浸かる。
なかなかいい湯加減だ。
しかし、お湯からなんとなく臭いがする。おそらく、ここのお湯の特徴なのだろう。

がこれも、遠い臭いの記憶を呼び覚ますと、「小学校の鯉の池」の臭いなのである。
つまり、多少水が腐った臭いだ。
そう思ってお湯を眺めると、かなり濁っている。
そして、隣の水風呂に目をやると、こちらはクリアだし臭いもしない。


うーーーむ。
「ひょっとして、このお湯腐ってる?」


そんなことはあるまい。
私の被害妄想がそこまで膨らんでしまったに過ぎない。
しかし、この施設は、私の精神を不安定にさせるに十分なトリップ度であったことは事実だ。

営業妨害するつもりは毛頭無い。
以上は、私の偽らざる個人的印象である。

あまりの衝撃だったので長々と書いてしまった。
最後に、このお湯を気に入っている人も間違いなくいるであろうことを付け加えておかなければならない。
冒頭にお勧めしないなどと書いてしまったが、各々が体験する価値があることだけは確かである。


さてさて、キャンプ場に戻ってみると本格的な雨。
まずはお米を炊いて、カレーを作る。19:00過ぎたあたりで一旦雨が上がったので、花火をして遊ぶ。
子供たちは大喜び。
父親は、既に泥酔。

23:30まで、おそらく「朝霧天空まつり」(屋外の音楽フェス)の音響が届いてきて非常に不快に感じた。
音楽祭自体は否定するものじゃあないが、周辺キャンプ場には静寂を楽しんでいる人間もいるのだ。
タイムテーブル通り、16:30までできっちり終演にして欲しかった。
一部の客と非常識なアーティストが暴走しただけなのかもしれないけど、主催者どこだ!?


8月6日 月曜日
目覚めると、快晴。
他の客のテントはすっかり乾燥している。しかし、我が家はびしょ濡れのまま。
設営の際は茂みの下であることが幸いしたが、樹木からいつまでも水滴は落ちてくるし太陽は当たらないしで、一変して不運を痛切に感じる。

そして、朝食は流しそうめん。
そもそも、娘が「流しそうめん、やってみたい!」ってとこから今回のキャンプ場選びはスタートしていたのだ。
つまりは、メインイベント。
何気に私自身も人生初体験。
結構、楽しめた。


そして、実父出身地である清水(今は静岡市)まで足を伸ばした。
目的は、海水浴。行ったのは、「三保真崎海水浴場」。
あいにく自慢の富士山は霞で全く見えなかったが、夏の雰囲気を満喫することが出来た。
そして、幼少期に清見寺から見た清水港を逆側から眺めるのは非常に感慨深かった。

夏らしい景色をみつけシャッターに納める。
今年は天気がずっとぐずついているが、初めての夏感覚を満喫!


清水のマックスバリューでBBQ食材を購入し、キャンプ場に戻ったのが16:30くらい。
いそいで、ニジマスの掴み取りを申し込む。
娘はかなり夢中!「釣るより楽しい!!」そうである。


温泉は近隣の「朝霧高原グリーンパーク」を目差す。
が、またまたナビに騙される。車は施設の裏側へと侵入していき、いつの間にか非舗装路へ!!
樹木が低く垂れ込め、明らかにナビの誘導ミスであることは分かったが、進むほどに悪くなっていくダートにやがて夢中になってゆく。
そう、ランドクルーザーの本領発揮だ!!
樹木が車体にぶつかるが、傷なんて気にせず疾走。湧き上がるアドレナリン。


そして、遂に行き止まりになるとそこにはこのような釣り橋が・・・。
標識もない観光地を密かに発見したようで、なんか得した気分。
で、肝心のグリーンパークの温泉には結局は入れなかった。
なんと営業が18:00までだというのだ。到着したのが17:40。20分であわただしく出てくるのもばかばかしい。
ナビに騙されたせいだが、まあ仕方がない。
この日はキャンプ場の風呂に入ったのだが、これはこれで結構風情があってよかった。
なにより、清潔だったのがいい。



夜は、BBQ。トウモロコシも美味かったが、特に「シマダヤ 富士宮焼きそば」が激ウマだった!!
お試しあれ!!

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